後厄の厄払いは必要?いつ行けばいい?そもそも後厄とは何?

後厄の厄払いは必要なのでしょうか?

後厄の厄払いに行く場合、いつ行けばいいのか知りたいですよね。

そもそも後厄とは何なのか気になる方も多いでしょう。

そこで今回は後厄について調べました。

後厄をするタイミングや、後厄の厄払いはどこでできるのかなども併せてご紹介します。

目次

後厄の厄払いは必要なの?


後厄の厄払いが必要かどうかは、人によって違います。

厄年は全く気にならないという方は後厄どころか、本厄の厄払いをしないことが多いですし、反対に厄払いは前厄・本厄・後厄を欠かさず行うという方もいます。

厄年自体がそもそも「迷信」と考えている方は、厄払いに何の意味や効果がないと捉えますし、厄払いをすることで安心したり、慎重に行動することを心がけられると考える方もいますよね。

このように厄払いの必要性については、後厄、本厄、前厄に関係なく、その人が必要と思えば必要ですし、必要がないと思えない必要がないものになります。

後厄の厄払いをするのはいつ?タイミングは?


後厄の厄払いをする年齢は男性と女性で違います。

まずは、男性と女性別に後厄に該当する年齢をご紹介しましょう。

・男性の後厄は、26歳、43歳、62歳
・女性の後厄は、20歳、34歳、38歳、62歳

年齢は満年齢ではなく数え年で数えます。

数え年とは生まれた瞬間を1歳、後は元日を迎える毎に1歳年を重ねていくという年齢の数え方になります。

数え年による年齢の数え方は、簡単に説明をすると誕生日前は満年齢+2歳、誕生日後は満年齢+1歳になりますよ。

それでも、「自分が今年後厄なのかどうか分からない」という方は、神社やお寺に『厄年早見表』があるので、そちらを参考にするとよいでしょう。

また、後厄の厄払いをするタイミングについては特に決まりはありませんが、一般的には初詣に厄払いを行う方が多いようです。

もしくは、旧暦では節分が今の大晦日、立春が元日だったことから、新暦の1月1日から2月3日(年によって異なる)の節分までに厄払いをするという方も多いようですよ。

後厄とはなに?


後厄とは本厄の翌年の厄年のことを言います。

厄年と言うと本厄のみと思う方が多いのですが、厄年は前厄(本厄の前年)・本厄・後厄の3年間を指す言葉になりますよ。

ちなみに本厄の年齢は、男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳、61歳。

男性の前厄は24歳、41歳、60歳、女性は18歳、32歳、36歳、60歳になります。

厄年の中で最も厄災が降りかかると言われているのが本厄なので、後厄はそれほどでもないのでは?と考えてしまいますよね。

しかし、後厄は本厄の影響が残っていることから、本厄と同程度に引き続き気を引き締めて過ごす必要がある年と言われています。

本厄は厄払いによって厄災を避けることができても、後厄に厄払いをしなかったから不幸なことが起こってしまった・・とならないように、後厄も本厄と変わらないように考えることが大切と言えますね。

後厄の厄払いはどこでしたらいいの?


後厄の厄払いは神社で行うことができます。

後厄に限らず厄払いでは予約を必要としない神社が多いので、「今日、厄払いをしてもらいたい」と思ったら、そのまま神社へ行って厄払いをしてもらうことができるでしょう。

ただし、厄払いで有名な神社や、神主さんが常時いない神社などでは、事前予約が必要なケースもあります。

なお、お寺でも厄払いができますが、お寺で行うものは厳密に言うと厄払いではなく厄除けになります。

厄払いと厄除けは意味や効果が少し違い、厄払いはすでに自身についた厄を祓ってもらうものであるのに対し、厄除けはこれから自身に降りかかる厄がつかないようにしてもらうものになります。

厄除けは予防的な意味合いがあるものになるので、気になる方では事前にお寺で厄除けをしてもらってから、さらに神社で厄払いを受けるということもあるようです。

後厄の厄払いでかかる金額はどのくらい?


