「思い出のマーニー」北海道の舞台はココ
イギリスの児童文学作家、ジョーン・G・ロビンソンの同名文学を原作にした映画。
イギリスの湿地帯を舞台に、心を閉ざしたアンナが、“青い窓”がある屋敷に暮らす金髪の少女・マーニーと出会い、不思議なひと夏を過ごすファンタジーで、児童文学ファン(もちろん、宮崎監督もそのひとり)の間では、長年支持されている“隠れた名作”です。
なんと今回、映画化に際して、物語の舞台がイギリスから北海道に移されているんですね。
雄大な自然、緑あふれる大地、豊かな生態系…そんなイメージが強い北海道は、なるほどジブリ作品にピッタリな気がしますが、意外や意外、ジブリ長編の舞台に北海道が選ばれるのは、今回が初めて。
気になる北海道の舞台になったところは、どこなのか?
更に、今回は北海道で活躍するTEAM NACSの全員が声優として出演。
その役どころなどもご紹介します。
思い出のマーニーの舞台になった北海道の場所はどこなの?
原作では海辺の村の湿地帯(に建つ石造りの家)となっています。
さて、その原作に近い北海道の海辺の村というとどこか?
実は、7月16日放送の「笑ってこらえて」で、ジブリ支局の「思い出のマーニー徹底取材」のコーナーで紹介されていたんですね。
ズバリ!北海道の「釧路の湿地帯」!
もっと詳しくいうならば、湿地風景は、「藻散布沼」です。
藻散布沼は、太平洋と水路でつながる汽水湖。
ジブリ支局の2人が思い出のマーニーの舞台のモデルになった藻散布沼を訪れ、潮の満ち引きが大きな日を待ち、その結果、水底が全部見る事ができたんですね。
まさに、思い出のマーニーの世界を実写で見たという感じです。
藻散布沼での風景の動画
思い出のマーニーを体感するのなら一度、北海道の釧路周辺の湖や沼などや釧路湿原を訪れてみてはいかがでしょうか。
おススメの癒しの場所だと思いますよ。
TEAM NACSのメンバーの声優の役どころと感想を紹介
●森崎博之(キャラクター:美術教師)
5人組の僕ら全員を出していただき、舞台を北海道に選んでくれてありがとうございますと御お礼を言いたいです。
日頃舞台役者の僕らには声だけで表現することが難しい面もありましたが、自分たちらしく取り組めました。
作品は極上のファンタジー。息子と映画館で見るのが楽しみです。
●安田 顕(キャラクター:十一(といち))
北海道が舞台の作品に、北海道で活動するTEAM NACSを出させていただけたことは本当に光栄に思います。
僕は10年に一度しかしゃべらない男の役どころでしたが、台本を読んで気合が入って眠れなくなりました(笑)。
●戸次重幸(キャラクター:紳士)
僕はジブリの大ファンなので、作品に参加しつつお客としても楽しませていただきたく、台本は自分の部分以外読んでいません!
今回はジェントルマンと聞いてイメージするような紳士を、低めの地声でそのまま演じてみました。少しでも長くアフレコをしていたくてOKを出さないでほしいと願う現場でした(笑)。
いつものように素晴らしいジブリ作品が完成すると確信していますので、完成が楽しみです。
●大泉 洋(キャラクター:山下医師)
切なくてマーニーを抱きしめたくなる本作は、子供たちはもちろん大人が観ても見ごたえのある作品になると思います。
また今回は僕らが生まれ育ち、現在も活動している“北海道”を舞台にしてくれているのがとてもうれしかったです。
あと、NACSが勢揃いしている夏祭りとパーティーのシーンはお見逃しなく!
●音尾琢真(キャラクター:町内会役員)
お話を受けたときはうれしすぎて申し訳ない気持ちになりました。
北海道のTEAM NACSにいてよかった、俺はついている!と感動しました(笑)。
監督は秘めた想いを持った熱い方。
一緒に仕事をさせてもらえて本当に幸せでした。
アフレコは緊張しましたが、そのままの自分で演じることができました。
映像も細部まで命がみなぎっていて本当にクオリティが高いです。
この作品はきっとみんな好きになってしまうと思います。
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