巳の日に入籍すると縁起が良いのか気になります。
巳の日は一般的に吉日と認識されていますが、実は入籍には不向きな日と言われています。
その理由を知りたいですよね。
そこで今回は、巳の日の入籍について調べてみました。
入籍の日取りの決め方や注意点なども、併せてご紹介します。
巳の日に入籍すると縁起が良い?
巳の日とは十二支を日付に表したもので、暦注(暦に掲載される吉凶占い)の一つになります。
巳の日の巳はヘビを指し、ヘビは弁天財の遣い(もしくは化身)であることから、昔から金運アップに特に良いとされる吉日になります。
吉日は縁起の良い日なので、一見すると巳の日に入籍をすると縁起が良いように思えますよね。
しかし、弁天財は女性の神様で、大変嫉妬深い性格だと言われています。
そのため、入籍や結婚などの婚姻関係の行事は避けた方がよいと言われているのです。
巳の日が縁起の良い日であるのは間違いなのですが、このような理由から巳の日の入籍は縁起が良いとは言えない面があります。
入籍するときの日取りの決め方や注意点
入籍日はどうやって決めたらいいのか、迷っている方が以外と多いようです。
一般的な入籍の日取りの決め方や注意点をご紹介するので、ぜひ参考になさってみて下さい。
記念日
プロポーズをされた日、プロポーズをOKした日、誕生日、初デートをした日など、2人にとって特別な意味を持つ日に入籍をしたいと思うカップルは多いようです。
吉日
入籍はお祝い事の代表的な行事と言えるので、縁起の良い日に入籍したいと思うカップルは多いです。
おおよその入籍する時期が決まったら、その期間内の吉日を入籍日として選ぶようです。
なお、最近の若い世代の中には吉日をあまり重視しないケースも増えていますが、年配者はまだまだ「入籍は吉日に行うもの」と考えている方が多く、吉日を選ばないと親族内でトラブルになることもあるようです。
語呂合わせ
11月22日のいい夫婦の日を始め、2月2日(夫婦の日)、3月9日(サンキューの日)、7月22日(仲良し夫婦の日)、8月10日(ハートの日)など、数字の語呂合わせによって入籍の日取りを決めるカップルもいます。
自分達ならではのオリジナルの語呂合わせも楽しそうですよね。
一般的な記念日
クリスマスやバレンタインデーなど、日にちを忘れにくい行事に入籍を合わせるカップルもいます。
巳の日以外に入籍に相性のいい吉日は?
巳の日は吉日で縁起が良い日ですが、弁天財は嫉妬心が強いため、入籍や結婚などの婚礼関係の行事の日取りには不向きと言われています。
そこでここでは、巳の日以外の吉日で入籍にお勧めの日取りをご紹介します。
大安
六曜という暦注の一つで、最も縁起の良い日になります。
日本では吉日=大安というくらい一般的にとても浸透しており、入籍の日取りとして一番選ばれる日となります。
そのため、大安の日は入籍の手続きに訪れるカップルが多く、受付などが混雑することもあります。
一粒万倍日
選日という暦注の一つで、一粒の籾(もみ)が万倍に実り稲穂になるという意味がある吉日です。
吉日なので全般に縁起が良いですが、一粒万倍日は「この日に始めたことは後に大きな収穫となる」と言われていることから、入籍を始め、お金に関すること(宝くじを購入、銀行口座の開設など)も行うのに向いている日となります。
天赦日
暦注下段という暦注の一つで、暦の上で最上の大吉日になります。
暦注の中で天赦日以上に縁起の良い日はないので、とにかく縁起にこだわりたいという方は天赦日の入籍がお勧めです。
母倉日
暦注下段の一つで、母が子を育てるように天が人を慈しむ日という意味があります。
全般的に縁起が良い日となりますが、特に婚礼関係の運気が良い日と言われています。
満
十二直という暦注の一つで、吉凶的には大吉になります。
その言葉の通り、満たされる日となるので入籍の日取りにもお勧めです。
入籍を避けた方がいい凶日は?
普段は縁起の良し悪しにあまりこだわりがないという方でも、入籍日は縁起の悪い日を避けたいと思うものですよね。
ここでは、入籍に不向きな縁起の悪い日をご紹介します。
仏滅
六曜の中で最も縁起の悪い日となります。
仏滅には仏も滅するほどの凶日という意味があり、葬儀以外な凶となります。
大安と同じように、六曜は日本では最も知名度のある暦注になるので、入籍などのお祝い事の日取りには特に避けられる日と言えます。
不成就日
選日の一つで、言葉の通り何も成就しない日という意味がある凶日です。
入籍において、成就しないという意味がある日は特に避けたいと思いますよね。
受死日
暦注下段の一つで、暦の上で最悪の大凶日になります。
葬儀以外は大凶となることや、「死」という言葉が入っていることから、あえてこの日に入籍をする方は少ないでしょう。
巳の日と他の吉日が重なると縁起はさらにいいの?
暦注には様々な種類があることがわかりましたが、種類によって日の吉凶の決め方が違うので、巳の日と大安のように吉日と吉日が重なる日も少なくありません。
巳の日に他の吉日が重なると、縁起の良さが倍増すると言われています。
特に天赦日は最高の吉日となりますが、そこにさらに巳の日や大安などの吉日が重なれば、その日はこれ以上ない縁起の良い日になると言えます。
巳の日と凶日が重なった場合、入籍はどうしたらいいの?
巳の日と凶日が重なった場合、入籍はどうしたらよいのでしょうか。
吉日と凶日が重なると、凶日の影響を受けて吉日の縁起の良さが半減すると言われています。
そのため、吉日のみの日よりも縁起が悪くなってしまうので、入籍の日取りとしてふさわしくないと考える方がいます。
一方で、例え凶日が重なっても、吉日であることに変わりはないので入籍の日取りとして特に問題はないと捉える方もいます。
このように吉日と凶日が重なった時の入籍については、人それぞれの考え方によるというのが結論と言えます。
ただし、巳の日と凶日については、巳の日が吉日でありながらも、弁天財の嫉妬を買うため婚礼関係は避けた方がよいと言われていることから、凶日と重なることはさらなる運気ダウンに繋がると言えるでしょう。
どうしても巳の日に入籍がしたい理由がなければ、験を担いで入籍するにはふさわしくない日と言わざるを得ません。
しかし、巳の日を始めとした暦注にはそもそも科学的根拠はありません。
縁起の良い日に入籍をしたからと言って必ず幸せになれるわけではないですし、凶日に入籍をしても平和に暮らしている夫婦はたくさんいます。
日の吉凶に捉われずに入籍日を決めたいという方であれば、巳の日と凶日が重なっていても問題はないでしょう。
まとめ
巳の日に入籍をするのは縁起が良い反面、巳の日の意味を考えると、お勧めできる日とは言い難いことがわかりました。
とは言え、巳の日が吉日であることは間違いないので、巳の日に入籍をしても問題はないでしょう。
入籍の日取りは2人の記念日や語呂合わせで決めるカップルも多いですが、吉日も人気があります。
その場合は、巳の日よりも六曜の大安を日取りとして選ぶことが多いようです。
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