アメジストの宝石言葉を教えて!その他の2月の誕生石はあるの?
神秘的な紫色が目を引くアメジスト。
和名では紫水晶と書く通り水晶の一種で、宝石コレクターの方はもちろんのこと、2月の誕生石としてもよく知られている知名度の高い宝石の一つです。
アメジストは「愛の守護石」と呼ばれ、持っているだけでお守りになるため、2月生まれの方が自分へのご褒美として購入するのはもちろん、恋人や友達などにプレゼントをしても大変喜ばれます。
そこで今回は、アメジストについて調べてみました。
アメジストの意味や由来、効果、宝石言葉などをご紹介します。
2月の誕生石「アメジスト」の意味や由来
意味は「酒に酔わない」なのですが、身に付けていればいくらお酒を飲んでも酔わない、ということではありません。これには「人生に悪酔いしない」と深い意味が込められており、気持ちを落ち着けて平穏を保つことで不安や恐怖に支配されず、自分の進むべき道へと導いてくれるとされています。
紫は昔から高貴な色として知られ、霊的なパワーが強いと言われています。
そのため、アメジストは宗教的な儀式などでもパワーが宿る宝石として使われていたと言われています。
また、アメジストという名前の由来には、ギリシャ神話に基づいた次のようなエピソードが関係していると言われています。
その昔、アメジストという名の少女が、酒の神・バッカスの家来に食べられそうになった時、月の女神であるディアナはアメジストを水晶に変身させました。
それを見たバッカスは、水晶となったアメジストのあまりの美しさに己の行動を反省しました。
そして、「未来永劫、私の葡萄の実りはアメシストへの懺悔になろう」と言いながら水晶にワインをかけたところ、無色透明だった水晶が紫色に変わったとされています。
アメジストの効果は?
アメジストを身に付けていると、心が落ち着いて冷静になれると言われています。
気持ちがイライラしたり不安定だと、仕事はもちろん、恋愛も上手くいかなかったりするものですが、そのような時にアメジストの力によって心に余裕を持つことで、物事をスムーズに運ぶことができると言われています。
また、「酒の酔わない」という意味があるため、お酒での失敗経験がある人や、いつもつい飲み過ぎてしまうという方は持っているだけで飲み過ぎないように守り石となってくれると言われています。
ただし、これらの“効果”に科学的根拠があるわけではありません。
とは言え、安心できるものを身に付けていると、不思議と心が落ち着いたり、意思を強く持てることがあるのも事実ですよね。
アメジストの色は?
アメジストは和名を紫水晶と書く通り、紫色が綺麗な宝石となっています。
ただし、産地などによって濃淡があり、より紫色が濃いアメジストが高価であるのに対し、紫色が薄いアメジストは比較的安価で手に入れることができます。
先ほども触れましたが、紫色は昔から高貴な色として知られ、身分の高い人のみが身につけることを許されていました。
そのため、アメジストはギリシャ神話の愛と美の女神アプロディーテの化身のパワーストーンとも称されています。
なお、アメジストの産出国はブラジル、ウルグアイ、ザンビアが主となっていますが、ブラジル産のアメジストは全体的に黒っぽいのが多く、ウルグアイ産のアメジストは色溜まりによって均一ではない物が多いと言われています。
これに対し、ザンビア産のアメジストは濃い紫色が特徴で、ブラジル産、ウルグアイ産に比べて高値で取引されやすいと言われています。
ちなみに、アメジストは日本でも算出されており、宮城県や鳥取県産のアメジストが存在します。
宝石言葉について
アメジストの宝石言葉は、「真実の愛」「誠実」「心の平和」などとなっています。
このように、宝石言葉を知っていると誰かにプレゼントする時に役立つのはもちろんですが、身に着けている人の願いを窺い知ることができたりするので面白いですよね。
これは余談ですが、紫は赤と青を混ぜるとできる二次色となっています。
一般的に赤は情熱、青は冷静をイメージさせるため、この2色を混ぜてできる紫は、調和のとれている色ということになります。
色が作り上げられる過程においても、宝石言葉に繋がる部分がありますよね。
また、アメジストは「愛の守護石」と呼ばれているだけあって、片想い中の相手がいる場合に成就を願って身につけたり、結婚生活が末永く続くようにとお守りとして持っている方は多いと言われています。
2月が誕生日の方へのプレゼントとしてだけではなく、恋人や友達、家族などに贈りたい特別な石と言えます。
アメジスト以外にも2月の誕生石はある?
他の月においては、誕生石が一つとは限らず複数存在することもあるのですが、2月に限ってはアメジストだけなので覚えやすいですよね。
2月が誕生日の方にアクセサリーをプレゼントする場合、誕生石のついたものを選ぶならいくつかの候補の中で悩む必要がないので助かります。
ただし、誕生月ではなく、星座で宝石を選ぶとなると少し意味合いが違ってきます。
と言うのも、星座は月初から月末までの期間と決まっているわけではなく、月の中盤あたりで次の星座に変わりますよね?
同じ2月生まれでも10日ならみずがめ座になりますが、20日生まれならうお座に変わります。
みずがめ座の星座石は誕生石と同じアメジストなのですが、うお座はアクアマリンになります。
そのため、2月生まれであっても星座も含めて考えると、誕生石はアメジスト、星座石はアクアマリンという方がいます。
お手入れ方法はこちら!
アメジストはとてもデリケートな宝石なので、取り扱いには注意が必要です。
直射日光にずっと当たっていると色あせてしまい、紫色が薄くなってしまうので、使用時になるべく日光を避けるのはもちろんですが、保管時も日光にあたらないように黒い布などで覆い、光を遮断するようにしましょう。
また、ダイヤモンドなどの硬度の高い宝石と一緒に保管すると、傷がつきやすいため、個別に保管することをお勧めします。
使用後は布などで汗や汚れを除去しますが、汚れがひどい場合は水かぬるま湯で洗い流してから、水気をよくふき取るようにしましょう。
アメジストは熱に弱いので熱湯で洗わないようにして下さい。
購入時の注意点
アメジストは産出国が多く、比較的安価で手に入れることができるため、あまり偽物は出回っていないのでは?と思ってしまいますが、実はそうではありません。
アメジストの紫色は、本来は無色透明である石英(水晶)に、鉄が混じることで色がつくと言われています。
パワーストーンを取り扱うお店に、筒を半分に割ったような中にびっしりとアメジストがついている置物を見たことがないでしょうか。
これは、火山地帯で溶岩が流出した際、外側は温度が低いためすぐに固まるのに対し、中にはまだ熱い溶岩が流れているためやがて空洞となり、そこに二酸化ケイ素を含む水が流れ込み、さらに鉄と混ざることでアメジストを作ったと考えられています。
このような形状はアメジストドームと呼ばれて高値で取引されているのですが、本来はそこまで紫色が濃くないものに対し、人工的に色をつけているケースがあります。
そのため、高価なアメジストを購入する場合や、アメジストの効果を得るために購入する時などは、信頼のおけるお店で買うことや、鑑定書を見せてもらうなど、偽物を掴まされないように注意をして下さい。
まとめ
アメジストは2月の誕生石です。
2月が誕生日の方へのプレゼントとしてはもちろんですが、「愛の守護石」と呼ばれている通り、恋愛の成就や結婚生活の安定、心の落ち着き、誠実さや真実の愛を求めている人にはお勧めの宝石となっています。
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