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目の奥が痛い原因と治し方やツボ【頭痛・吐き気】にも効果的!

目の奥が痛い原因と治し方!病気の可能性もあるの?

かゆみや乾燥、炎症など、はトラブルが多いところと言われています。

それを裏付けるように、ドラッグストアなどでは目に現れる症状別に対応した目薬が売られており、細かい症状に合わせてセルフケアをすることができますよね。

しかし、目の奥が痛い場合はどうしたらよいでしょうか。

目の奥は、直接眼球に目薬を使うことができないので、自力で改善することがなかなか困難です。

そのため、目の奥が痛い場合は、多くの方はその痛みにじっと耐えているケースが見受けられます。

では、どうしてそもそも目の奥が痛くなるのでしょうか。

また、目の奥が痛くなった時、どのような対処方法があるのでしょうか。

そこで今回は、目の奥の痛みについて調べてみました。

一般的な目の奥が痛い原因は?

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目の奥が痛い原因としては、一般的には〝眼精疲労〟が多いものと考えられています。

眼精疲労とは、長時間本を読む、パソコンの作業をするなどして、目の筋肉や神経に疲労が溜まった状態、いわゆる疲れ目が重症化したものです。

疲れ目は、目を使うことで周囲の筋肉が疲労して起こる症状で、誰にでも起こりうるものですが、目を閉じて休んだり睡眠をとることで比較的早期に回復します。

しかし、眼精疲労になると、目を休ませてもなかなか症状が改善せず、目の疲れを補うためにさらに筋肉や神経を酷使するといった悪循環に陥ってしまうため、症状が重く長引いてしまいます。

また、眼精疲労は目の筋肉や神経の疲労だけではなく、ストレスや生活習慣の乱れなどからも発症すると言われており、目の奥の痛みの他にも、目が乾く、ショボショボする、物がかすんで見える、かゆみや充血がある、など様々な症状が挙げられます。

吐き気を伴う目の奥が痛い原因は?

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吐き気を伴う目の奥が痛い原因には、自律神経が関わっていると考えられます。

目の筋肉や神経の疲労によって目の奥に痛みが生じると、その痛みはやがて顔全体から首、肩などにも伝わっていき、そこを通る神経にも影響していきます。

中でも、体の機能のコントロールする役割を担っている自律神経が乱れると、体が疲れやすくなる、不眠になる、いつもイライラしてしまうなど、様々な弊害が現れるようになると言われていますが、吐き気もその一つで、自律神経の乱れによって胃腸の消化機能が低下してしまうことが原因と考えられています。

そのため、消化不良が起こりやすくなり、吐き気となって現れてしまうのです。

また、同時に首や肩のこり、頭痛などが起こるケースも多いため、それらが原因だと誤認してしまい、目の疲労を十分にケアできずに症状が長引くこともあります。

首や肩のこりがある時は、目が疲れているかも?と早めに対処するようにしましょう。

片目の目の奥が痛い原因は?

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現代は、パソコンやスマートフォンの普及により、以前よりも格段に目を酷使している方が増えていると言われています。

それにより、目の奥に痛みを感じたことがある、という方は一定数いらっしゃると思いますが、その場合多くは両目の奥に痛みを感じていたのではないかと思われます。

両目の奥の痛みの場合、明らかな目の使い過ぎが認められれば、それは眼精疲労に伴う痛みと考えられます。

しかし、片目の奥だけが痛む場合は、眼精疲労以外に斜視が原因である可能性があります。

斜視の方は、左右どちらかの目の向きがずれているため、ピントを合わせるために筋肉をより使うため目に負担が掛かりやすいと言われています。

なお、はっきりと見た目で斜視とはわからない「隠れ斜視」は、日本人に多くいると言われています。

一見すると斜視には見えないものの、実際には左右の目のピントを合わせるのに時間が掛かるため、おのずと向きがずれている方の目に負担が大きくなってしまい、片目の奥だけが痛むようになってしまいます。

このような症状がある方は、一度斜視を疑って眼科で検査を受けてみるのがよいかも知れません。

チクチクと刺さるような目の奥が痛い原因は?

