辛い「ひび・あかぎれ」の対策や治療法!
空気の乾燥がひどくなる冬の時期は、様々な皮膚トラブルに見舞われる危険性があります。
女性であれば、皮膚表面が乾燥しストッキングやタイツなどの黒色の物を穿くと、白く粉が浮いた状態になった経験はありませんか?
また、下着の締め付け部分などが痒くなりやすくなるのも、冬が引き起こす皮膚トラブルと言えます。
そのような中で、日常生活に深刻な影響を与える厄介な2大皮膚トラブルと言ったら、ひび・あかぎれ、ではないでしょうか。
ひひ・あかぎれはその名の通り、皮膚にひびが入ったり、切れてしまう症状です。
では、つらいひびやあかぎれの対策や治療法とは一体どのようなものなのでしょうか。
ひび・あかぎれの原因は?
ひび・あかぎれは、主婦や美容師、理容師に多いと言われています。
これらに共通するのは「水仕事」を行い、「洗剤やシャンプーに触れる」こと。
手には元々皮膚を保護する役割を果たす皮脂が少ないとされているので、洗い物やシャンプーを行う回数が多ければ多いほど、皮膚表面のバリア機能が失われ手荒れを引き起こす原因となってしまいます。
さらに冬の時期は空気が乾燥しているので、手荒れがひび・あかぎれに進行しやすいと言われています。
症状は?しもやけとどう違うの?
皮膚に水分や脂質が足りなくなると、表面がどんどんと固くなり、やがて亀裂が生じてしまいます。
この状態を「ひび」と言い、さらに悪化して真皮層まで深く亀裂が入ってしまった状態を「あかぎれ」と言います。
あかぎれを起こすと、真皮層にある血管から血が滲んでくることもあります。
またよく、しもやけとひび・あかぎれは同じものだと考える方もいらっしゃいますが、これらは区別されるものです。
寒さや寒暖差により、手足の指先や耳、鼻の先などの末端部分に血行不良が起こり、むず痒さや痛みを感じるものを「しもやけ」
しもやけになった状態から皮膚表面の乾燥が進むと「ひび」や「あかぎれ」になるのです。
治療法や対策は?
ひび・あかぎれになってしまったら、保湿クリームなどで皮膚表面を保護し、なるべく水仕事を行わないようにします。
とは言え、主婦の方であれば炊事や洗濯を行わないわけにはいかないですから、その場合はゴム手袋などを用いて直接手が水に触れないように気を付けます。
また、すでに亀裂がある皮膚の周辺は脆くなっているので、外部から力が加わるとさらに亀裂が大きくなってしまうことがあります。
重い物を持ち上げる、手にぐっと力を入れるという動作を回避するだけでも回復はかなり違ってきます。
そして、食生活の面では血行を促進してくれるビタミンEと皮膚の再生に働きかけるビタミンCの摂取を心掛けるようにしましょう。
まとめ
ひび・あかぎれにならないためには、ひび・あかぎれになりやすい末端まで血液がスムーズに流れるように、マッサージを行うのも効果的です。
しかし、すでにひび・あかぎれがある場合にはマッサージによって状態が悪化する恐れがありますので、注意して下さい。
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