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皮膚の痒みの原因とかゆみを抑える対処法!病気の可能性は?

皮膚が痒い場合の対処法と解消法!

痛みに比べて、軽く見られがちな“皮膚の痒み

しかし、たかが痒みと侮ってはいけません。

体に痒いところがあると、気になって勉強や仕事が捗らなくなるだけではなく、イライラが募ったり、睡眠不足に陥って体調を崩すなど様々な悪影響があります。

また、痒いとついポリポリと掻いてしまう方がほとんどだと思いますが、あたりまえのように「痒みに対して掻く」という対処法は、果たして本当に合っているのでしょうか。

そこで今回は、皮膚の痒みの原因や対処法をご紹介したいと思います。

また、一見皮膚の痒みとは無関係に思えるかも知れませんが、皮膚の痒みが症状として現れる病気もあることから、たかが皮膚の痒みと軽視できない側面もあり、その点についても重ねてご紹介したいと思います。

皮膚が痒くなるのはなぜ?その原因は?

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皮膚の痒みを引き起こす原因として、最も多いのが乾燥です。

特に冬の時期は空気が乾燥しやすくなるため、腕や足の皮膚表面が乾燥して、白く粉を吹いたりするのと同時に、痒みを襲われることが多くなります。

乾燥によって皮膚のバリア機能を弱まると、ホコリなどが外部から皮膚に付着しやすくなり、それが刺激となって痒みが起こりますが、痒みによって患部をかきむしることで、手に付いた細菌などが入り込み、炎症を起こしてさらに痒みを悪化させてしまいます。

なお、皮膚の乾燥は外的な要因だけではなく、加齢に伴い肌の潤いが失われたりホルモンの分泌の低下によっても、皮膚が乾燥しやすくなることから痒みが起こる場合があります。

皮膚のかゆみがあり湿疹や赤みが出る場合の原因は?

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皮膚の痒みだけではなく、湿疹や赤みがある場合には、次のような原因が考えられます。

①アレルギー

花粉やハウスダストなどのアレルギー疾患を持っている場合は、アレルゲンが体内に入ると鼻水やくしゃみ、目の充血などの症状の他に、皮膚が痒くなることがあります。

なお、アレルギーは植物や食品だけではなく、身の周りの様々なものが原因となることがあります。

また、今までは大丈夫でも、急にアレルギー反応を示すこともあるため、皮膚の痒みや湿疹などが頻繁に繰り返される時は、アレルギーを疑って周囲にあるものに注意を払うようにして下さい。

②虫さされ

蚊やノミ、ダニなどの害虫に刺されると、そこから毒性の物質が体内に入り、痒みや湿疹を引き起こすことがあります。

③あせも

あせもは、汗の出る汗腺の出口が詰まることで、汗が溜まって炎症が起こるものを言います。

皮膚の痒みとともにブツブツとした赤い湿疹が出るのが一般的です。

あせもは比較的、汗を大量にかく夏に多い症状ですが、最近は気密性の高い家や服によって、冬でもあせもに悩む方が増えているようです。

④じんましん

アレルギーと同じく、食品などが原因で皮膚に地図のような腫れと強い痒みを引き起こします。

大抵は数分~数時間で消失してしまいますが、じんましんはストレスによっても引き起こされると言われており、場合によっては何度も繰り返すこともあります。

皮膚のかゆみが伴う病気は?内臓疾患も考えられる?

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皮膚が痒い時は、皮膚そのものに何かしらの原因があると考えるのが一般的ではないでしょうか。

しかし、皮膚の痒みが症状として現れる病気、というものも存在します。

  • 糖尿病
  • 慢性腎不全
  • 肝硬変
  • 痛風
  • 多血症
  • がん

など

上記の病気と皮膚の痒みが繋がる、という方はなかなかいないと思いますが、重大な病の初期症状として皮膚の痒みが起こることは決して稀ではありません。

現実に、しつこい皮膚の痒みが気になって病院を受診したところ、病気が発見されたというケースもあるようですので、痒みがなかなか治らない時は病院で診てもらうのがよいでしょう。

皮膚が痒い時にやってはいけない事!