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目の奥の痛みの多くは、ズキズキとした鈍痛と言われています。

しかし中には、針で刺されているようなチクチクとした鋭い痛みを感じる場合もあります。

これは、目の奥に異物が入りこんでしまい、それが当たって痛みを発しているケースと、その異物が元で炎症が起こっているケースが考えられます。

また、目に異物が入っても、大抵は涙で流れ出る仕組みとなっていますが、ドライアイで常に目が乾燥している方は異物を出すことができずに痛みを発生させることが多いようです。

ドライアイは、まばたきが少ないなど目の乾燥が主な原因と言われていますが、パソコンやスマートフォンから放出されているブルーライトや紫外線も、目の乾燥を引き起こすと考えられています。

目を動かすと目の奥が痛い原因は?

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目を動かすと奥に痛みが生じる場合は、副鼻腔炎(蓄膿症)が原因となっている可能性があります。

副鼻腔は、目の下に空洞のようにある部分で、主に風邪などの感染症にかかることで、ここに膿が溜まることで副鼻腔炎を発症させます。

副鼻腔に膿が溜まると、目を動かすための筋肉を圧迫して、痛みを発生させます。

特に下を向いた時に痛みが強く出るなら、副鼻腔炎を強く疑った方がよいかも知れません。

副鼻腔炎になると、黄色や緑色の鼻水が大量に出たり、激しい鼻づまりを起こします。

そのため、目の奥だけではなく頭痛や歯痛なども併発することがあります。

また、ボーッとして集中力がなくなったり、イライラしやすくなるなども副鼻腔炎の特徴と言えますので、目の奥の痛みの他にこれらの症状がある場合は、耳鼻咽喉科へ行くことを検討した方がよいでしょう。

頭痛を伴う目の奥とこめかみが痛い原因は?

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頭痛を伴う目の奥とこめかみの痛みがある場合は、「群発頭痛」が原因として疑われます。

群発頭痛は慢性頭痛の一種で、目の奥がえぐりとられるような激しい痛みが起こるのが特徴です。

群発という名前の通り、一定期間において繰り返し起こります。

ただし、発生時に差があるわけではなく、一日の決まった時間帯、もしくは一年を通じて毎回同じ季節に頭痛が始まると、それが長い時間に渡って続くものです。

女性よりも男性に多いと言われ、特に20~40代が多く発症します。

メカニズムについては詳しく解明されていませんが、アルコールの摂取が引き金となる方や、たばこ、気候の変化などによって引き起こされるケースが多いと言われています。

特に夜間の寝ている時に突然痛みが襲ってくることが多いことから、寝ることに恐怖を覚える方も少なくありません。

群発頭痛の場合、目の裏を通っている血管が拡張することで痛みを発生させると考えられていることから、目の奥に強い痛みが出ると言われています。

風邪やインフルエンザのときに眉間や目の奥が痛くなる場合はあるの?

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風邪やインフルエンザに感染し高熱が出ると、その高熱が原因で血管が拡張して頭痛が起こる場合があります。

そうすると、頭痛を眉間や目の奥の痛みと認識する場合もあるようです。

また、風邪やインフルエンザで鼻水が大量に出ると、目の下にある副鼻腔と呼ばれるところに膿が溜まり、周囲の神経や筋肉を圧迫することで、目の奥に痛みが出ることもあります。

こうした風邪やインフルエンザによる目の奥の痛みは、片目ではなく両目の奥で起こるのが特徴で、症状が回復すると目の奥の痛みも消えてしまうのが一般的です。

そのため、風邪が完治したにも関わらず目の奥に痛みがある場合や、片目の奥だけが激しく痛む時は、それ以外の原因も考えられることから、一度病院へ掛かるようにするとよいでしょう。

目の奥が痛い場合に考えられる病気とその特徴は?

