ピロリ菌の症状と病気
認識度の高い「ピロリ菌」。
しかし、そこまで危険視されていない・・・?「ピロリ菌」。
今回、ピロリ菌について勉強したいと思うのですが、今のあなたのピロリ菌についての知識はどのくらいあるのでしょうか?
ピロリ菌って?体に及ぼす影響は?症状は?
そもそも原因は?
なかなか、全ての問いに回答できる人はいないのではないでしょうか?
ピロリ菌の症状はどういうのがあるの?
初めに読んで欲しい記事を紹介します。
ピロリ菌はオーストラリアのロイヤル・パース病院のウォーレンとマーシャルという2人の医師によって発見されました。医学界ではその100年ほど前から、胃の中にらせん形の細菌がいるという説が出ていましたが、胃の中は強い酸性だから細菌は生息できないという説が有力になっていました。そんななかで1979年に病理専門医のウォーレンは、胃炎を起こしている患者の胃の粘膜にらせん形の菌がいることを発見しました。
出典元:武田薬品工業株式会社 ピロリ菌のお話.jp ピロリ菌の発見
http://www.pylori-story.jp/pylori/pylori/discover/
常識では考えにくかった、胃の中の細菌。
細菌にとっては生息しづらい環境。
しかし、やはり何かしらの細菌が胃の中に生息し、私たち人間の健康を害していることが分かったのです。
その正体こそが「ピロリ菌」。
胃の中でピロリ菌が活発に働きだすと、
- 空腹時の痛み
- 胃もたれ
- 食後の腹痛
- 食欲不振
- 胸やけ
- 吐き気
このような不快症状が現れ始めます。
しかし、先に挙げた症状が出ても、なかなか「病気!?」という考えにはなりにくいのではないでしょうか?
そこが、恐ろしいところなのですが・・・
でも、やはり
「お腹空き過ぎて、なんかもうお腹が痛いよ~」
「あ~昨日の肉が残ってる~」
「一気に食べ過ぎた、お腹痛い!」
「最近、食欲ないな~」
「あ~胃がムカムカする、ムカムカし過ぎて吐き気がする!」
この程度にすましてしまうような、症状が並んでいると思います。
そもそも、毎日365日、胃が快調!
そんなことの方がおかしい!くらいの気持ちになってしまいます。
ピロリ菌の原因は?
ちなみに、ピロリ菌の原因なのですが、最も大きな原因は衛生状態が関係していると言われます。
上下水道が十分完備されていなかった戦後。
この時代のピロリ感染率は約80%前後と高い数字が出ていることも納得です。
最近では、衛生状態の環境整い、感染率は減少しているとも言われています。
ピロリ菌感染の予防方法は、実はまだはっきりとりた予防法はないものの、口から入れば感染することは間違いないようです。
- 親から子への食べ物の口移し
- キス
口と口を合わせる行為や、口に一度入れた物からの感染、同じ歯ブラシを使うなど、大きな原因とされています。
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ピロリ菌が引き起こす病気は?
そして、話は戻りまして、先ほどの不快症状。
いつものこと!少し食事に気を付ければ、またすぐ治るよ!
そんな安易に考えている間にも、ピロリ菌は活動しています。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍
実は、潰瘍患者の90%以上はピロリ菌感染者。再発率の高い潰瘍。関係しているのはピロリ菌の可能性が高いのです。ピロリ除菌で再発率の高い潰瘍予防が出来るのです。
胃がん
ピロリ菌感染者が多い日本。比例するかのように、胃がん患者も多いのです。ピロリ菌除菌で胃がん予防効果が得られるのです。
萎縮性胃炎
粘膜層が薄くなり胃炎と同じ症状を起こす萎縮性胃炎。萎縮性胃炎発症時に、ピロリ菌除菌治療が薦められています。
ピロリ菌の症状とそれが原因で引き起こす病気は何?のまとめ
ちょっとした不快症状が実はピロリ菌の仕業・・・
そして、引き起こす様々な症状、病気の発症に繋がるのです。
あれ・・・?なんか胃の調子が悪いな・・・。
そんな時はしっかり体に注意してあげることが重要です。
そして、病院で相談してみることをおすすめします。
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