生理痛を和らげる効果のある食べ物や飲み物の特徴と栄養素!
生理の時は気持ちが憂鬱になったり沈んだりと、何かと暗くなりがちですよね。
そこに下腹部痛や頭痛、腰痛など、生理痛が重なるとさらに気分が滅入ってしまうもの。
仕事に向かうのも一苦労、という方も多いのではないでしょうか。
このような症状はホルモンバランスの崩れが原因と言われていますが、女性である以上しかたのないこと・・と思いながらも、毎月のこととなるとなかなか気長に構えることもできませんよね。
少しでも楽にしたいというのは、生理痛に悩む女性なら誰でも願うことではないでしょうか。
そこで今回は、生理痛に効果のある食べ物や飲み物をご紹介したいと思います。
生理痛の緩和に食べ物や飲み物が関係あるの?と思うかも知れませんが、脂っこいものを食べ過ぎたらニキビが出たり、冷たい飲み物を摂り過ぎるとお腹が緩くなるように、体調と食はとても結び付きの強いもの。
生理痛も、摂取することで悪化させてしまうものがある一方で、症状を改善してくれる効果がある栄養素もあるんですよ。
生理痛に効果のある食べ物や食品・食材おすすめ15選!
生理痛がひどい時は、食欲も低下して何も食べたくない・・という気持ちになりがちですが、痛みをやわらげてくれる作用のある食べ物だったらちょっと頑張って口にしてみようかな、と思いませんか?
ここでは、生理痛に効果のある食べ物をご紹介したいと思います。
豆腐
豆腐には、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンが含まれているため、生理痛の緩和に効果があると言われています。
ただし、冷奴など冷たい状態で食べると体を冷やしますので、湯豆腐など温かくして食べるのがよいでしょう。
納豆
なお、大豆イソフラボンを摂り過ぎても女性ホルモンのバランスを崩してしまう恐れがあるため、過剰摂取にならないように気を付けて下さい。
アーモンド
アーモンドは、天然のサプリメントと言われるほど栄養が豊富に含まれる食品です。
血液をサラサラにして巡りを促す働きのあるビタミンEやオレイン酸(不飽和脂肪酸)を始めとして、カルシウム、マグネシウム、鉄分が含まれているので、生理痛の緩和に役立つと言われています。
アボカド
森のバターと称されるアボカドも、栄養が数多く含まれている優秀な食品。
中でも、血行促進作用のあるビタミンEと不飽和脂肪酸が多く含まれていることから、血液の巡りを改善し生理痛をやわらげてくれると言われています。
青魚
イワシやサバ、さんまといった青魚には、子宮の収縮を緩和する働きのあるDHAやEPAが多く含まれています。
えごま油
α-リノレン酸は体内でDHAやEPAに変換されることから、青魚はちょっと苦手‥という方はえごま油を摂取してみましょう。
なお、えごま油は加熱や酸化に弱いため、摂取する時はサラダなどにかけてそのまま摂るようにし、開封後はできるだけ早く食べ切るようにしましょう。
れんこん
れんこんには、カルシウムやビタミンCが多く含まれており、体の冷えをとる作用があるとして昔から体調管理に食されてきました。
食物繊維も豊富なので、生理中便秘になりやすいという方にもお勧めです。
にんじん
にんじんはビタミンやミネラルが豊富で、漢方では内臓を温める作用があると言われています。
また、カルシウムや鉄分も多く含まれていることから、貧血予防にもよいと言われています。
グレープフルーツ
グレープフルーツに含まれるクエン酸には、血液をサラサラにして血行を促進し、冷えを改善する作用があると言われています。
また、グレープフルーツの独特の香りには、リラックスを促す働きがあることから、生理中のイライラを抑える効果が期待できます。
にんにく
にんにくに含まれるアリシン(硫化アリル)には、血行を促進して体の冷えを改善する働きがあると言われています。
また、にんにくにはカルシウムやマグネシウム、鉄分などのミネラルも含まれているので、生理痛を緩和する作用があると言われています。
しょうが
しょうがに含まれるジンゲロールという成分は、加熱することでショウガオールという成分に代わり、血行を促進して冷えを改善する働きがあると言われています。
パセリ
パセリに含まれるホウ素は、エストロゲンに似た働きをすることから、生理痛の改善に役立つと言われています。
また、パセリにはカルシウムや鉄分を始め、便秘解消効果が期待できる食物繊維や、むくみの改善に役立つカリウムも含まれています。
レバー
生理中は血液とともに大量の鉄分が失われるため、貧血になりやすくなります。
貧血を改善することは生理痛の改善にも繋がりますので、積極的に鉄分を摂取するようにしましょう。
ごま
ごまには、カルシウム、マグネシウム、ビタミンEが多く含まれるため、毎日適量を意識して摂取するのがよいでしょう。
ひじき
貧血気味の方は特に、生理中以外の時も積極的に摂取するようにしましょう。
生理痛に効果のある飲み物おすすめ5選!
