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イースターエッグとは?由来と卵の色や模様の意味は?

イースターエッグ

イースターエッグの意味や由来と原型は?復活祭の意味や由来を教えて!

日本にはお正月やハロウィンやクリスマスなどいろんなイベントが楽しめますが、それでも世界ではある程度認知されているけど日本ではそこまで流行していないイベントはたくさんあります。

今回はそんなイベントの一つとなってしまっているイースターエッグに焦点を当て、イースターエッグの意味と由来、そしてそれにまつわる復活祭の意味や由来も調べてまいります。

イースターエッグとは?


イースターエッグは「復活祭の卵」という意味があります。

英語表記では「Easter egg」となっており、いわゆるキリスト教における復活祭に用いる特別な卵(主に鶏の卵)となっているのです。

イースターはイエス・キリストが死後3日目にして甦ったことを祝うお祭りで、基本的に春に行われますが、そこで登場する卵という認識がまずは正しいでしょう。

古来より、ヨーロッパでは卵とウサギが豊壌や命のシンボルとして扱われており、その当時のお祭りでも卵が用いられることは多く、イースターエッグの始まりはこのような古代から用いられてきたことがスタートと考えられております。

そして、命を生み出す卵は復活の象徴としてみなされるようになり復活祭で扱うことになったと考えられております。

復活祭で卵を使うようになった物語や伝説はたくさんあるのですが、有名なものとしてはキリストが昇天したのちにイエス・キリストに付き従ったとされるマグダラのマリアがローマ皇帝の元に赴いて復活する命を意味する「赤い卵」を贈ったというものでしょう。

簡単にまとめますと、イースターエッグとはキリスト教における復活祭(イースター)で用いられる飾りつけの一つで、由来は古来から卵が命や豊作の象徴として扱われており、キリスト教においても卵がイエス・キリストが復活においての象徴として扱われていたからとなっております。

イースターはいつ?


イースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」というルールがあるので、ある程度変動します。

2024年だと3月31日がイースターとなりますので、イースターエッグを楽しみたいという方は覚えておきましょう。

イースターエッグの色の意味


イースターエッグは画像のようにカラフルにすることが多いのですが、もともとは逸話に出てくるように赤く塗ったり、太陽神信仰に基づいて赤やオレンジに塗っていたという情報もあります。

しかし、今ではより可愛く綺麗に面白くペイントすることが多いので、色に対しての意味はそこまで深くはないでしょう。

昔から続いているイースターエッグの意味を調べてみると、赤は幸福・情熱・太陽・キリストの血、青は青空と健康、白は清浄と誕生、紫は信頼と忍耐、オレンジは強さと大志と持続、緑は豊穣と希望と子孫繁栄という意味があるようです。

今ではカラフルなイースターエッグが多くインスタ映えするものが主体となっておりますので、ここまで色の意味に拘っている人は少ないと思います。

イースターエッグ模様の意味


イースターエッグには色以外に模様や形にも意味があります。

例えば、太陽が記載されていた場合それは太陽信仰に基づいたもので豊作を願うシンボルと考えることができますし、星が記載されている場合は魔よけや厄除けという意味もありますがイエス・キリストそのものを表しているといわれているのです。

また、太陽と星がセットで描かれていた場合はそれぞれの意味ももちろんありますがセット効果として成長や生命という意味も含まれているようです。

他にも、お花が記載されていた場合は美しさを表すとされていますし、麦の穂が記載されている場合は豊穣という意味になるようです。

花以外に木まで描かれていた場合は、生い茂るという意味から子孫繁栄と受け取ることもできますし、木そのものを天へ通じる階段と認識することもあるとのことです。

あとは、伝承や神話において鹿が角を用いて沈んだ太陽を押し上げたというものがあり、そこから「魂の導き役」として用いられることもあるといわれておりますし、鹿の角は亡くなってもかなりの速さで再生されることから豊作祈願に用いられることもあります。

他にも地方によっては鶏や蛇が神聖な神の使いとして厄除けの効果があるため描かれるといわれていますし、シンプルな三角形も「狼」の牙や歯という意味で厄除け効果があるとされています。

幾何学模様が描かれているイースターエッグも、円は太陽を意味して四角は安定や継続を意味するなど、ここでとらえられる意味が違うのです。

イースターエッグの原型は?


イースターエッグの由来は聖書や神話といわれておりますが、本当の始まりといわれているのはウクライナの「プィーサンカ」です。

こちらはウクライナの伝統的な卵細工なのですが、3000年以上も歴史があるイースターエッグとのことで、これが始まりであり原型であると考えている人が多くいます。

昔は太陽信仰や太陽崇拝がヨーロッパでも盛んだったのですが、この「プィーサンカ」でも太陽崇拝のために用いていたようです。

復活祭の意味や由来


復活祭とは「十字架にかけられて死んだイエス・キリストが復活した記念祭」です。

キリスト教における最大級のお祭りとなります。

由来もまさにそのままで「十字架にかけられて死んだイエス・キリストが3日後の日曜日に復活したから」となります。

キリスト教がそこまで浸透していない日本がイースターエッグのことをあまり知らないというのも、致し方ないのでしょう。

欧州では今でも圧倒的に注目される記念祭であり、復活祭の前の聖金曜日や復活祭後の月曜日は主要株式や債券市場はお休みにするところもあるようです。

インペリアル・イースターエッグの意味は?


多種多様ながらや装飾で有名なイースターエッグですが、その最上級がインペリアル・イースターエッグでしょう。

これはロマノフ朝ロシア皇帝アレクサンドル3世やニコライ2世といった皇帝に収められた特別なイースターエッグで、まさに「皇帝」のために用意されたイースターエッグとなっております。

今では一部の蒐集家の方々が集めるコレクターアイテムとなっているようです。

イースターエッグのまとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回はイースターエッグについての情報をまとめてまいりました。

イースターは日本ではかなり馴染みが薄く、いつなのかもわからないという人も多いでしょうが、欧米ではかなり意識されている記念祭なので、海外に行かれる方は覚えておいたほうがいいでしょう。

日本はいろんな宗教が混じっていますが、無宗教である人が圧倒的に多いことが再確認できてしまいました。

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