洗濯槽の汚れを落としたい!汚れや臭いを予防するためには?
洗濯機は毎日使っている家庭も多いでしょうが、毎日掃除している人は少ないでしょう。
今回は洗濯機の掃除方法についての情報をまとめ、頻度やひどい汚れや臭いを予防する方法といった気になる部分もわかりやすく解説して参ります。
洗濯機を使ってお洋服を洗ってもなんか変な臭いがついてしまっているというお悩みを抱えている人は必見です。
洗濯機を掃除しないとどうなる?
洗濯機を掃除しないと、洗濯機に衣類や汚れや埃・洗剤の残りかす・水垢などが蓄積していきます。
これらが蓄積してしまうと洗濯機の内側についている脱水のための穴の奥にカビ菌が入り込んで大量発生してしまうでしょう。
こうなると洗濯機そのものがカビや雑菌の宝庫になってしまうので、洗濯機を使って洗っても変な臭いが衣類についてしまったり、衣類に黴がくっついて肌荒れなどの健康被害を引き起こす可能性もあります。
カビが大量発生すると洗濯機を使うたびに胞子が洗濯機がある場所に大量発生してしまったり、洗濯物を干す場所がカビの胞子だらけになるので、二次災害のようにカビが生えてしまう恐れもあるのです。
また、カビ菌が空気中に大量にあるとアレルギーになってしまったり喘息を発症してしまう恐れがありますので、はっきり言って放置するのはどれだけ危険なのかがわかります。
放置すると洗い物に嫌な臭いが残るだけではなく、このように健康被害が大きく発生してしまうので、絶対に放置しないようにしましょう。
掃除する前に用意しておきたいものは?
掃除する前に用意しておきたいのは歯ブラシ・キッチンペーパー・洗剤の3つとなります。
これに洗濯パンや壁の隙間を掃除する場合にはその隙間を掃除するための小道具も必要になるでしょう。
使い勝手の良い道具は針金のハンガーと古いストッキングや古いタイツといった化繊の古着を組み合わせた物です。
これは針金ハンガーをトランプのダイヤマークになるように縦に伸ばして、上からストッキングを被せた物となります。
こちらを自分の太ももなどに何度も擦って静電気を引き起こして使いましょう。
また、洗剤には塩素系のクリーナーと酵素系のクリーナーの2種類がありますが、それ以外にも重曹を使ったやり方の3種類があるのでそのどれかを用意する必要があるでしょう。
ただし、酵素系クリーナーと塩素系のクリーナーが混じってしまうと毒が発生するので使う場合は日をまたいで使うように徹底してください。
ちなみに、塩素系のクリーナーはカビを分解する力が圧倒的に強く殺菌力があり、酵素系クリーナーは殺菌効果は塩素系には劣りますが衣類へのダメージや洗剤特有の臭いが少ないという特徴があります。
これだけ聞くと酵素系クリーナーが魅力的に見えるかもしれませんが、剥がれて浮いたカビを自力ですくうという作業があり、ドラム式や二槽式の洗濯機では洗濯中に蓋を開けられないために使えない可能性があるので自分の洗濯機がなんなのかを見てから判断しましょう。
また、塩素系クリーナーや酵素系クリーナーに比べると重曹は殺菌効果が弱いのですが、最も体に優しいという特徴があるので、まずはこちらを使うという人も多くなっています。
しかし、こちらも酵素系クリーナーと同じで汚れなどを取り除くために蓋を開けないといけないので、酵素系クリーナーが使えない洗濯機ではアウトとなってしまうので注意しましょう。
洗濯機の掃除方法!
