つらい二日酔いの頭痛や吐き気を解消する食べ物やツボ・市販薬!
忘年会や新年会など、これからお酒の席に行く機会がぐっと増える季節となりました。
お酒を飲んでいる時間はあれだけ楽しかったのに、帰宅して朝目が覚めると強烈な吐き気や頭痛に悩まされた事はありませんか?
いわゆる二日酔いの症状ですが、アルコールを飲んだ事がある方なら誰もが一度は経験があるのではないかと思います。
二日酔いになってしまうと、あれだけ楽しかったはずの時間すらも恨めしくなってしまいますよね。さらに翌日も仕事や予定がある場合は、どれだけ後悔するかわかりません。
そうならないためにも、二日酔いのメカニズムや対処法などを知っておくのはとても大切な事だと思います。
二日酔いの時の頭痛や吐き気はなぜ起こるの?その原因は?
二日酔いの症状を引き起こす物質は、アセトアルデヒドと言われるものです。
アルコールを摂取すると、肝臓で分解されてアセトアルデヒドを生成します。
そしてアセトアルデヒドがさらに分解され、最終的には二酸化炭素と水になります。
このように通常であれば、飲酒をしても肝臓の働きにより体に影響を及ぼす事はなく、二日酔いになる事はありません。
しかし、アルコールの摂取量が肝臓の許容値を超えてしまうと、分解されなかったアセトアルデヒドが血液に取り込まれ全身を駆け巡る事になってしまいます。
その結果、アルコールよりも10倍毒性が強いと言われるアセトアルデヒドが体内に残留し、吐き気や頭痛を引き起こすと言われています。
また日本人は元から、このアセトアルデヒドを分解するための酵素量が少ないと言われているため、二日酔いになりやすいと言われています。
二日酔いの頭痛を治す市販薬は?おススメ3選
二日酔いによる頭痛は、3つの原因が考えられます。
- 1つはアセドアルデヒドによるもの。
- 2つ目は脱水症状から来るもの。
- 3つ目は血管の拡張による片頭痛です。
1に関しては体からアセドアルデヒドが抜けるまで治りませんし、2については水分を多く摂取する事で症状は軽減されます。
しかし3つ目の場合は、そのままではよくなりませんので頭痛薬に頼るのもよいでしょう。
ロキソニンS
熱鎮痛成分であるロキソプロフェンナトリウムが痛みの原因を抑え、素早く痛みを取り除いてくれます。
会社:第一三共ヘルスケア株式会社
URL:http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/loxonin-s/index.html
イブクイック頭痛薬
胃粘膜を保護する酸化マグネシウム配合で、二日酔いで弱った胃にも優しく働きかけ、頭痛の原因を取り除いてくれます。
会社:エスエス製薬
URL:http://www.ssp.co.jp/product/all/eveq/
ナロンエース
イブプロフェンが痛みの元を、エテンザミドが痛みの伝わりをブロックするダブルブロック処方がナロンエースの特徴です。
会社:大正製薬
URL:http://www.taisho.co.jp/naron/ace/
二日酔いの吐き気を治す市販薬おススメ3選
飲酒をすると、実は胃でも約30%近くのアルコールが吸収されると言われています。
これが原因となって胃粘膜の荒れを引き起こし、それが吐き気に繋がってしまいます。
吐き気がある場合は水分もなかなか取れませんが、少しでも水が飲めるなら早めに吐き気を抑える薬を飲むのがよいでしょう。
ソルマックプラス
ソルマックプラスには、生薬であるウコンとカンゾウエキスを増量しています。
それによって、二日酔いの主症状である吐き気を抑えます。
会社:大鵬薬品株式会社
URL:http://solmac.jp/
第一三共胃腸薬
ショウキョウ、ニンジン、カンゾウ、ホップ、ケイヒの5つの生薬が二日酔いによる胃のむかつきを解消します。
メントール味ですっきり飲みやすい後味です。
会社:第一三共ヘルスケア
URL:http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/brand/ds_ichoyaku/index.html
太田胃散
7種類の健胃成分が胃のもたれや不快感を取り除き、胃を元気にしてくれます。
また、作用の異なる4種類の制酸剤が薬の吸収を助けるために胃散の働きを調整してくれます。
会社:株式会社太田胃散
URL:http://www.ohta-isan.co.jp/
二日酔いを解消する食べ物は何が良いの?
二日酔いを解消すると言われている食べ物はいくつかありますが、中でも梅干しは、梅干しに含まれるピクリン酸は肝臓の働きを助け、アルコールの分解を促進してくれます。
また、アルコールを大量に摂ると体が酸性に傾いてしまいますが、アルカリ性である梅干しを食べる事によりこの傾きを補修し、回復が早まると言われています。
さらに梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復効果がある成分ですので、総じて梅干しは二日酔いに効果があるとされているのです。
二日酔いに効くツボはどこを押せばいいの?
二日酔いの解消法としてツボ押しを試してみましょう。
二日酔いに効くツボ
二日酔いに効くとされているツボは、親指と人指し指の付け根にある〝合谷〟手の平の中央のやや手首寄りにある〝健理三針区〟手の平を見て親指の付け根にあたる手の甲との境目の〝魚際〟などがあります。
また、耳から真っ直ぐ上に伸ばした線と鼻から上に伸ばした線がちょうど交わる部分(頭の頂上より少し後ろあたり)の〝百会〟も二日酔いに効くツボと言われています。
二日酔いにならないための対策
二日酔いにならないためにもっとも有効な方法は、たくさんお酒を飲まない事です。
とは言っても、楽しい席であればついついお酒は進んでしまいますよね。
そこで、二日酔いを回避するための方法として、飲む前に食べ物を摂取して胃を動かし消化吸収を少しでも活発にしておきましょう。
二日酔いを防止する食べ物は様々ありますが、ここでお勧めするのは豆腐です。
豆腐はある程度食べ応えがありますから、お腹が膨れて飲酒量を減らす事も出来ますし、豆腐に含まれるたんぱく質やビタミン類は肝臓の働きを促進したり助ける効果があると言われています。
居酒屋に行くとよくお通しで冷奴が出ますが、実はこんな理由が隠されていたからなのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
二日酔いの主たる原因であるアセドアルデヒドをスムーズに分解するために、無茶な飲み方はせず、また飲む前には適度に食べ物を摂取しておくなど、万全の対策でこれからの飲み会シーズンを乗り切って下さい。
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