初穂料の正しい渡し方!渡すタイミングや注意点と準備の仕方は?

初穂料の正しい渡し方がよく分からないという方は多いでしょう。

渡すタイミングや注意点、準備の仕方などを知りたいですよね。

神社で祈祷を受けたり、祝詞を上げてもらう時に用意する初穂料。

日常的によくあることではないので、どうしたらいいのか悩んでしまいます。

そこで今回は、初穂料の正しい渡し方について調べてみました。

目次

初穂料の正しい渡し方!


初穂料の正しい渡し方をご紹介します。

初穂料は祈祷を受けたり、祝詞を上げてもらう時に神様への謝礼としてお供えするものです。

そのため、のし袋に入れて渡すのが正しい渡し方となりますよ。
(ただし、神社によってはのし袋からお金を抜き取り、その場でのし袋が返却されることもあります。
祈祷に行く予定の神社がどのような対応をしているのか、事前に調べておくのがよいかも知れませんね)

また、初穂料は神主さんや巫女さんに直接渡すのではなく、神社の社務所(事務所)で渡します。

社務所とはどこなの?と思う方もいるかも知れませんが、お守りやお札が購入できる建物がありますよね。

そこが社務所になります。

祈祷や儀式の申し込みも行っていますよ。

なお、神社に参拝(お参り)に行くだけなら初穂料は必要ありません。

参拝ならお賽銭の準備だけで大丈夫です。

初穂料を渡すタイミングはいつ?


初穂料を渡すタイミングはいつなのでしょう?

初穂料は社務所に行って渡すことはわかりましたが、それは神社についてすぐなのでしょうか、それとも帰る時で構わないでしょうか。

初穂料は祈祷や儀式を受ける前に、社務所にて申込書と一緒に渡すのが一般的です。
(ただし、全ての神社がこの限りでないようです。神社によって初穂料を渡すベストなタイミングが変わる可能性もあるので、心配な方は事前に神社に問い合わせておくとよいかも知れません)

祈祷や儀式を行う時は申込書の記入をするため、必ず社務所に行く必要があります。

そのタイミングで申込書と初穂料を渡しましょう。

なお、祈祷や儀式は申込書と初穂料がないと受けられない神社がほとんど。

祈祷や儀式が終わった後に渡すつもりだと、祈祷や儀式そのものを受けることができないので注意して下さいね。

初穂料を渡すときの注意点は?


初穂料を渡す時の注意点をご紹介します。

初穂料を渡す時には申込書を同時に提出しますが、神社によっては祈祷や儀式の時に名前を読み上げることがあります。

そのため、読むのが難しい名前には、あらかじめフリガナを振っておくとよいでしょう。

また、のし袋をバッグに入れて、そのまま出して渡すのはマナー違反と言われています。

のし袋は袱紗(ふくさ)と呼ばれる布に包んで持ち運ぶのがよいでしょう。

袱紗でのし袋を包むのは、神様にお供えするものが汚れたりしないようにするためです。

袱紗は100円ショップでも売っているので、手持ちにないという方は探してみるのがよいでしょう。

なお、当日に用意ができない場合はハンカチで代用しても大丈夫ですよ。

袱紗でのし袋を包むのはのし袋が汚れないようにという配慮からなので、袱紗の代わりにハンカチを使うのは問題ないようです。

とは言え、本来であればのし袋は袱紗に包むのが礼儀となっているので、今回を機に用意しておくのも一つの切っ掛けと言えるかも知れませんね。

初穂料の準備の仕方!


初穂料の準備の仕方がよく分からないという方は多いですよね。

神社で祈祷を受けたり、祝詞を上げてもらう時に用意するものということはわかっても、それでは具体的にどのように用意したらいいのか悩んでしまうのではないでしょうか。

そこでここでは、初穂料の準備の仕方をご紹介します。

金額の相場

神社の多くは、初穂料は「お気持ちで」としているところもあり、明記されていないケースがほとんどです。

そのため、いくら包めばいいのか困ってしまう方もいるようですね。

初穂料の金額は祈祷や儀式の種類によって多少違いますが、5,000~10,000円がおおよその相場と言われています。

神社で祈祷や儀式を行うものとして、お宮参りや帯祝い、七五三などがありますが、5,000~10,000円よいということになりますね。

ただし、神社で結婚式を行う場合、初穂料は50,000~250,000円が相場になります。

また、神社によっては初穂料を明記しているところもあります。

そのような場合は相場ではなく、明記された金額を納めるようにしましょう。

お札の入れ方

のし袋にお札を入れる時は、封を開けてお札を引っ張り出した時に、お札に描かれている人物の顔が向かって見えるように入れるのが正しい入れ方になります。

なお、のし袋に入れるお札は新札が基本になります。

これは神様にお供えするにあたり、事前にしっかりと準備をしたという気持ちを伝えるためです。

初穂料に限らず、ご祝儀として渡すのし袋に入れるお札は新札を入れるようにしましょう。
(ただし、葬儀などで使う不祝儀袋については、新札を前から用意しているのは失礼になり、古いお札を入れるのが正しい入れ方になります)

新札は銀行や郵便局の窓口、もしくは専用のATMで交換ができますが、どうしても準備できない場合はアイロンをかけてしわを伸ばしてもよいでしょう。

のし袋の種類

初穂料に使うのし袋は、赤白の水引がついているものが基本になります。
(赤銀や金銀もお祝い事に使うことができます)

水引は種類によって選ぶお祝いが変わるので、注意が必要です。

お宮参りや七五三、帯祝い(安産祈願)と言ったお祝い事は、一度だけではなく何度あっても喜ばしいことなので、結び目が解けて何度も結び直すことができる「蝶々結び(もしくは花結び)」の水引を選びましょう。

これとは反対に、結婚や快気祝いなど、二度目はない方がよいお祝い事は「結び切り(もしくは鮑結び)」の水引を選びます。

結び切りの水引は結び目が硬くて解けないので、このように使い分けられています。

水引の数は9を除いた奇数(3.5.7)もしくは10本になり、5本が主流です。

3本の水引は5本の簡易版となるので、初穂料を納めるなら5本の水引が使われているのし袋の方がよいでしょう。

のし袋の書き方

のし袋の表書きは、水引よりも上の真ん中に「初穂料(もしくは御初穂料)」と書き、水引よりも下の真ん中に祈祷や儀式を行う人の名前を記入します。

のし袋の中袋の表には初穂料として包んだ金額を、裏には住所と名前を書きましょう。

この時、数字や単位は漢字で書くのが正しい書き方になります。

例えば、1000円は壱阡圓、30,000円なら参萬圓になりますよ。

初穂料だけではなく、ご祝儀・不祝儀のどちらでものし袋を使ってお金を納める時には、漢字を使うのがマナーとなります。

覚えるのが少し難しいですが、一度覚えておけば後はずっと使えるので、ぜひこの機会に覚えておくとよいでしょう。

なお、のし袋に書く時は毛筆もしくは筆ペンを使います。

ボールペンや万年筆で書くのはマナー違反となるので注意して下さいね。

まとめ

初穂料の正しい渡し方について調べてみました。

初穂料は祈祷や儀式が終わった後に納めるのではなく、社務所で申し込み書を出す時に一緒に納めるのが一般的ということがわかりました。

ただし、神社によって初穂料を渡すタイミングが違うケースもあるので、事前に確認しておくのが安心と言えるでしょう。

初穂料を渡す時に申し込み書もつけますが、祈祷や儀式で名前を呼ばれる場合もあるので、難しい読み方の名前はフリガナを振っておくと親切ですよ。

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