それでは具体的に洗濯機の掃除方法についての情報をまとめて参ります。
洗濯機を掃除するときは大がかりになりがちなので、それぞれのパーツ事の掃除方法を紹介いたします。
洗剤投入口
やり方は選択ケースを取り外してぬるま湯でしばらくすすいでから、歯ブラシで擦るだけです。
ただし、洗剤投入口は洗濯機によって形や位置がかなり異なりますので取り外す前に一度説明書で確認してみましょう。
また、汚れがあまりにもひどいと歯ブラシで擦っても落ちないことが多いので、浴室用洗剤といった洗剤を使ってつけ置きしておくといいでしょう。
そして、洗剤ケースを取り外した場所が汚れている可能性も高いので下にキッチンペーパーを敷いて汚れが他の部分に移らないようにしながら歯ブラシなどで擦ってあげてください。
ぬるま湯で搾ったキッチンペーパーで汚れを拭きとると効率が良いので、洗濯ケースと洗濯ケースがあった場所を拭いてあげると良いでしょう。
ゴミ取りネット
ゴミ取りネットや糸くずフィルターの部分を掃除するときは、まず洗濯機から取り外すところからスタートしてください。
ただし、ゴミ取りネットや糸くずフィルターはかなりのゴミがくっついていることがありますので、まずはそれを取り除きましょう。
その後はぬるま湯につけながら歯ブラシを使って汚れを落としてください。
本体側にも汚れがついていることが多いので、その部位も掃除しておきましょう。
排水ホース
排水ホースを掃除する方法は取り外して重曹水や洗剤を入れるだけですが、取り外し方は説明書に従って行うようにしましょう。
手順としては排水ホースを外した後に水と洗剤か水1Lに対し重曹大さじ4杯を混ぜた重曹水を入れて、ラップと輪ゴムでフタをして何度も排水ホースを振るだけです。
水と洗剤か重曹水が行き渡るようにしっかりと振ってください。
排水ホースの内部が終わったらバケツや洗面器を用意して排水ホースを洗剤や重曹水につけて1時間ほど放置し、歯ブラシなどで汚れがひどい場所は擦ってあげればokです。
排水溝
排水トラップや排水口を掃除するときは一番上にある蓋をとって排水のトラップを露出させてください。
その後は歯ブラシなどを使ってゴミを除去しましょう。
あとは排水口の内部をパイプクリーナーで掃除をしてください。
パイプクリーナーを使って30分程度放置した後は何回かにわけて水を入れてください。
念のため洗濯機の蛇口を閉めて電源も切っておきましょう。
排水ホースを外すときは水が流れ出ることが多いのでバケツを用意しておくと安全です。
外した排水口は排水口内部にパイプクリーナーで掃除をしている最中に洗うと良いでしょう。
黒ずみがついている場合は洗剤と歯ブラシを使って洗ってください。
市販されているパイプクリーナーが強すぎて怖いという人は、重曹やクエン酸を使いましょう。
排水口の蓋を外して重曹を1カップふりかけた後にお湯1カップとクエン酸を小さじ2杯ほど溶かしてかけてください。
洗濯パン
洗濯パンや防水パンを掃除するときは掃除機で防水パンの周りのゴミを除去した後に、ハンディワイパーや先に説明した針金ハンガーと古ストッキングのセットを使いましょう。
静電気を起こした針金ハンガーと古ストッキングのセットはかなりの量のゴミを吸い付いてくれるのでおすすめです。
お掃除が終わったら外して捨ててください。
洗濯槽の掃除方法!
洗濯槽を掃除する場合の基本的な手順は洗濯機にお湯をためる⇒洗剤を入れる⇒つけ置きする⇒汚れをすくい取る⇒すすぎをする⇒脱水する、となります。
重曹やクエン酸を使う場合はゴミ取りネットを外す⇒洗濯槽に50度程度のお湯を満水までためる⇒重曹2カップとクエン酸1カップを入れる⇒5分ほど標準コースでまわす⇒終わったら1晩放置する⇒汚れを網ですくい取る⇒すすぎを行う⇒脱水を行う⇒蓋を開けて乾燥させる、となります。
塩素系のクリーナーを使う場合は洗濯槽に50度のお湯を満水までためる⇒塩素系のクリーナーを投入する⇒標準コースの洗濯とすすぎと脱水を行う⇒汚れがあるなら再度すすぎを行う⇒脱水する、となります。
掃除の頻度はどのくらい?
使用頻度が少ない人は3カ月に1回程度でいいですが、使用頻度が高い人は1カ月に1回は掃除することをおすすめします。
汚れや臭いを予防するためにひと工夫!
汚れや臭いを予防するためには、頻繁に掃除することも重要ですがカビが発生しないようにすることが重要です。
特に重要なのが蓋の扱い方で、洗濯のとき以外は蓋を使わないで開けっぱなしにして乾燥させることが重要になります。
他にも衣類を入れっぱなしにするとそれだけ湿気る確率が増えるので、洗濯が終わったら直ぐに取り出すことも意識しましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は洗濯機のお掃除について記載しました。
洗濯機の掃除は大変というイメージがありますが、大変なのは排水口や洗濯パンの掃除になりますので、それ以外の部分は普段の掃除と同じようにある程度行えるのです。
洗剤を用意すれば比較的簡単にカビ対策刃できますが、それも怖いという人は重曹といった便利道具をうまく活用しましょう。
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