七五三で母親の服装を選ぶときの注意点やマナーを教えて!
七五三の準備で、お子さんの衣装や写真スタジオの予約、参拝する神社での祈祷の予約など、事前に行っておくべきことが目白押しですが、忘れてはいけないのが母親の服装です。
場所柄、普段着で行くのはNGだということはわかっていても、どのような服装を選べばよいのか、いまいちよくわからないという方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、七五三の母親の服装について調べてみました。
七五三の母親の服装【20代・30代・40代】授乳中や妊娠中の場合は?
七五三の母親の服装と言っても、和装と洋装では違いますよね。
七五三ではお子さんは和装が多いので、お子さんに合わせてお母さんも和装にするのは素敵ですが、一方で実際に七五三の参拝に行くと断然和装よりも洋装の方が楽です。
また、上のお子さんの七五三に授乳中の下の子を連れていったり、下の子を妊娠中という方もいると思います。
授乳中、妊娠中のお母さんは七五三の時にどのような服装を選ぶのがよいのでしょうか。
そこでここでは、年齢などに合わせたお勧めの七五三の母親の洋装の服装をご紹介します。
20代
七五三に限らず、その先の入園式や卒園式、入学式などでも着れるセレモニースーツは、この機会に一着揃えておくと便利です。
セレモニースーツはネイビーやグレー、ブラックといった落ち着いた色が人気ですが、20代という年齢を考えるとベージュやアイボリー、薄いイエロー、ピンクといった明るめの色がお勧めです。
ご主人が暗めのビジネススーツなどを着用する時は特に、母親は明るめの色を選んだ方が家族で並んだ時のバランスがよくなると言われています。
また、パンツスーツで七五三でお参りをしてはいけないというルールはありませんが、スカートを選ぶ方が圧倒的に多いです。
最初から入園式や卒園式などでの着回しを考えている方は、ジャケットとスカート、パンツがセットになった商品を選ぶとシーンに合わせて着回しがしやすくなります。
(入園式や卒園式でもお母さんのスカート率は高いですが、七五三の時ほどパンツスタイルに対するハードルは高くないと言われています)
20代だとまだ若いのでスカートは膝上の短めを選んでしまいたくなりますが、七五三を始めとした行事ではスカート丈は膝下が好ましいと言えます。
30代
20代に比べて年齢的に落ち着いたイメージを出したいという方が多いため、同じセレモニースーツでも圧倒的に支持されているのはネイビーやグレー、ブラックなどの暗い色になります。
また、20代ではデザインにかわいらしさがあるものが人気ですが、30代になるとクラシカルなデザイン、シンプルなデザインを好む方が増えます。
同様に入園式や卒園式、入学式などで着回しがしたいという場合は、ベースをネイビーなどの暗めの色のジャケットとスカート、またはワンピースにし、入園式や入学式の時のみアイボリーやベージュなどの明るいジャケットを羽織るとシーンに合わせて着回すことができます。
40代
一般的に七五三を始めとした行事では、暗めの色の方を着るのがよいと言われています。
しかし40代になると、暗い色を顔の近くに持っていくと、顔が沈んでみえるのが心配という方もいますよね。
そのような時は、グレーやネイビーであってもツイード生地やボーダー、格子柄などのジャケットを羽織るようにすると、明るい色が混じるので顔が暗くみえにくくなります。
また、スカート丈は20代、30代よりもやや長めがよいでしょう。
妊娠中
妊娠何ヶ月かにもよりますが、妊娠後期だと普通のセレモニースーツではお腹が苦しくなってしまうこともありますよね。
妊娠中のお母さんは、赤ちゃんと自分に無理をしない服装が一番です。
とは言え、普段着で七五三のお参りをすることはできないので、マタニティー用のワンピースを選ぶのがお勧めです。
セレモニー用でなくても、無地でシンプルなものを選べば大丈夫です。
また、妊娠初期や中期でお腹がそこまで大きくなっていない場合は、セレモニースーツやビジネススーツを持っていればそれを代用しても構いません。
なお、妊娠中のセレモニースーツやワンピースの中には、産後の授乳期にも着られるよう授乳口があるタイプもあります。
授乳中
授乳中のお母さんは、授乳用のセレモニースーツやワンピースがお勧めです。
授乳用の服は、両サイドの胸元に授乳口が大きくとってあるデザインなので、七五三のお参りの最中に下の子が急に泣き出してもスムーズに授乳することができます。
パッと見は授乳用とはわからないですが、ジャケットを羽織ることで胸元はみえなくなりますし、気になる産後の体型をカバーしてくれるのでワンピース単体よりもジャケットを組み合わせた方がよいでしょう。
七五三で母親の服装を選ぶときの注意点
そのため、母親がこどもよりも目立つ服装をするのはNGです。
色はネイビーや黒、ベージュ、グレーなど、薄いピンクやイエローなど、落ち着いた色を選ぶのがよいでしょう。
また、親はこどもよりも格を下げた服装をするようにします。
服装の格とは、例えばお子さんが洋装であれば親も洋装がベター。
和装は洋装よりも格が上と見なされるので、この場合は親が和装をするのはNGとなります。
なお、こどもが和装であれば母親の服装は和装でも洋装でも構いませんが、一つ注意をしたいのは3才、5才は自分のことを自分でできる年齢ではありませんよね。
急にトイレに行きたくなったり、混雑に疲れてぐずり始めたりした時に、和装だとお子さんのお世話をするのがとても大変です。
お母さん以外にも、お父さんや両家の祖父母がお参りにきていればお任せすることができるかも知れませんが、そうじゃなければ和装でお世話をする必要がある、ということを頭に入れて服装を選ぶのがよいでしょう。

七五三で母親の服装マナーを教えて!
七五三の母親の服装については、実はこれと言った決まりがあるわけではありません。
しかしみなさん、神社という場所や、大切なお子さんの成長を願う行事という意味合いを考えて、フォーマルな服装を選んでいる方がほとんどです。
そのため、ジーパンやTシャツなどカジュアルな服装はマナー違反と考える場合が多く、実際に七五三のお参りでそのような格好をしているとかなり浮いてしまいます。
同様にスニーカーやサンダルも、七五三には不釣り合いと見なされます。
(ただし、妊娠中であるなどの理由でスニーカーを履いている方はいるようです。できればフラットシューズを選ぶなど、服装に合わせた靴選びをするとよいでしょう。)
また、フォーマルな服装であっても、短すぎるスカートや肌を露出した状態で境内を歩くのは失礼にあたります。
インナーがノースリーブであっても、ジャケットを羽織るなどして肌が見えないようにして下さい。
まとめ
七五三の母親の服装は、「お子さんよりも目立たず」かつ「動きやすい」ということがわかっていれば、比較的選びやすいのではないかと思います。
これからお子さんの入園式、卒園式などを控えているので、セレモニースーツやフォーマルスーツを揃えておくのがよいかも知れませんね。
なお、今回は外していますが、女の子の7歳のお祝いの時には和装を選ぶお母さんも多いそうです。
7歳になるとお子さん自身が自分のことをできるようになるため、最後の七五三に和装にチャレンジするというのがその主な理由。
七五三はあくまでもお子さんが主役の行事ですが、状況に応じて記念に残るような服装をしてみるのもよいかも知れませんね。
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