生理痛がひどくて食べ物はどうしても受け付けない・・という時は、生理痛に効果のある飲み物を摂取してみてはいかがでしょうか。
豆乳
大豆から作られる豆乳にも、大豆イソフラボンがたくさん含まれています。
飲み過ぎには注意しながらも、意識して摂ってみましょう。
カモミールティー
血行を促進して冷えを改善する作用の他、ホルモンバランスを整えて生理痛の不快な症状を鎮める働きがあると言われています。
ココア
ココアにはマグネシウムや食物繊維が含まれており、生理痛の緩和に効果があると言われています。
ただし、ココアにはカフェインも含まれており、カフェインは体を冷やして生理痛を悪化させると言われているので、摂り過ぎないようにしましょう。
野菜スープ
根菜類は体を温める作用があると言われているので、じゃがいもやにんじんなどの野菜スープもお勧めです。
スープだけを飲んでもよいですが、できれば野菜自体も摂取したいので、可能であればすりおろしたものを使うと飲みやすいですよ。
ルイボスティー
ルイボスティーにはカリウムが多く含まれているため、体内に溜まった余分な水分が排出されることで血行が促進し、冷えを解消する働きがあると言われています。
生理痛に効果のある食べ物や飲み物を選ぶ時のポイント!
生理痛を引き起こす原因は、プロスタグランジンというホルモンです。
プロスタグランジンの作用は様々にありますが、女性において特に重要と言えるのが月経時の経血の排出。
妊娠に至らなかった場合、厚くなった子宮内膜は経血として排出されますが、その際子宮の収縮を促す役割を果たすのがプロスタグランジンです。
また、プロスタグランジンには痛みを感じやすくさせる働きもあるため、下腹部痛はもちろんのこと、頭痛や腰痛、吐き気といった生理痛の症状を引き起こすと言われています。
このため、生理痛を緩和するためには、プロスタグランジンの分泌量を増やさないようにする必要があります。
冷えや血行不良によって経血の排出が上手く行かないと、より子宮を収縮させるためにプロスタグランジンの分泌量が増えます。
つまり、生理痛に効果のある食べ物や飲み物を選ぶ時には、冷えや血行不良を改善する働きのあるものを摂ることが大切になります。
生理痛に効果のある栄養素や食べ物や飲み物の特徴
生理痛に効果のある食べ物や飲み物に含まれる栄養素には、次のようなものがあります。
<ホルモンバランスを整える>
・大豆イソフラボン
<血行を促進>
・ビタミンE
・クエン酸
・アリシン
<子宮の収縮を緩和する>
・DHAやEPA
・マグネシウム
また、最近はカルシウムにプロスタグランジンの過剰分泌を抑える働きがあることがわかっています。
まとめ
生理痛を改善するには、女性に多い冷えや血行不良を改善することが必要と言えます。
今回ご紹介した食べ物や飲み物は、生理中はもちろんのこと普段から意識して摂取をすることが大切でしょう。
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