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目の奥が痛い時、その多くは眼精疲労によるものと考えられますが、その他にも吐き気や頭痛などの症状を伴う場合には、副鼻腔炎や群発頭痛などの病気が隠れている可能性もある、とこれまでご説明させて頂きました。

しかし、目の奥が痛みの症状として現れる病気はこれだけではありません。

そこでここでは、目の奥の痛い時に考えられる病気と、その特徴についてご紹介したいと思います。

三叉神経痛

三叉神経は、顔に分布する神経で、顔面の知覚や咀嚼の際の筋肉運動を司るものです。

血管によって圧迫されることで、顔に刺すように鋭い痛みが走るのが特徴で、目の奥に痛みが出る時は三叉神経の中の眼窩神経に影響していると考えられます。

緑内障

視神経細胞が減っていくことで、視野が欠損していく病気です。

目の奥の痛みの他に、物が歪んで見えたり、片目で見ると一部が暗くなって見えなくなるなどの症状が現れます。

そのまま放置してしまうと、失明してしまう恐れもあります。

脳腫瘍

その名の通り、脳に腫瘍ができる病気です。

腫瘍によって神経が圧迫されることで、頭痛や目の奥の痛みといった症状が現れます。

症状が現れるということは、病状がかなり進行していると考えられますが、目の奥の痛みが日増しに強くなる、吐き気や痙攣などが起こるといった場合には、すみやかに病院へ行くようにしましょう。

ぶどう膜炎、後部強膜炎

目の表面の痛みや、結膜炎や角膜炎などが考えられますが、目の奥が痛む場合は炎症が奥で起こっている可能性が考えられます。

歯周病

歯周病とは、細菌による感染が原因で歯肉や骨が壊れていく病気です。

40才以上の日本人の8割が歯周病とも言われていますが、歯周病を放置しておくと様々な病気を引き起こすと言われています。

一見、目の奥の痛みとは関係がない気がしますが、歯周病の細菌に感染した膿が、目の下にある副鼻腔に溜まることで痛みを発生させることがあります。

うつ病

うつ病を始めとする精神疾患は、首や肩の筋肉を緊張させ、やがて頭痛や目の奥の痛みを発生させることがあります。

目の奥が痛い時の対処法や解消法

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目の奥の痛みが、目の使い過ぎによる眼精疲労が原因であれば、目の周辺の血行を促進して筋肉に詰まった疲労物質を排出することで痛みを取り除くことができます。

この時、簡単な方法として「蒸しタオル」があります。

蒸しタオルは、水で濡らして固く絞ったタオルを、くるくると巻き(または適当に折りたたみ)レンジで1分チンするだけで作れます。

熱過ぎると火傷の原因となりますので、必ず安全を確かめた上、蒸しタオルを目の上にそっと載せて下さい。

ただし、目の奥の痛みが炎症や頭痛が原因の時は、温めることで逆に症状を悪化させてしまう場合もあるため、蒸しタオルは行わないようにしましょう。

目の奥が痛い時に効果のあるツボは?

・瘂門(あもん)・・首の後ろの筋の中央にあるツボ。顎を上げるとくぼみができるので探しやすいです。ツボ部分に両手の中指を重ね、優しく5秒ほど押してゆっくり戻していきます。

・天柱(てんちゅう)・・首の後ろの筋の外側にあるツボ。

・攅竹(さんちく)・・眉の内側にあるツボ。

・瞳子膠(どうしりょう)・・目尻から親指一本分の幅外側にあるツボ。左右の指で円を描くように押して下さい。

症状別!目の奥が痛いとき病院は何科に行けばいいの?

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これまで読んで頂いたように、目の奥が痛いという症状であっても、原因は様々に考えられます。

そのため、目の奥が痛いからと眼科を受診し、そこで問題がないと言われたからと放置してしまうと、病気が進行してしまう恐れがあります。

基本的には、目の奥の痛みの症状のみなら眼科を、鼻水が出るなどの症状があれば耳鼻咽頭科を、頭痛や痙攣などの症状があれば脳神経外科を受診するようにして下さい。

また、目の奥に痛みを感じて上記の科で診てもらっても、特に異常がないと言われた時は、うつ病や自律神経失調症などの精神疾患を疑って、心療内科などを訪ねてみるのもよいでしょう。

まとめ

目の奥の痛みは、誰でも一度くらいは経験のあるものだと思います。

そのため、つい「いつものこと」と軽く考えてしまいがちですが、放置することで症状が悪化したり、思わぬ病気が隠れていることもあるため、目の奥の痛みが続く場合は必ず病院へ行って、原因をしっかりと突き止めることが大切です。

また、日頃から目に疲れを溜めないように、パソコンで作業をする場合は1時間に1度は休憩を入れ、優しくマッサージやツボ押しをして、目の周りの血行を促進させることも必要です。

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