帯祝いをするのは実家?それとも嫁ぎ先?
帯祝いは自分の実家が行うのか、夫の実家である嫁ぎ先で行うのか、悩んでいるプレママさんは多いのではないでしょうか?
また、帯祝いの金額相場を知りたいですよね。
そこで今回は帯祝いをするのはどこなのか、調べてみました!
帯祝いをするのは実家?嫁ぎ先?
そもそも帯祝いとは、妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日に、赤ちゃんの成長や無事の出産を願って行う安産祈願のこと。
その際に、妊婦さんのお腹を守る腹帯を、神社やお寺で祈祷し授与するのが帯祝いになります。
帯祝いでは、神社やお寺での安産祈願の後、身内だけで集まって食事会が行われます。
昔は、帯祝いに使用する腹帯は妊婦さんの実家が用意し、食事会は夫の実家、つまり嫁ぎ先が用意するものとされていました。
当時は結婚すると夫の実家に入るのが当たり前だったので、食事会の食事は姑さんと妊婦さんで用意をしたそうです。
しかし、現代は必ずしも嫁ぎ先で同居するわけではありませんよね。
そのため、食事会の食事代については誰が払うのか、それぞれで決めているようですよ。
また、腹帯を贈る帯祝いについても、妊婦さんの実家ではなく、嫁ぎ先が用意することもあれば、夫婦で用意することもあるようです。
このようなことから、帯祝いをするのは実家もしくは嫁ぎ先と決まっていることではなく、臨機応変にできる方が行うのが今の主流となっています。
お祝いの金額相場はどのくらい?
帯祝いの場合は、およそ次のようにお祝いの相場が決まっているようです。
・妊婦さんの身内 3,000~10,000円
・夫の実家(妊婦さんにとっては義実家) 3,000~10,000円
・友人や知人 3,000~5,000円
ただし、これはあくまでも目安となり、誰かいくらお祝いを贈るのかについては、その家や親戚などの付き合い方や事情が大きく左右するようです。
妊婦さんの実家で腹帯を用意する時は岩田帯と呼ばれるさらしの腹帯を購入しますが、料金は2,000~3,000円ほど。
一方で夫の実家が食事会の食事代をお祝いとして持つ場合がありますが、料亭などで行えば上記の金額を大幅に超える可能性もあります。
また、神社やお寺で戌の日参り(帯祝いや安産祈願を行う儀式)をすると、初穂料(祈祷料)が3,000~10,000円ほどかかりますが、お祝いとしてその分を肩代わりすることもあるようですよ。
お祝い金を入れるのし袋の書き方
帯祝いのお祝い金は、のし袋に入れて渡すのがマナーです。
のし袋の記入は、身内や親戚であれば、水引の上の中央部分に「岩田帯」「祝い帯」「寿」などと書き、水引の下の中央部分には自分の名前を記入します。
友人や知人としてお祝いを贈るなら、水引の上には「御祝」や「御帯」と記入し、下に名前を書いて下さい。
なお、神社やお寺で戌の日参りを行う時も、のし袋にお金を入れて納めるのが一般的です。
(現金のままで納めることができる神社やお寺もあります)
その場合は、のし袋の表書きに神社は「初穂料」もしくは「御初穂料」、お寺は「御祈禱料」もしくは「御布施」と書きます。
そして、水引の下の真ん中に夫婦の名字を記入します。
名字だけではなく名前も入れる場合は、中央寄りに夫の名前を書き、その左隣に妊婦さんの名前を入れましょう。
中袋には表に金額を、裏に住所や名前を記入して下さい。
数字や単位は漢字を使うのが正しい書き方となり、千や万は「阡」「萬」、数字は「壱」「弐」「参」のように書くのがよいでしょう。
帯祝いはそもそも必要なの?
妊婦さんにアンケートを行ったところ、戌の日参りで安産祈願をした人は80%となっていましたが、祈祷を受けたり腹帯の授与も行ったという方は20%もいませんでした。
つまり、「無事に生まれますように」と神社やお寺へお参りに行く人は多いものの、実際に帯祝いとして祈祷を行った人は少ないというわけですね。
戌の日参りは多産で安産な犬(戌)にあやかって行われるものですが、腹帯については「もらっても使わない」などの理由から帯祝いは特に行わないと考えるようです。
帯祝いで授与される腹帯は岩田帯と言ってさらしのタイプのため、巻くのが大変というのがその理由のようです。
しかし、中には持参したサポートタイプやガードルタイプの腹帯の祈祷を受け、お腹に巻いて愛用している妊婦さんもいるようですよ。
(岩田帯以外の腹帯は祈祷できない神社やお寺もあるので注意して下さい)
帯祝いのお祝いの仕方
帯祝いは妊娠して初めて知った人も多いお祝いの一つ。
身内や近しい人に妊婦さんがいない場合も、知らない方が大半ではないでしょうか。
そのため、帯祝いはどんな風にお祝いをしたらいいの?と悩んでいる方が多いかも知れませんね。
そこでここでは、帯祝いのお祝いの仕方についてご紹介していきます。
神社やお寺で安産祈願や帯祝いの儀式を行う
通常のお参りは予約なしでも行えますが、神社やお寺によっては帯祝いの予約が必要な場合があります。
また、帯祝いでは初穂料(もしくは祈祷料)がかかります。
料金については神社やお寺によって異なりますが、3,000~10,000円が相場です。
料金に腹帯が含まれるかどうかで金額が変わりますが、持参した腹帯は祈祷の対象にならない場合もあるので注意して下さい。
また、腹帯は本来であれば「帯役」と呼ばれる仲人(子宝に恵まれた夫婦の奥さん)に巻いてもらいますが、現代は妊婦さんのお母さん、もしくは夫のお母さん(姑)に巻いてもらうことがほとんどのようです。
病院で腹帯の巻き方を教えてくれることがあります。
食事会を行う
安産祈願・帯祝いの後は、両家の両親と一緒に食事会を行います。
食事会は自宅の他、レストランやホテルなどの外食を行うこともあります。
妊婦さんの体調に応じて選ぶとよいでしょう。
帯祝いをする時期はいつ?
帯祝いは、一般的に妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日に行う、戌の日参りに行われます。
妊娠5ヶ月は安定期となり、妊娠初期のつわりや体調不良が落ち着いてくる時期。
その時期に、多産で安産と言われる犬(戌)にあやかって、安産祈願を行います。
ただし、帯祝いは絶対に妊娠5ヶ月の最初の戌の日に行わなくてはいけないわけではありません。
体調には個人差があり、妊娠後期までつわりが続く方もいますし、そもそも妊娠中は体調が安定しにくいと考えてよいでしょう。
このようなことから、妊娠5ヶ月に入っても妊婦さんの体調によっては帯祝いを延期しても構いません。
神社やお寺でも、戌の日以外でも安産祈願や帯祝いを行っているので、妊婦さんの体調を最優先するようにして下さいね。
まとめ
帯祝いをするのは、実家なのか嫁ぎ先なのかについて調べてみました。
帯祝いは昔からの風習通り行うとすれば、腹帯を用意するのは実家、食事会は嫁ぎ先が行います。
しかし、最近は昔とは色々と事情が変わっているので、必ずしもこのようにするわけではないようです。
嫁ぎ先が腹帯を用意したり、実家が食事会を行うケースもあると分かりました。
そのため、帯祝いのお祝いについては、「どちらがやるべきなのか」をあまり気にする必要がないと言えます。
夫婦を中心に両家の両親に相談してみるのがよいでしょう。
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