花粉症に効果のある食べ物や飲み物の特徴と栄養素!
寒い冬が終わり、空から降り注ぐ陽気がきらきらと眩しく感じ始める春は、「今まで自宅に閉じこもっていた分、思いっ切り遊ぶぞー!」と気持ちがウキウキとする季節ですよね。
しかし、そうも言っていられない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
冬が終わって春が来るとなると、温かい日差しとともにやってくるのが・・花粉。
その花粉を吸いこんでしまうことで、くしゃみや目のかゆみ、鼻水鼻づまりといった不快な症状を引き起こす花粉症に悩まされる方が増えています。
花粉症は一度発症してしまうと、年々ひどくなってしまう方が多いようで、中には睡眠不足や体調の悪化など深刻な事態を招いてしまうことも。
それだけに、症状の悪化を防ぐことはもちろんのこと、花粉症を発症しないように予防することも大切ですよね。
そこで今回は、花粉症に効果のある栄養素を含んだ食べ物や飲み物をご紹介したいと思います。
近年は花粉症の発症を抑える薬などが登場していますが、基本は体質改善が必要と言われています。
そして、体質改善の肝はやはり食生活ではないでしょうか。
そのため、花粉症に効果のある食べ物や飲み物を知っておくことは、とても有意義ではないかと思います。
花粉症に効果のある食べ物や食品・食材おすすめ15選!
ここでは、花粉症に効果のある食べ物をご紹介したいと思います。
しそ
しそに含まれるα-リノレン酸にはアレルギー症状を抑制する働きがあると言われています。
また、α-リノレン酸は体内でEPAやDHAの合成に使われることから、免疫力を上げる効果が期待できます。
しそは一般的に青いもの(大葉)を指しますが、赤しそならポリフェノールも含まれているため、花粉症対策として摂る場合はよりよいと言われています。
青魚
さんまやさば、いわしなどの青魚にはEPAやDHAが多く含まれていることから、花粉症に効果があると言われています。
えごま油
α-リノレン酸を毎日手軽に摂りたい場合は、えごま油がお勧めです。
えごま油は、しそによく似たえごまの種子から抽出される油で、α-リノレン酸を豊富に含んでいます。
なお、えごま油は加熱や酸化に弱いため、サラダにかけたり味噌汁に入れるなどしてそのまま摂取するのがよいでしょう。
一日小さじ一杯程度が目安となります。
きのこ
きのこは、ビタミンの中でもビタミンB群やビタミンDが豊富に含まれているものが多く、さらに腸内環境を整えてくれる食物繊維が多いことから、免疫力を高めてくれる効果が期待できます。
ふき
ふきに含まれるフキノール酸やクロロゲン酸といったポリフェノールには、強い抗酸化力があり細胞の酸化を防いで新陳代謝を活発にする働きがあると言われています。
また、ビタミンAやビタミンB群、ビタミンEといったビタミン類も多く含まれています。
たまねぎ
たまねぎの皮に多く含まれているケルセチンというポリフェノールには、アレルギーの症状を抑える働きがあると言われています。
また、花粉症の症状の発症原因であるヒスタミンを抑える働きのあるネオスルフィネートや、腸内の善玉菌のエサとなるオリゴ糖も含まれています。
ヨーグルト
ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内の善玉菌を増やして、免疫機能の正常化や免疫力のアップ効果が期待できると言われています。
れんこん
れんこんにはレモン果汁に匹敵するほど多くのビタミンCが含まれており、このビタミンCは加熱しても失われることがありません。
ビタミンCには皮膚や粘膜を強化する働きがあることから、体外から侵入する花粉をブロックし症状を出にくくする効果が期待できます。
また、れんこんにはムチンという成分も含まれていますが、ムチンは人の粘膜に元からある成分のため、摂取によって補強することが可能になります。
さらに食物繊維も豊富のため、免疫力を上げる効果が期待できると言われています。
ブロッコリースプラウト
つまりブロッコリースプラウトはブロッコリーになる前の芽のことを言います。
このブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンという成分に、花粉症の指標となる好酸球やIgEの産生を抑制する効果があると言われています。
ブロッコリー
ブロッコリースプラウトが手に入らない時は、ブロッコリーでも構いません。
スルフォラファンの量は少なくなってしまいますが、β-カロテンやビタミンC、食物繊維などが多く含まれています。
