風邪の咳が止まらない時に効く市販薬や漢方
最近、よく聞く話として「風邪などで出る咳は、悪いものを体外へ排出しようとする働きだから、無理矢理止めてはいけない」というものがあります。
確かにそれも一理あり、咳や鼻水と言った風邪の諸症状はいわば、体の防衛反応ですから、むやみやたらに止めるべきではないと思います。
しかし一方で、咳が長く続けば続くほど体力が失われ、結果として風邪の症状を重くしてしまう場合もあります。
一回の咳で失うエネルギーは2kcalとも言われており、ひどい咳ともなればさらにこれ以上の消費が考えられます。
また、夜間の咳は体力だけではなく睡眠時間も削る事になるので、余計に風邪が悪化しやすい状況となってしまいます。
このような事態を避けるためには、あまりにひどい咳が出るようであれば、咳止めの市販薬を飲むという選択をする事も時には大切です。
では、市販されている薬の中で「咳止め」の効果が強い薬とは一体どのようなものがあるのでしょうか。
風邪の咳止めに効くおススメの市販薬や漢方やシロップ5選
咳止めとして、一般的によく使われている市販薬を5つご紹介したいと思います。
しかし、必ずしも記載されている効果が得られない場合もありますので、その点はご了承下さい。
セキセチン
のどに絡まる痰を除去し、咳を鎮めます。
また、生薬配合により体への負担も少ないと思います。
甘いシロップタイプなので大人は勿論ですが子供にも使える咳止め薬です。
会社:湧永製薬
URL:http://www.wakunaga.co.jp/index.html
アネトンせき止めZ液
たんを薄くして溶解する事で、たんを出しやすくする効果があります。
また、咳を起こす神経や気管支に作用し咳を抑え、出にくくさせる効果もあります。
味はレモンティー風味でお子さんにも飲みやすくなっています。
会社:武田薬品工業
URL:http://takeda-kenko.jp/
ベンザブロックせき止め錠
鎮咳去痰成分と、痛みや炎症を抑えるトラネキサム酸を配合し、のどの痛みを伴う咳や痰を抑えます。
シロップが苦手な方でも飲める錠剤タイプとなっており、メントールの香りで爽快感があります。
会社:武田薬品工業
URL:http://takeda-kenko.jp/
新ブロン液エース
咳の中枢に作用するジヒドロコデインリン酸塩と、気管の緊張をやわらげるグアイフェネシンの働きが、苦しい咳を抑え、のどの痰を取り去ります。
なお、こちらの商品はお一人様につき一本のみの販売となっていますのでご注意下さい。
会社:エスエス製薬
URL:http://www.ssp.co.jp/
パブロンSせき止め
中身が液状のソフトカプセルになっており、溶けやすく即効性があります。
主な5つの成分が、せきの中枢や気管支に働きかけ、つらい咳を鎮めてくれます。
会社:大正製薬
URL:http://www.taisho.co.jp/
まとめ
咳が出る原因は様々あるため、必ずしもこれらの薬を飲んだからといって症状が治まるわけではありません。
むしろ対処が遅くなったために気管支炎になったり、咳が長く続く場合には咳喘息といった違う病気の可能性もありますので、自己判断はせずに症状が治まらないようだったら早めに病院を受診しましょう。
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