冷蔵庫の製氷機の中もカビが生える?
冷蔵庫に発生すると非常に厄介なのが「カビ」です。
今回は冷蔵庫にカビができてしまう原因や予防方法、どうしてもカビが発生しやすい製氷機やゴムパッキンの掃除方法など冷蔵庫周りの厄介なカビ情報をまとめてお届けします。
カビ対策そのものは比較的簡単なので、一度覚えたら活用できるものとなっています。
冷蔵庫にカビができる原因はなに?
それは湿気と食材にくっついたカビの繁殖とパッキンの劣化による密閉性の低下となっています。
基本的に乾燥している場所だとカビは発生しないので、冷蔵庫の中にもカビが発生する確率は低いのですが、開け閉めが頻繁に発生することがある夏場や予熱を取らずに冷蔵庫にしまうといった行動を繰り返すと冷蔵庫内の湿度が上昇するのでカビが発生する確率が上がります。
この湿度は諸説ありますが、65%以上の湿度になるとカビの発生確率が一気に上がると考えましょう。
高ければ高いほどアウトなのです。
また、カビは空気中に大量に飛んでいる状態にありますが、食材そのものにくっついているものもあります。
このカビが死滅するような条件ならば問題ないのですが、カビが成長しやすいようなエサとなる食べこぼしが放置されるとそこから成長する恐れがあります。
カビが生えている食材から繁殖するケースもあるので、腐った食材を放置するのもNGでしょう。
そして、パッキンが劣化していると密閉されない状態になるのでそこからカビ菌が入ってしまう恐れもあると言われております。
しっかりと密閉されていない冷蔵庫はそれだけ湿度が上昇しやすくなってしまうのも注意点です。
改めてカビが発生しやすい環境を記載すると、湿度や温度や酸素や栄養素や水分が揃っている環境なので、それらをできる限り駆除することが大切なのです。
温度や酸素は自分たちでは制御できる領域を超えていますので、カビによって住みやすい湿度や栄養を与えない環境にすることが重要となります。
カビを掃除する前に用意するもの
一応冷蔵庫の掃除に使える物を一式で記載しています。
・綺麗な雑巾やマイクロファイバークロス
・食品用洗剤
・重曹水やエタノールやセスキ炭酸ソーダ水
・スプレーボトル
・使い古したストッキング
・いらない針金ハンガー
・綿棒
・キッチンペーパー
・スポンジ
・マスク
・使い古した歯ブラシ
これらの用具をうまく使ってカビ取りやカビ対策を講じていくことになります。
冷蔵庫内のカビ取りのコツ!
冷蔵庫内のカビ取りを行うには冷蔵庫の中身を全部取り出す必要があります。
取り出さないでカビ取りは実行できないので、可能であればクーラーボックスを用意してそちらに移し替えましょう。
後は冷蔵庫のパーツを外せる部分は外して部分洗いを実行することです。
野菜ボックスなど外せるところは全部外して食器用洗剤で丸洗いしてください。
このようにバラバラにできる物はバラバラにして洗うことがコツとなります。
しつこいカビはエタノールや塩素系の洗剤でとってしまいましょう。
塩素系漂白剤を混ぜたぬるま湯にカビが入っている部品を30分ほどつけ置きしておけばほとんどの黴は取れます。
ただし、塩素系の洗剤を直接冷蔵庫に使うと劣化させるという意見もありますので、使うのはバラバラにした部品のみにしてください。
あとは40℃程度のぬるま湯100mlと重曹を小さじ1杯混ぜて作った重曹水を作り、スプレー冷蔵庫の中に吹きかけて1時間程度放置してください。
その後はエタノールやアルコールを冷蔵庫の中にふきかけてキッチンペーパーで拭き取ればokです。
冷蔵庫のカビ取りはこのように中を全体的に満遍なく対処することになりますので、中に食材が入ったままでは絶対にできません。
きちんと全部外に出すことがコツとなります。
ゴムパッキンのカビはどうしたらいい?
なにげに劣化しやすくカビが発生することもあるのがパッキン部分です。
パッキン部分は冷蔵庫内部と同じ対応はできないので注意しましょう。
しかし、対処方は簡単です。
まずはエタノールやアルコールを用意してください。
その後は麺棒や歯ブラシを使ってパッキンにくっついている細かいゴミを取り除き、アルコールやエタノールスプレーをキッチンペーパーに吹き付けてからそれで拭いてください。
カビが取りにくい場所に発生している場合は割り箸に先ほどのキッチンペーパーを巻き付けて拭くという対応が最もやりやすくなっています。
製氷機の中も危ない?
冷蔵庫のカビが生えやすい部分にはなんと製氷フィルターも含まれているので、その部分もきちんと掃除する必要があります。
カビが発生する条件には湿度や栄養素以外に水分が多いところというのもありますので、水にどうしても触れてしまう製氷機の中もかなり危ない状態にあります。
しかし、今ではこの製氷機の中も危ないという認識が多くの方にもたれているので、一般的な商品として製氷機のカビ取り対策が売られるようになったのでそちらを活用するのも有効でしょう。
自力で掃除をするという方は、給水タンクを取り外して水洗いを行い、製氷フィルターや給水パイプを外して掃除を行ってください。
カビが発生していない限り流水で洗えば汚れは落とすことができますが、ちょっと本格的に洗いたいという人はクエン酸を使いましょう。
給水タンクの中に水300mlとクエン酸大さじ1杯を混ぜたものを入れて、いつも通りに氷を作ってください。
氷を作った後はタンクをすすぐだけです。
先に氷を全部使い切れば間違えて食べることもほとんどありませんし、混じる可能性があるなら食紅などで色をつけると良いでしょう。
給水タンクの中にカビが発生しているのなら水で洗い流して食器用の中性洗剤をつけたスポンジで擦れば落とせますが、フィルターにカビが発生していた場合はフィルター部分をつけ置きして洗うか交換してしまうと良いでしょう。
カビを予防する方法!
冷蔵庫の中に発生するカビを予防するにはしっかりと湿気対策を行い定期的に掃除することが重要になります。
あまり使わない人なら1年に1回は冷蔵庫の中身を取り出して掃除するだけでも十分な対策となりますが、家族と一緒に住んでいて多くの方が使うような冷蔵庫の場合は3カ月に1回程度は中身を取り出して洗った方が良いでしょう。
他にも、中に水分が発生しないような工夫が重要になります。
冷蔵庫の開け閉めを減らすとか、熱い物は冷やしてから仕舞うようにするとか、汚れがあった場合は放置せずに直ぐに拭き取るようにするとか、風通しが良くなるように冷蔵庫をギチギチにしないとか、カビの生えた食品を入れないようにするために賞味期限などには気を配るなどできることは多いのです。
特に、大量に買い物をして冷蔵庫を一杯にすると奥にしまった物を忘れてしまいがちなので、気がついたら腐っていたというケースが発生しやすくなります。
なので、買い物を多めにしてしまったという人でも古い物を手前に持ってくるといった工夫を凝らすようにしてください。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は冷蔵庫のカビの原因や予防方について記載しました。
氷を作る部分は夏場はかなりの頻度で使うことになりますので、メンテナンスは必須となるでしょう。
あの部分でカビが発生していると、使用者はカビがくっついている氷を使って飲み物を飲んだり氷そのものを食べてしまっているのでかなり危険です。
今では便利なカビ対策商品が売られていますので、そちらをうまく活用してください。
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