ブロッコリーがない時はカリフラワーでもよいでしょう。
大根
大根にはビタミンCやビタミンAを始め、食物繊維、抗炎症作用のあるイソチアシアネートなどが含まれており、花粉症の症状を抑え、免疫力を上げる効果があると言われています。
なお、これらの栄養素を効率よく摂取するには、加熱調理はせず生のまま食べるのがよいでしょう。
にんにく
にんにく特有の成分であるS-アリルシステインには免疫機能の正常化やIgEの産生の抑制など、アレルギーを抑える働きがあると言われています。
りんご
りんごに多く含まれているペクチンには、アレルギー症状の原因と言われるヒスタミンを低下させる働きがあると言われて追います。
また、ビタミンCも多いので抗酸化作用により免疫力のアップに繋がると言われています。
ただし、しらかばによる花粉症の方の場合、しらかばとりんごのアミノ酸配列が似ているため、アレルギー症状を引き起こすことがあるので摂取は控えた方がよいでしょう。
にら
にらはねぎやにんにくと同じ仲間で、硫化アリルという成分を含んでいます。
硫化アリルには血行促進効果によって新陳代謝を上げ、免疫力を活性化する効果があると言われています。
チョコレート
チョコレートには、抗酸化作用のあるカカオポリフェノールや、ヒスタミン抑制作用のあるテオブロミンという成分が含まれています。
ただし、大量の砂糖や脂肪分が使われているものは、食べ過ぎると逆に免疫力を下げる恐れがあるため、適量を食べるのがよいでしょう。
花粉症に効果のある飲み物おすすめ5選!
花粉症に効果のある食べ物と花粉症に効果のある飲み物を摂れば、最強の花粉症対策になる・・かも!?
緑茶
緑茶にはポリフェノールの一種であるカテキンが多く含まれています。
中でも、べにふうきと言う品種にはヒスタミンの放出を抑える作用があると言われています。
しそジュース
赤しそに含まれるポリフェノールを効率よく摂取したいなら、ジュースがお勧めです。
甜茶
中国では漢方薬として飲まれているテンヨウケンコウシの葉を煎じた甜茶は、アレルギーを抑える効果があると言われています。
ルイボスティー
ルイボスティーには活性酸素を除去するスーパーオキシドジムスターゼという成分が含まれており、強力なデトックス作用でアレルギー症状を改善する効果があると言われています。
はとむぎ茶
はとむぎ茶には、ヒスタミンの産生を抑制する働きがあることから花粉症の改善に役立つと言われています。
花粉症に効果のある食べ物や飲み物を選ぶ時のポイント!
4人に1人が花粉症とも言われ、中には乳幼児の時に発症してしまうこともあるそうです。
しかしその一方で、花粉を吸いこんでも花粉症にならない人もいますよね。
花粉症は、体内に備わっている免疫機能が過剰に働いてしまうことで起こると言われており、通常であればウイルスや細菌など体を害するものに対して反応するものなのですが、花粉に対して抗体ができてしまうと以降は侵入させまいとして、くしゃみや鼻水、涙で洗い流すなどの防御作用が働いてしまいます。
そのため、免疫機能が正常に働くように戻すことや免疫力自体を上げることが大切になり、そのような食べ物や飲み物を選ぶことが必要になります。
花粉症に効果のある栄養素や食べ物や飲み物の特徴
花粉症を改善するには、免疫力を上げることが大切だということがわかりましたが、それでは免疫力を上げるためには具体的にどのような栄養素が含まれた食べ物や飲み物を摂るのがよいのでしょうか。
免疫力を上げてくれる栄養素には、次のようなものがあると言われています。
・ポリフェノール
・乳酸菌
・EPA、DHA
・ビタミンやミネラル
ポリフェノールは、赤ワインブームを切っ掛けにその存在を知った方も多いと思いますが、植物特有の色素、苦味などを持つ化合物の総称を言い、主に抗酸化作用が高いとして知られています。
抗酸化とは、老化の原因の一つと言われている酸化を防ぐ働きのことを言い、細胞を活性化することで免疫力を上げる効果が期待できると言われています。
また、腸内細菌は人の免疫機能に大きく関わっていることがわかっており、腸内の善玉菌を増やす働きのある乳酸菌も、免疫力をアップする効果があると言われています。
さらに、青魚に多く含まれているEPAやDHAにも、免疫力を上げる作用があると言われています。
まとめ
つらい花粉症の症状を少しでも改善するには、毎日の食生活の見直しから始めてみましょう。
ビタミンやミネラルなど栄養バランスを整え、腸内環境を改善するように努めることが大切です。
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