後厄の厄払いでかかる金額は、5,000~10,000円程度になります。

ただし、神社やお寺、さらには地域によっても金額に差があり、厄払いの祈祷で有名な神社では20,000円以上というところがあったり、昔からどこの神社でも一律3,000円としている地域もあるようです。

厄払いと一口に言っても、お守りやお札などの種類によって細かく金額が分かれているところもあるので、心配な場合は事前に神社やお寺のサイトを確認したり、電話で尋ねてみるのがよいでしょう。

なお、神社やお寺に金額を尋ねても、「お気持ちで結構ですよ」と言われ、はっきりと教えてもらえないこともあります。

そのような時は、5,000円を目安にするとよいと言われていますよ。

後厄の厄払いをする時の正しい服装や持ち物は?


後厄の厄払いの服装は特に決まってはいませんが(※1)、神社なら本殿、お寺なら本堂に上がることを考えると、普段着で行くのはNGと言えるでしょう。

正装をする必要はありませんが、男性ならスーツ(もしくはジャケットとYシャツ、チノパンなど)、女性はスーツかワンピースを選ぶ方が多いようです。

スーツはフォーマルな服装なので、神社やお寺で祈祷を受けるという場面にもしっかりと対応できていると言えます。

色はネイビーやグレーなど落ち着いたものにし、ネクタイやワンピースは派手な柄は避けて下さい。

また、本殿・本堂に上がるので素足はNGです。

男性は靴下、女性は靴下もしくはストッキングの着用が望ましいです。

なお、厄払いを行う時はお金を現金のままで渡すのはマナー違反と言えます。

厄払いのお金はご祝儀袋に入れて渡すようにしましょう。(※2)

(※1)神社やお寺によっては、服装が細かく決まっているところもあります。

(※2)神社やお寺によっては、ご祝儀袋に入れる必要ないところもあります。

厄払いをする時は1人で行くべき?


厄払いに家族や友人などが同行すると、払った厄が同行者についてしまうのではないか。

もしくは、1人で厄払いに行くと、払った厄が最も身近な人に飛んでついてしまうのではないか。

このように考える方が多いようですが、払った厄は同行者や身近な人に飛んでいくということはないそうです。

神社やお寺にはこのような問い合わせがあるようですが、「お1人で来ても、ご家族やご友人と来ても大丈夫ですよ」と答えているところが多いようなので、あまり心配する必要はないでしょう。

ただし、地域によっては昔からの言い伝えで、「1人で行かなければならない」「1人で行ってはいけない」と決まっていることもあるようなので、そのような場合は地域の言い伝えに従っておいた方がよいかも知れませんね。

喪中でも厄払いをしても大丈夫?


喪中の厄払いについては、神社とお寺では対応が異なります。

神社は人の死は「穢れ」とし、神様がいる神社に穢れを持ち込んではいけないと考えます。

そのため、喪中の期間中でも忌中にあたる四十九日が明けるまでは、厄払いをするべきではないとしていますよ。

忌中が明けた後も喪中は続きますが、四十九日以降であれば喪中であっても厄払いはしても問題がないと考える神社は多いようです。

これに対し、お寺は元々故人を弔う場所になるので、喪中・忌中であっても厄払い(お寺の場合は厄除け)をしても問題はないと考えられています。

まとめ

後厄の厄払いが必要かどうかは、人によって違うと言うことが分かりました。

厄年による厄災は目に見えるものではないので、厄払い自体に意味がないと考える方も多いですが、厄年は人生の節目となる年齢と重なることもあり、不調を感じる方が多いのも事実。

その時に厄払いをして気持ちを落ち着かせたり、安心を得て冷静に対処することができれば、厄払いをした効果は十分に得られているのではないかと思います。

自分にとって後厄の厄払いが必要と思えるかどうかを確認してみましょう。

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