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皮膚に痒みがあるからといってガリガリと掻いてしまうと、掻いている時は気持ちがよくても、皮膚を傷付けてしまうだけではなく、痒みを引き起こす原因物質であるヒスタミンが刺激によって増え、さらに痒みが強くなるという悪循環に陥ってしまいます。

そのため、皮膚が痒い時は掻かないようにしましょう。

また、皮膚に痒みや湿疹があると、「汗や汚れがきちんと落ちてないのでは?」と思い、体をゴシゴシと念入りに洗ってしまう方がいらっしゃいますが、皮膚をこすって洗うと余分な皮脂だけではなく、本来は皮膚のバリア機能のために必要な皮脂までも剥がしてしまうことになります。

皮膚に十分な皮脂がないと、乾燥が進んで痒みを引き起こしやすくなるだけではなく、肌を守ろうとして過剰に皮脂が分泌されてしまい、結果としてニキビや炎症などの原因になる場合があります。

皮膚のかゆみを抑えるための対処法

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皮膚の痒みを抑える対処法には、次のようなものがあります。

①乾燥を防ぐ

保湿液を使って肌に十分な潤いを与える他に、エアコンなど空気が乾燥しやすいものは使用を控えるのも、乾燥を防ぐために有効です。

また、加湿器の使用や、濡れたタオルや洗濯物を室内に干す、水の入った鍋を置いておくなどの方法も、空気の乾燥を防いでくれます。

②洗い過ぎないように注意する

体を洗う場合は、なるべく皮膚の刺激を避けるために、ナイロンタオルではなく手で洗うようにしましょう。

また、市販のボディソープは洗浄力が強いものが多いため、肌に優しい石鹸などを選ぶのもよいでしょう。

なお、湯船に浸かる時は38度程度のぬるめのお湯にすると、皮膚への刺激が少なく、皮脂が取り除かれ過ぎるのを防ぐことができます。

③洗濯物のすすぎをしっかりとする

洗濯物に洗剤が残っていると、それが肌に付着することで痒みや湿疹を起こすことがあります。

④冷やす

痒みが強い時は、冷たく冷やしたタオルなどを痒い部分にあてると、痒みが幾分治まります。

⑤食事に気を付ける

アルコールやカフェイン、香辛料などの刺激物を摂取すると発汗作用などで皮膚が痒くなりやすくなります。

皮膚に痒みがある時はこのような食品の摂取は避け、皮膚や粘膜の修正・保護に役立つビタミン類を意識して摂るようにしましょう。

なお、ビタミン類の中でも特にビタミンAとビタミンCは、多く摂取しておきたい成分となっています。

皮膚のかゆみに効果的な市販薬!

皮膚の痒みが治まらない時は、市販薬を使うのもよいでしょう、

ここでは、皮膚の痒みに効果的な市販薬をご紹介したいと思います。

オイラックスA

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痒みやかぶれに優れた成分を5種類配合しています。

参考URL: https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/eurax_a/

タウロミン

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生薬配合の飲み薬で、皮膚の痒みや湿疹、じんましん、皮膚炎などに効果があります。

参考URL: https://hc.kowa.co.jp/otc/13437

ユースキンI(アイ)ローション

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非ステロイドなので、ステロイドが配合されていない市販薬を探している方におすすめです。

参考URL: https://www.yuskin.co.jp/products/series/series_02.html

まとめ

皮膚が痒いと感じることは、日常的によくある症状と言えます。

そのため、皮膚が痒いくらいで病院へ行こうと思う方はあまりいないのではないかと思います。

しかし、皮膚に痒みがあった時、今回ご紹介した対処法や改善法などを試してみて、それで痒みが治まれば問題はないかも知れませんが、痒みが治まらない場合は内臓疾患の可能性も考えられます。

一概には言えませんが、内臓疾患が原因の皮膚の痒みの場合、通常、市販薬などに配合されている痒みを抑える成分である抗ヒスタミン薬が効かない、という特徴があるそうです。

市販薬を使っても痒みが治まらない時は、早めに病院を受診するようにしましょう。

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