風疹の原因と症状や治療法!ワクチンは効果的か?

風疹の原因と症状や治療法!ワクチンは効果的か?

風疹の症状と麻疹との違いは?

風疹は子どもの病気。

そんなイメージを未だに持っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、大流行の時には、患者の多くが20~40代の大人だったことから、もはや子どもだけがかかる病気という認識は捨てた方がよいと言えます。

また、「風疹っていう病名は聞いたことはあるけれど・・どんな病気なのかはいまいちよくわからない」

このような方もまだまだ多いと思います。

そこで今回は、風疹について調べてみました。

風疹原因症状治療法はもちろんのこと、ワクチンの有効性についても掲載していますので、大人の方に是非お読み頂けたらと思います。


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風疹とは?

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風疹とは、風疹ウイルスに感染することで発症する感染症です。

予防接種によって発症を防ぐことができる病気のため、アメリカでは公費によるワクチン接種の体制を整えたことで、2004年には排除宣言を出すに至っていますが、日本では2013年に大流行を起こしてします。

その背景には、ワクチン接種による副反応が問題となり、1994年の法改正によってワクチン接種が義務から推奨に転換されたことが大きいと言われています。

この時にワクチン接種をしなかった方が、大人になって次々と感染をして大流行に繋がったと言われています。

なお、以前までは風疹は季節的に春から初夏に掛けて流行しやすいと言われていますが、冬に流行したケースもあることから、季節による流行の有無は考えない方がよいでしょう。

 

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風疹の症状

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風疹は、風疹ウイルスに感染後、14~21日という比較的長い潜伏期間を経て発症します。

発症すると、発熱と同時に赤い発疹が全身に現れますが、通常は3~5日で消失します。

このような症状は、麻疹とよく似ているため、風疹は「三日ばしか」と呼ばれることがあります。

また、上記の症状の他に、耳の後ろや後頭部リンパ節が腫れて痛んだり、目の充血や関節痛が見られることもあります。

なお、風疹に感染した場合、子どもは軽症で済む場合が多いですが、大人は重症化するケースが多いと言われています。

風疹は合併症を起こしやすく、脳炎や骨髄炎、肝機能障害、溶血性貧血などの他に、血液中の血小板が少なくなり出血すると血が止まらなくなる、血小板減少性紫斑病を発症することもあります。

血小板減少性紫斑病は、風疹に感染した方のうち3,000人に1人の割合で起こると言われています。

さらに、妊娠中の女性が風疹に感染すると、20%の確率で胎児にも感染すると言われ、生まれてきた赤ちゃんが「先天性風疹症候群」を発症すると言われています。

先天性風疹症候群になると、心疾患や難聴、白内障や緑内障、小頭症、精神や体の発達遅延などが症状として現れることから、妊娠を希望する女性やその家族などは風疹にかからないように細心の注意を払う必要があります。

 

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風疹の原因

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風疹は、トガ科ルビウイルス群に分類される風疹ウイルスに感染することで発症します。

風疹は、飛沫(咳やくしゃみ)に巻き散ったウイルスを吸い込んでしまったり、風疹ウイルスが含まれる唾液が付着したタオルを共有したり、ドアノブなどに触れることで感染してしまいます。

風疹は発疹が出て初めて感染していることに気付く方が殆どですが、発疹の出る2~3日前から発疹が出てから5日後くらいまでは、感染する力を持っていると言われています。

そのため、自分が感染していることに気付かず、知らない間に周囲に感染を広げている場合があります。

特に最近は、20~40代の男性への感染が増えており、国の調査によると30代男性では16~27%、40代では14~19%の方が、免疫を持っていなかったことがわかっています。


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感染力は麻疹や水ぼうそうよりも弱いと言われていますが、重篤な合併症を引き起こす恐れがあることから、風疹が疑われる場合は会社や学校、幼稚園などへ行くのを止めて、すぐに病院へかかるようにしましょう。

なお、風疹は人から人にしか感染しません。

風疹の治療方法

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現時点では、風疹に対する有効な治療法は確立されていません。

そのため、風疹の治療は基本的には対処療法となります。

対処療法とは、現れる症状に対して行われる治療のことをいい、高熱や関節痛には解熱鎮痛剤、発疹やかゆみには抗ヒスタミン薬のように、あくまでも症状をやわらげる治療を行うのみとなります。

風疹は、三日ばしかと呼ばれるように、症状が3~5日のうちに改善していくため、自然治癒でも十分に対応できるとされています。

自宅で安静に過ごすことが、一番の薬と言えそうです。

ただし、高熱が長く続くなど、おかしいと思う症状がある場合は合併症を引き起こしている可能性もありますので、すみやかに病院へ行くようにして下さい。

なお、子どもが風疹に感染した場合は、学校保健法により発疹が消えるまでは登校禁止となっています。

幼稚園や保育園でも同様ですので、発疹があるうちに学校や幼稚園などに通わないように注意しましょう。

 

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風疹の予防方法!ワクチンは効果的か?

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風疹は、有効な治療法がないことから、合併症による後遺症や死亡をなくすためには、感染を防ぐことが最もよい方法と言えます。

特に、昭和37~54年生まれの男性と、昭和54年~平成7年生まれの男女は、予防接種が義務ではなかったことから、感染者が多いと言われています。

現在、風疹は麻疹と合わせたMRワクチンが広く使用されており、風疹よりも症状が重い麻疹を予防するためにも、該当する方は予防接種を受けるようにしましょう。

また、妊娠を希望する女性で、過去に風疹にかかったことがない場合や、予防接種を受けていない場合は予防接種によって免疫を獲得することがとても大切です。

その場合、すぐに妊娠をしてしまう胎児に感染する危険があるため、2ヶ月は避妊をするようにして下さい。

さらに、胎児の風疹感染は女性だけが気を付けていればよいわけではありません。

先述した通り、現在20~40代の男性は免疫を持っていない方も多いことから、周囲に感染者がいると感染してしまうケースも十分に考えられます。

そのため、女性同様に男性もきちんと予防接種を受け、免疫を獲得しておくことが大切になります。

風疹と麻疹の違いは?

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風疹は、麻疹とよく症状が似ており、特に初期は見分けがつきにくいと言われています。

しかし、麻疹の場合は特有の症状である「コプリック斑」が頬の内側(口の中)に見られるため、コプリック斑があるかないかで、麻疹と風疹を見分けることができると言われています。

また、発疹も風疹は赤く細かいブツブツが全身に広がるのに対し、麻疹は発疹同士がくっついて大きくなることがあります。

さらに、耳の裏や首のリンパ節が腫れて痛むのは風疹ならではの特徴で、大人が感染すると高い熱が出ることもありますが、子どもの場合は発熱がなく発疹の症状だけがあるケースも見受けられますが、麻疹の場合は多くが高熱を出し、一旦下がった後に再び熱が上がるという特徴があります。

※コプリック斑・・周囲が赤く中心が白~灰色の発疹

 

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風疹の原因と症状や治療法!ワクチンは効果的か?のまとめ

風疹は子どもだけの病気ではありません。

むしろ、妊娠を望む女性やそのパートナーの男性が、きちんと予防接種を受け、免疫を獲得しておくことが大切になります。

なお、妊娠してから風疹の免疫がないことに気付いた場合は、できるだけ人ごみを避けるようにし、外出の際はマスクを着用して、帰宅後はうがい・手洗いを徹底するようにしましょう。


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