湿気をコントロールする!下駄箱のカビを予防する方法は?
下駄箱は掃除頻度で考えると少ない箇所となってしまいますが、放置しすぎると嫌な臭いが発生して、カビが出るようになってしまいます。
そこで、今回は下駄箱の掃除方法や湿気をコントロールしてカビを予防する方法並びにカビが発生してしまっても簡単に殺菌して再発を予防する方法についてまとめていきます。
下駄箱のカビの原因は?
それは、湿気・温度・酸素・栄養素となります。
栄養素と記載するとわかりにくいですが、要するにカビにとっての養分となるタンパク質の事です。
靴に付着した皮脂汚れなどが放置され続けるとカビの養分となって下駄箱が一気にカビだらけになってしまいます。
酸素もカビの繁殖の要因ではありますが、酸素の量を減らすなんてことはなかなかできませんので、原因ではあるけれど対応すべき部分では無いでしょう。
詳しくは後述しますが、カビを予防する場合は湿気対策と温度対策と栄養素対策をすることが大切となってきます。
用意しておきたい道具一覧!
- 除菌スプレー
- エタノール
- 小さいほうき
- いらない布(ウェスでも可)
- 新聞紙
- 湿気対策用品(重曹など)
- 掃除機
- 扇風機
といったところでしょう。
やり方は何通りもありますが、下駄箱を掃除するときはここで紹介した用具があればほとんど問題なくこなせるでしょう。
カビをとる方法は?
すでにカビが発生している下駄箱での対策についてお話しします。
目に見えるレベルでカビが発生している場合は殺菌や除菌が必要です。
まず除菌のやり方をまとめます。
エタノールやゴム手袋、そしてティッシュを用意してください。
その後は無水エタノールならエタノールが2で水が8の割合で薄めて、消毒用エタノールはそのまま用いましょう。
そうして用意した消毒液をティッシュに染み込ませてカビが生えている場所を擦るだけです。
ある程度肌が強い人ならば問題なく素手で作業できますが、皮膚が弱い人は肌荒れの原因となりますので、ゴム手袋を用意した方が良いでしょう。
しつこい黒カビを落とす場合はこのエタノールだけでは通じない可能性があります。
その場合は霧吹きボトルに漂白剤を入れて黒いカビに漂白剤を吹き付けましょう。
それだけで黒いカビがほぼとれますので、後は用意した雑巾で拭きましょう。
雑巾拭きが終わったら湿気を減らすためにも扇風機を使って乾かしてください。
次に殺菌のやり方です。
目に見えるレベルのカビを除去した後は、先ほど用意したエタノールを使ってカビ対策をします。
用意したエタノールを霧吹きボトルに移し替えて広範囲に吹き付けてください。
ただし、霧吹きボトルでエタノールをばらまくとかなり臭いが残りますので、扇風機などを使って換気することも重要です。
湿気を飛ばすためにも換気をしましょう。
後は湿気対策として市販されている備長炭や重曹を使ってください。
重曹は空き瓶などの容器に入れて下駄箱の中におくと効果を発揮します。
黒いカビをとるには?
やり方は基本的に漂白剤を霧吹きボトルに入れて黒カビが発生している箇所に吹きかけ、濡れた雑巾などで拭くだけです。
あとは乾燥させるために扇風機などで風を当ててください。
湿気が高くなるのを防ぐ方法は?
この湿度対策で使えるアイテムは実かなりありますので、いくつか紹介いたします。
一つがお菓子や海苔といった食べ物を乾燥させるために入っている「乾燥剤」です。
これらの乾燥剤を使うと下駄箱の湿気対策となります。
ただし、シリカゲル以外の乾燥剤は水分を含みすぎると発火するという報告もありますので、中身をきちんと確認する必要があるでしょう。
シリカゲルは乾燥していると青色で湿気を吸うとピンク色になる性質があるので、乾燥剤の袋から取り出したほうが使い勝手は良いです。
フライパンにアルミホイルを敷いてゆっくりと中火程度で加熱すると湿気をある程度飛ばせますので再利用も可能となっています。
※シリカゲルの吸湿性はかなり強烈なので素手で触るのはやめた方が良いでしょう。
また、重曹を使った湿気取りも可能となっています。
重曹を使って湿気を取る場合は背の低いグラスや瓶を用意して、重曹を7分目に入れるだけです。
あとは倒れてもこぼれないように口の部分をガーゼやキッチンペーパーなどで覆ってしまうと良いでしょう。
重曹が固まっている場合は湿気を吸収しているサインなので、固くなっている部分を取り除いてください。
梅雨のようなじめじめした時期だと2週間に1回程度のペースで除去する必要が出てきます。
あとは部屋の湿気対策でも行われる換気が重要でしょう。
空気の出口と入り口を作ってあげることでかなり効率的に換気することができます。
しまわれっぱなしのことが多い下駄箱ですが、定期的に換気してください。
予防が大切!カビを防ぐには?
まず、カビが発生する原因は湿気・温度・酸素・栄養素です。
カビは湿気が70~80%の環境で大量発生しやすくなります。
温度は20~30℃の環境だと大量発生しやすくなります。
そして、皮脂汚れといったタンパク質が多ければ多いほど栄養素が豊富になるのでカビは増えていくでしょう。
また、玄関は部屋の中でも外気に触れやすい場所なので、酸素もふんだんにあります。
これらの条件が揃うことで急激にカビは増えていくのです。
その中で防ぐことがなかなかできないのが酸素なので、それ以外の湿気と温度と栄養素でどれだけ対処できるのかがポイントとなってきます。
まず、湿気をどうにかするかを考えて行きましょう。
最も大切なのが定期的に換気することです。
換気が不足すると一気に湿気が溜まるのでカビも出やすくなるでしょう。
また、靴を大量に敷き詰めるとそれだけ風の通りが悪くなるので、湿気がこもりやすくなります。
通気性も考慮してください。
暑い季節だと汗で靴そのものが湿気ってしまうことがありますので、湿気取りをしてからしまいましょう。
丸くした新聞紙を靴の中に詰めるといった対処方も有効になります。
除湿効果が高い備長炭などを活用するのも有効です。
あとは玄関そのものが湿気っている場合も危険なので、玄関の換気や除湿も重要になるでしょう。
とにかく湿気対策が重要になりますので、できる限り湿気対策は取り入れるようにしましょう。
重曹以外にも盛り塩やコーヒーの出し殻も湿気対策に使えますので、覚えておくと役立ちます。
また、皮脂汚れなどがついているとそれだけカビが生える可能性が高まりますので、定期的に磨くのも忘れないでください。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は下駄箱掃除と下駄箱でよく発生するカビ対策についての情報をまとめました。
下駄箱掃除の難易度そのものは低いのですが、湿気対策がなかなか大変な場所になっています。
靴の種類や数が多いとどうしてもカビが発生しやすくなりますので、思い切って断捨離することもカビ対策としては有効でしょう。
通気性が悪い環境はカビの発生確率が上がってしまいますので、大掃除や引っ越しのタイミングでしばらくはいていない靴を捨てることも考えてください。
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