禁酒のやり方と効果やメリット!
仕事帰りの一杯のために頑張っているという人や、自宅で缶ビールをぷしっと開けた瞬間「今日も一日頑張った~!」とプライベートタイムのスイッチが入るという人は多いのではないでしょうか。
また、親睦を深める時などにも、会社でよく飲み会が開かれますよね。
このように、私達の日常にあたりまえのように存在しているアルコール。
適度に適量を飲む分にはいいですが、飲み始めると大量に飲まないと飲んだ気がしないという人や、毎日必ず飲酒してしまうという人は注意が必要です。
アルコールの飲みすぎは健康を害することは、誰もが知るところ。
でも、それがわかっているのに飲みすぎをセーブできないのは、とても切実な問題と言えるでしょう。
そのため、「自分は明らかに飲みすぎている」と思ったら禁酒をすることが大切です。
しかし、禁酒は思っている以上に根気や努力が必要なもの。
そこで今回は禁酒の効果とともに、メリットやデメリットも併せてご紹介したいと思いますので、今一度禁酒の必要性を考えて頂けたらと思います。
禁酒の効果と5つのメリット
1.二日酔いにならない
アルコールが体内に入らなければ、アセドアルデヒドが作られることはないため、二日酔いになる心配がありません。
爽やかな目覚め、気持ちのよい朝を迎えることができます。
2.健康によい
アルコールの摂り過ぎは様々な病気の発症原因になることがわかっています。
3.お金が貯まる
今までお酒に使っていた分がそのまま貯蓄に回れば、預金通帳が潤いますよね。
また、一年で仮に200,000円貯められるとしたら、海外への旅行や家電など、大きな買い物もできそうです。
4.痩せられる
アルコールには糖質が多く含まれているものもありますし、またおつまみを一緒に食べる場合が多いため、太りやすくなります。
しかし、禁酒によってアルコールを摂らなくなることで摂取カロリーが減るため、ダイエット効果が期待できます。
5.お酒が美味しく感じる
禁酒をすると、それまで何となく飲んでいたお酒の味がわかるようになり、お酒を美味しく飲めるようになるというメリットがあります。
禁酒が結果的には、お酒の味を倍増してくれるなんて嬉しいことですよね。
アルコールを飲むことのデメリットは?
アルコールを飲みすぎた翌日は、ひどい頭痛や吐き気などに悩まされることがあります。
いわゆる二日酔いの状態ですが、これはアルコールが体内で代謝される際に発生するアセドアルデヒドという中間代謝物質が増えるからです。
アセドアルデヒドは毒性が高いため、上記のような二日酔いの症状が現れてしまいます。
また、アルコールを大量に摂取し続けると、病気になりやすくなることもわかっています。
特にアルコールの解毒や代謝に必要な腎臓や肝臓は疲弊し、機能不全に陥る恐れがありますし、認知症やガンなどの病気の発症率を高める危険があると言われています。
さらに、お酒を買うにはお金が掛かります。
缶ビール一本200円だとしてそれを毎日3本飲んだとしたら、一日で600円。
一ヶ月だと18,000円、一年だと216,000円にもなります。
ちなみに禁酒することのデメリットは?
1.ストレスの発散ができなくなる
お酒を飲むことで嫌な気持ちを忘れ、ストレスを発散させている方にとって、禁酒はストレスのはけ口がなくなることに繋がります。
そのため、禁酒をすることでストレスが増幅し、そのストレスを解消するために強くお酒が飲みたい!と思うようになってしまいます。
2.人間関係が悪くなることも
日本の会社は飲み会によって人間関係を構築する部分が強いことから、禁酒をすることでその場の雰囲気を壊したり、上司からの誘いを断るなどして、それまで円滑にいっていた関係が悪くなることがあります。
禁酒のやり方
今日からお酒を止める!と心に誓っても、毎日のように飲んでいたお酒をいきなりスパッと止められる方はとても少ないと思います。
では、禁酒をする時にはどのような方法で行うのがよいのでしょうか。
1.趣味を見つける
お酒に変わるストレス発散方法や楽しみを見つけましょう。
夢中になることがあると、案外お酒のことを忘れて没頭することができます。
2.お酒を飲まない人と行動する
お酒を飲む人と一緒にいると「一杯くらい付き合って」と誘惑されることも多いですが、お酒を飲まない人であればその心配はありません。
禁酒するときのポイントと注意点
禁酒を始める時は、いきなり1ヶ月禁酒!のように、目標を高く掲げすぎないことが大切です。
禁酒をする時にお勧めなのが「今日一日飲まない」と決めること。
1ヶ月禁酒と言われたら、1ヶ月もお酒が飲めないのか・・と思いますが、今日だけを言われたらできそうな気がしませんか?
そして、一日禁酒できたら次の日もまた「今日一日飲まない」と目標を立てるのです。
こうすることで、お酒を飲まない日を一日ずつ積み上げていく方が、結果として「一ヶ月禁酒ができた!」に繋がりやすいと言われています。
なかなか禁酒出来ない時の対処法
なかなか禁酒ができない時は、次のようなポイントを改めて考え直してみましょう。
1.自分が禁酒を決断した理由
会社での人間関係、家族などの身内に対する罪悪感など禁酒を決心するに至った理由を再度考えてみましょう。
2.お酒の毒性を知る
お酒は体に悪いという漠然としたイメージではなく、具体的にどのような病気を発症しやすくなるのか、お酒を飲み続けることのリスクをきちんと知ることで、禁酒への意識が高まります。
3.もうお酒が飲めないではなく、飲まなくて済むという意識に変える
禁酒をすると大好きなお酒が飲めなくなるんだよな・・という気持ちでいる限りは、なかなか禁酒は成功しません。
お酒によって自分の立場や体がどのような被害を受けているか、それをしっかりと知ることで、禁酒によって自分の人生がどのように変わるかが見えてくるでしょう。
禁酒がおすすめな人は?
“酒は百薬の長“”という言葉もある通り、適量を飲むのはよいと昔から言われています。
実際、お酒を飲む人の多くは「少量なら問題はない」と思っているのではないでしょうか。
さらに、お酒には中毒性があり、依存しやすいものというのは誰もが知るところですが、これに関しても「自分はすぐに辞められるから大丈夫」だと思っている方が殆どだと思います。
しかし、お酒を日常的に飲んでいる方がいざ禁酒をしようとしても、なかなか上手くいきません。
なぜなら、最初はお酒が美味しいと思って飲んでいたはずでも、いつの間にかお酒を飲むこと自体が習慣化してしまっているからです。
お酒を飲まないと何となく落ち着かない、そう言えば今日は嫌なことがあったからストレスを感じていた、だからきっとそれが理由だ・・。
このような気持ちで、結局はお酒を飲んでしまうのですが、その状態こそ、すでにアルコール依存症になっている可能性があるのです。
そのため、毎日何となくお酒を飲んでしまうという方は、アルコール依存症を疑って禁酒を意識してみる必要があります。
まとめ
毎日のようにお酒を飲んでいた方の中で、禁酒に成功した後に「禁酒なんてしなければよかった」と言っているのを聞いたことがありません。
それは、禁酒によって自身の人生が大きく変わり、何よりその変化を本人が強く望んでいたことの現れでしょう。
今、何となくお酒を毎日飲んでしまうのが気になっている方は、まずは今日一日、お酒を飲むのを止めてみませんか?
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