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麻黄湯と葛根湯の違いや使い分け!併用しても大丈夫か?

麻黄湯と葛根湯の違いや使い分けについて

漢方薬は、2000年以上の歴史を持つ医学です。

よく民間療法と同じと捉える方がいるようですが、漢方医学に基づくれっきした医療であり、最近は西洋医学を中心としてきたアメリカやヨーロッパなどでも広く認知され始めています。

日本においても、ここ最近漢方薬が見直されるようになってきました。

そこで今回は、漢方薬の代名詞的な存在である「葛根湯」と、葛根湯に似た効果を持つと言われている「麻黄湯」をご紹介したいと思います。

この2つの漢方薬の違いや、使い分けについて掲載していますので、是非ご覧頂けたらと思います。



麻黄湯とは?どのような時に使うの?どのような効果があるの?

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麻黄湯は、生薬の麻黄を主成分として、桂枝・杏仁・甘草の全4種類が配合されている漢方薬です。

風邪の引き始めの悪寒や発熱、筋肉痛、咳、ぜんそくなどに効果があるとされています。

中でも、麻黄と桂枝はそれぞれに発汗作用があるため、この2つが配合されることでより強い発汗作用が促されます。

体内に熱がこもっている時などには、汗をかくことで症状が改善することがあるため、そのような症状がある方に特におすすめの漢方薬と言えるでしょう。

葛根湯とは?どのような時に使うの?どんな効果があるの?

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葛根湯は、葛根を主成分とし、桂枝・芍薬・生姜・大棗・甘草・麻黄の全7種類が配合されている漢方薬です。

風邪の引き始めの寒気や頭痛、肩こり、鼻づまりなどに効果があると言われており、「風邪には葛根湯」というフレーズは一度くらいは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

ただし、喉の痛みには効果がないため、発熱や発汗がある時は服用を避けるようにしましょう。



麻黄湯と葛根湯の使い分けについて教えて!

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麻黄湯と葛根湯は、共に風邪の引き始めにぞくぞくとする寒気や悪寒がある時に飲むとよいと言われていることから、「どちらを選べばよいの?」と悩んでしまう方も多くいらっしゃいます。

麻黄湯も葛根湯も、体力があり、発汗していない状態で使うと効果を発揮する漢方薬です。

すでに発汗している場合は、汗をかきすぎることで体力を奪い、症状を重くしてしまう恐れがあるためおすすめできません。

この点でも、麻黄湯と葛根湯は共通しています。

では、この2つを使い分ける方法ですが、発熱がある場合は葛根湯ではなく麻黄湯を選ぶのがよいでしょう。

また、寒気や悪寒が強い・咳が出ている場合は麻黄湯頭痛や肩こりが強い場合には葛根湯、というのも覚えておくとよいかも知れません。

麻黄湯と葛根湯を併用しても大丈夫?注意点は?

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葛根湯には、麻黄湯と同じ「麻黄」が含まれています。

麻黄は、市販の咳き止め薬に使用されているエフェドリンと同じもので、いわゆる麻薬の成分であるため、過剰に摂取すると心臓に悪影響を及ぼすことがわかっています。

このため、葛根湯と麻黄湯を併用することは避けた方がよいと思われます。

なお、同時期に併用するだけではなく、短期間の間に葛根湯と麻黄湯を連続して使用することも止めた方がよいでしょう。

まとめ

葛根湯には麻黄湯に含まれている成分が入っていることから、「とにかく葛根湯を飲んでおけばよいのでは?」と思う方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、葛根湯と麻黄湯は似て非なる漢方薬です。体の細かい症状に合わせて、より効果の高い方を服用することで症状が重くならずに改善させることができるのです。



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