出産祝いのお返しメッセージのマナーや出す時期は?
出産祝いのお返し(内祝)は、お祝いを頂いたからそのお礼にするものではない、ということをご存知ですか?
内祝は、結婚や出産など、自分に訪れた幸せを周囲の人と分かち合うために配る物。
そのため、お祝いにお礼だけではなく、生まれてきた赤ちゃんの紹介や、相手の幸せを願うメッセージを添えるのがよいと言われています。
しかし、出産祝いのお返しのメッセージを、どのようにしたらいいのか悩んでしまう方もいますよね・・。
そこで今回は、出産祝いのお返しのメッセージの書き方やマナー、例文などをご紹介します。
これから出産を控えているプレママさんはもちろんのこと、今まさに出産内祝について悩んでいる方や、近い将来赤ちゃんがほしいと思っている方もぜひご一読下さい。
出産祝いのお返しメッセージの書き方
出産祝いのお返しのメッセージの書き方については、特にこれと言った決まりはありませんが、メッセージを送る相手によって、「丁寧な」言い方をしたり、「カジュアル」な雰囲気を出したりと分ける必要があるでしょう。
また、どのように書いていいのかよくわからないという場合は、次の4つのポイントに気を付けるようにして書いてみてはいかがでしょうか。
① 感謝の気持ちを伝える
頂いたお祝いに対して、まずは感謝の気持ちを述べます。
② 赤ちゃんの名前や名前の由来などを紹介
この他に誕生日や性別などの情報も合わせて記載します。
出産祝いのお返し(内祝)では、両親の名前ではなく赤ちゃんの名前を熨斗紙に書くため、由来などをメッセージに添えると喜ばれます。
③ 母子の現状
誕生後の赤ちゃんの様子はもちろんのこと、お母さんの体調を心配する方も多いので、合わせて記載しておくとよいでしょう。
④ 相手を気遣う文面で締める
これからのお付き合いのお願いや、相手を気遣う内容の言葉を書いてメッセージを締めくくります。
メッセージの例文はこちら!
出産祝いの内祝にメッセージに使える例文をいくつかご紹介します。
メッセージの内容に悩んでいる場合は、参考になさってみて下さい。
ご指導よろしくお願いします。季節の変り目ですので、風邪など召されませんようご自愛下さい。
例文をそのまま使うのではなく、例文をヒントにオリジナルの文章を作成してあなたらしさを出した方が、より相手に気持ちが伝わりやすくなります。
メッセージを書く時のマナーは?
現在では、出産祝いの内祝は「お返し」の意味合いが大きいですが、本来の内祝は「幸せのお裾分け」が正しい考え方です。
そのため、出産内祝や結婚内祝は、お祝いを頂いたか頂いていないかは関係がなく、自分に訪れた喜びや幸せを親戚や近所の方、友人や知り合いなどに報告し、幸せな気持ちを分かち合うものになります。
このようなことから、「お祝いを頂いたお礼」として義理的に内祝を贈るのはマナーに反すると言えるので、メッセージには「お返し」という言葉を使わないようにします。
また、赤ちゃんの誕生はとてもデリケートなことです。
世の中には赤ちゃんが欲しくてもそれが叶わない方がいるため、安易に「次はあなたの番ですね」と言った言葉を書いたり、「男の子が生まれて一安心です」など性別に関わることを書かない方がよいでしょう。
なお、目上の方や会社の上司に送る時は、カジュアルな印象を与えるメッセージカードよりも、お礼状の方がより丁寧と言えます。
メッセージを出す時期は?
メッセージも同じタイミングで添えるとよいでしょう。
生後1ヵ月以内にお祝いを頂いた場合は、お宮参りの頃にまとめて内祝と一緒にメッセージをお返してOKです。
それ以後に出産祝いを頂いた時は、その都度対応することになります。
とは言え、出産後は心身ともにかなり疲労していますし、慣れない育児によって内祝やメッセージまで考える余裕がないかも知れません。
後々慌てないように、内祝やメッセージは早くから準備しておくのがよいでしょう。
なお、諸事情で内祝が遅くなってしまった時は、出産の喜びよりも、相手にお世話になったことや遅くなったお詫びをメインに文章を構成するとよいでしょう。
面識のない人に出す時は?
遠い親戚や知り合いの知り合いなど、名前は知っているけれど顔は知らない、会ったことがないなど、面識のない方からも出産のお祝いが届く場合があります。
このような時も、内祝と一緒にメッセージを添えるのがよいでしょう。
品物を郵送で送る場合は、特に品物だけよりもメッセージがあった方が感謝の気持ちが伝わりやすくなります。
なお、次のようなケースの場合は、メッセージだけではなく、直接電話をして気持ちを伝えるとより丁寧と言えます。
・兄弟姉妹の結婚相手の親
結婚式を挙げていない、両家の顔合わせをしていないなどの理由で、自分の兄や姉、弟や妹の結婚相手の親と面識がないという場合に出産祝いが届いたとしたら、メッセージを送る以外にも電話で連絡するとより丁寧と言えます。
・お世話になった方や先生などの配偶者
直接お世話になった恩師や先生はすでに他界しているものの、生前に交流があることを知っていた奥様から出産祝いが贈られる場合があります。
そのような時も、メッセージだけではなく、一言電話で連絡をした方が丁寧な対応と言えます。
メッセージを一工夫をしよう!
普段から砕けた口調で話ができる友達などに送るメッセージは、そのままメッセージとして送るのもよいですが、せっかくの機会なので一工夫して楽しんでみるのはいかがでしょうか。
例えば、赤ちゃんの写真をコラージュしたり、「ありがとう」という吹き出しをつけてまるで赤ちゃんが言っているようにしてみると、メッセージを貰った相手もきっと喜ぶはずです。
また、最近は内祝用に赤ちゃんのイラストや写真が入れられるメッセージカードが販売されているので、あらかじめ用意しておいて使ってみるのもよいでしょう。
さらに、内祝の品物をカタログギフトで用意する場合もあると思いますが、カタログギフトを契約すると、絵本のような作りのメッセージカードを作れる特典がある商品もあります。
他とは違うメッセージを送りたいと考えている方は、ぜひ一度チェックしてみましょう!
まとめ
出産祝いのお返しのメッセージは、何より自分の気持ちを自分の言葉で伝えることが大切です。
あまり神経質にならずに、感謝の気持ちを込めて書いてみましょう。
ただし、内祝は「お返し」ではないため、お祝いを頂いたからそのお返しと言った旨を書くのは控えた方がよいでしょう。
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