梅雨時の食中毒の予防や対策と気を付ける事は?
ジメジメと空気がまとわりつくような感じのする梅雨の時期は、何かと鬱陶しくて面倒ですよね。
湿気はカビやダニの発生原因とされており、除湿や駆除を行う方は多いと思いますが、実は食中毒も梅雨の時期である5月から9月頃に掛けて年間で最も多く発生しています。
食中毒なんて、お肉や魚を生で食べたり毒のある物を食べなければ大丈夫でしょう?と思っている方もいらっしゃるかも知れませんが、それだけが食中毒の原因とは言えません。
そこで今回は、梅雨時に多発する食中毒から身を守る予防法を知って頂き、少しでも役立てていただければと思います。
梅雨の時の食中毒の原因と症状は?
食中毒を引き起こす原因は、細菌によるものときのこやフグなどに含まれる毒を摂取することに分かれますが、梅雨時の食中毒の多くは細菌によるものが多数を占めています。
梅雨の時期は、気温が高いのに窓を閉めきっているせいで、部屋の中が高温多湿になりやすいのですが、この高温多湿こそ細菌の繁殖を増加させてしまう一番の要因なため、他の時期に比べて食品や調理器具の管理などを徹底的に行う必要があります。
また、食中毒になると非常に激しい腹痛や下痢、嘔吐といった症状が現れます。
症状が出るまでの時間は、食中毒の原因となる食品などを摂取してから0.5時間~8日と様々ですが、これは食べた食品の量や細菌の種類によって大きく異なります。
梅雨の食中毒にかからないための予防法や対策は?
梅雨時に、食中毒を起こさないためには、食品の管理や調理時の手洗いなどをしっかり行うことが重要となります。
調理をする前には必ず手洗いをするのは勿論ですが、調理中も生の肉や魚の刺身などに触れたら手洗いをすることが大切です。
また、この時期にはなるべく加熱調理をした料理法でお肉や魚を食べることも、食中毒の予防に繋がります。
食中毒を引き起こす主な細菌である、サルモネラ菌やブドウ球菌、腸内ビブリオなどは65度以上の加熱で死滅すると言われているので、中までちゃんと火を通して食材を加熱することが必要です。
さらに、お弁当などすぐには食べない食品を管理する際には、5度以下で冷蔵保存するのがよいでしょう。
テーブルの上に数時間置きっぱなしにする、車内に置いておいた食べ物を食べるのは危険ですので止めましょう。
食中毒の時の対処の仕方!病院は何科に行けばいいの?
食中毒かな?と思ったら、できれば吐いた物を持参して病院を受診するのがよいでしょう。
それで、病原体の特定をしてもらえば、食中毒の原因が何だったのかわかり、さらなる感染者を防ぐ効果があります。
吐いた物が無ければ、食べた物や食べた物の包装紙などでもかまいません。
また、病院へ掛かる際は内科へ行くのがよいでしょう。病院によっては感染症内科があれば、そちらの方がなおよいです。嘔吐や下痢の症状が激しいようであれば消化器科でも構いません。
まとめ
食中毒はとても身近な脅威ですが、正しい知識や予防法を知ることである程度は防ぐことができます。
今年の夏も暑くなるとのことですので、食中毒にならないように食品の取り扱いには十分注意して下さい。
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