赤ちゃんや子供の肺炎の症状
赤ちゃんや子供は、大人よりも肺の機能が発達していないため肺炎になりやすいと言われています。
咳が長く続く、発熱を繰り返すといった症状が見られたら、ただの風邪だと思わずに早めに病院へいくのがよいでしょう。
また、抵抗力や免疫力の弱い赤ちゃんや子供は、重症化するケースも少なくありません。
風邪と肺炎は症状がとても似ているため最初は区別がつきませんが、風邪は数日の間に症状が回復するのに対して、肺炎は日に日に症状が重くなる傾向があります。
いつもと少しでも違うなと感じたら、とにかく病院で検査を受けるようにして下さい。
赤ちゃんや子供の肺炎3つの症状
1.細菌性肺炎
急激に症状が重くなるのが、細菌性肺炎の特徴です。
突然40度前後の高い熱が出たり、痰が絡んだ激しい咳が出ます。
また、呼吸困難になって呼吸を浅く繰り返したり、場合によっては血を含んだ痰を吐き出すなどといった症状も見られます。
2.ウイルス性肺炎
子供がかかることが多いのが、ウイルス性肺炎です。
風邪が原因となって発症するケースが多く、いつもの風邪に比べて乾いた咳が抜けない、発熱が長く続くなどといった症状が見られます。
とは言え、比較的元気で食欲がある場合も多いため肺炎だと気付かずに見過ごしてしまうこともあるようです。
3.マイコプラズマ肺炎
学校や幼稚園などで集団感染しやすいのが、マイコプラズマ肺炎です。
咳や発熱を長期に渡って繰り返す、もしくは夜間や早朝に発熱や咳が強くなる傾向があります。
稀に重症化するケースもありますが、比較的軽症で済む場合が多いようです。
赤ちゃんや子供が肺炎にかかる原因は?
赤ちゃんがかかる肺炎で多いのが、クラミジア肺炎です。
これは母親がクラミジアに感染している場合に、出産時に産道を通ることで感染してしまうケースがもっとも多いようですが、中には母親が家族にクラミジア感染者がいない状況にも関わらず、クラミジア肺炎になってしまうこともあります。
この場合は普段遊んでいるお友達やその家族や、遊具などから感染したと考えられます。
また、1~6才の子供に多い肺炎の原因として挙げられるのは、インフルエンザやマイコプラズマ、肺炎球菌などです。
インフルエンザや肺炎球菌はその病気自体にかかりづらくなるように予防接種が推奨されていますが、これらが原因の肺炎を防ぐにも有効な方法と言えるでしょう。
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治療はどうすればいいの?病院は何科に行けばいいの?
咳や発熱などの症状が出ると、最初は風邪を疑うと思います。
かかりつけの小児科があるならまずはそこへ行くのがよいでしょうが、熱が下がらない時は総合病院へ行くのをお勧めします。
症状によって呼吸器科や内科にてより専門的な診察を行ってもらえるでしょう。
また、以前に一度肺炎になったことがある場合は最初から総合病院へいくのがよいでしょう。
そこで肺炎と診断され、さらに脱水や呼吸困難といった症状が見つめられる時は入院を薦められる場合もあります。
細菌性やウイルス性によって治療は変わりますが、点滴や抗菌薬、抗ウイルス薬が用いられます。
まとめ
赤ちゃんや子供は、自分の症状を上手に伝えることができません。
咳や熱といった症状だけではなく、機嫌や顔色もしっかり見てあげることが、肺炎を重症化させない一つの対策となります。
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