インフルエンザA型って何?
インフルエンザウイルスには、「A型・B型・C型」の3種類あります。
よく耳にする「インフルエンザA型」。
インフルエンザの種類の中でも最も流行性の高いインフルエンザウイルス。
そして世界規模の大流行の場合はA型であるケースが大半。
そんな要注意ウイルス、潜伏期間は?症状は?
インフルエンザA型について
インフルエンザA型のウイルスは他のウイルス感染症と比べると、爆発的なウイルス増殖速度を持ちます。
ちなみに、B型は流行性がやや高いウイルス。
C型は流行性が低いものの小さい子供が感染するケースが多く、呼吸器感染症を引き起こすウイルス。
インフルエンザA型が最も広まりやすい性質をもっているのは、流行しやすい原因、「細胞表面抗原」の種類の問題がありました。
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症状や特徴!
【インフルエンザA型ウイルスの特徴】
表面抗原が多彩。
ヘマグルチニン(H)とノイラミニダーゼ(N)の2種類のたんぱく質組織があります。
ヘマグルチニン(H)
ヘマグルチニンの表面抗原の種類は15種類。
ノイラミニダーゼ(N)
ノイラミニダーゼは9種類。ノイラミニダーゼは体内でウイルスを増殖させる働きをもつ糖蛋白質。
インフルエンザA型は、このヘマグルチニン(H)とノイラミニダーゼ(N)の2種類のたんぱく質組織である表面抗原の組み合わせが多数になります。
新型のウイルスに対応できるワクチンや免疫の準備段階で、感染する可能性があるため、流行しやすいという特徴に繋がります。
インフルエンザA型の潜伏期間は1~3日と言われています。
インフルエンザA型にかかってしまったら、どんな症状が出るのでしょう?
【インフルエンザA型の辛い症状】
- 38度~40度近い高熱
- さむけや悪寒
- 頭痛
- めまい
- 強度の関節痛
- 腰痛
- 上気道炎
このような症状が代表的な症状です。
あれ?なんかおかしいな・・・?と感じたら早目の受診が必要です。
対処法は?
インフルエンザと風邪を感じて即座に見極めることは難しいです。
病院へ行っても、インフルエンザか検査をします。
専門医ですら、肉眼で見極めることは出来ません。
ましてや、高熱で感覚が鈍っている体で、見極めることは無理でしょう。
対処法として、まず大事なのは病院でしっかり受診しましょう。
そして、自宅でしっかり休養しましょう。
発熱は、体内のウイルスと闘っている証拠です。
早めの回復を望むなら、
- 睡眠
- 体をしっかり温める
- 栄養補給
なかなか食事が進まない・・・。という方も飲料からでも栄養を補給します。
汗をかくことで体内の水分は不足します。
そこで補給出来ていないと、脱水状態になってしまいます。
水分補給は忘れずに!
そして、もちろん予防出来るのなら予防したいですよね?
毎年のワクチン接種は欠かせません。
インフルエンザA型の持つ2種類のたんぱく質のうちの「ノイラミニダーゼ(N)」。
抗インフルエンザ薬として有名なタミフル・リレンザ。
このノイラミニダーゼの動を抑制させる働きをもつことからノイラミニダーゼ阻害薬に分類されています。
まとめ
インフルエンザA型、調べれば調べるほど、避けたい存在です。
力の強いウイルスです。
予防接種をしたからといってあなどれない存在ですが、症状の緩和に繋がるなら、ぜひ予防接種は受けておくことをおすすめします。
コメント
とてもわかりやすくて、
ためになりました!
ありがとうございます。
今まさにA型インフルエンザで苦しんでいます。
ワクチン打たなくても大丈夫なんて思ってると僕みたいにいつかインフルエンザにやられると思います。毎年のワクチンは本当に必要ですね