白寿に贈るちゃんちゃんこは何色?絶対贈らないといけないの?

白寿に贈るちゃんちゃんこは何色なのでしょうか。

長寿祝いと言えばちゃんちゃんこを贈るのが一般的ですが、絶対に贈らないといけないのか知りたいですよね。

そこで今回は白寿祝いのちゃんちゃんこについて調べてみました。

百寿祝いにちゃんちゃんこを贈る理由や、どこで買えるのかなども併せてご紹介しています。

目次

白寿に贈るちゃんちゃんこは何色?


白寿祝いに贈るちゃんちゃんこの色は白です。

白寿は翌年の「百」寿から「一」を引くと「白」になるというのが由来の長寿祝いです。

長寿祝いにはそれぞれテーマカラーが決まっていますが、白寿は「白」という字が入っているのでテーマカラーは白になります。

白には純粋や浄化、神聖、清潔、無垢、正義、威厳、健康、平和など、良いイメージを持つことが多いですよね。

なお、その他の長寿祝いのテーマカラーは次の通りです。

還暦は赤、古希と喜寿、卒寿は紫、傘寿と米寿は黄色(金茶色)、百寿はピンク(桃)などとなっています。(※)

(※)長寿祝いの色は地域によって異なる場合もあり、卒寿は白とするところもあるようです。また、108歳の茶寿、111歳の皇寿、120歳の大還暦はテーマカラーが特に決まっていません。

ちゃんちゃんこを贈る理由は?


白寿祝いにちゃんちゃんこを贈るのは、還暦祝いが関係しています。

長寿祝いは元々、中国が発祥で日本には奈良時代に伝わったと言われています。

そして、その際に伝わったのは還暦と古希のみで、喜寿以降の長寿祝いは全て日本で作られたものになります。

還暦とは暦が還ると書く通り、60歳になると干支(※)が一周することが由来となっています。

このようなことから、中国では還暦は赤ちゃんに戻る年齢とされています。

還暦が日本に伝った後、赤ちゃんに戻るという意味合いから、ちゃんちゃんこを着てお祝いするようになりました。

ちゃんちゃんことは袖のない綿入りの服で、脱ぎ着させやすいことや寒さをしのげるということで、赤ちゃんがよく着ていたもの。

そして、赤ちゃんの「赤」がそのまま還暦のテーマカラーとなりました。

白寿は白がテーマカラーなので、還暦の風習に倣って白いちゃんちゃんこを着てお祝いをします。

(※)干支は十干十二支のことで、十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の組み合わせで年や時刻、方角などを示していました。

この組み合わせが60通りあることから、60歳になると干支を一周することになります。

例えば、2022年は寅年ですがこれは十二支のみのことで、十干十二支では壬寅(みずのえのとら)になります。

白寿祝いにちゃんちゃんこを贈らないといけないの?


白寿祝いにちゃんちゃんこを贈らないといけない、ということはありません。

先ほどお伝えした通り、白寿祝いにちゃんちゃんこを贈るのは、還暦の風習に倣ったものです。

還暦では赤ちゃんに還ることから、赤ちゃんが着ていたちゃんちゃんこを贈って60歳をお祝いしますが、白寿は赤ちゃんに還るということではないですよね。

また、長寿祝いのちゃんちゃんこは年寄扱いされているようで嫌だと感じる方も少なくありません。

人はいくつになっても若くいたいものですし、人からも若く見られたいものですよね。

白寿祝い自体は嬉しくても、ちゃんちゃんこを着ると年齢を感じて淋しくなってしまうこともあるので、本人が望まなければちゃんちゃんこを贈る必要はないでしょう。

白寿祝いの「ちゃんちゃんこ」はどこで買えるの?


白寿祝いのちゃんちゃんこは、呉服や和服を取り扱っているお店で購入することができます。

また、デパートやショッピングモールの催事場、ドン・キホーテなどの量販店でも取り扱っていることがありますよ。

実物を見て購入したいという方は上記のお店がお勧めですが、特にその必要がないというのであればインターネット通販でも購入ができます。

インターネット通販なら商品を複数見比べることができますし、ちゃんちゃんこ以外の長寿祝いに喜ばれるプレゼントやサービスも充実しています。

名入れのサービスがあれば、購入した商品に白寿を迎える方の名前を入れて、世界に一つだけの贈り物を贈ることもできますよね。

白寿の方に喜ばれるお祝いの仕方は?


白寿のお祝いの仕方が知りたいですよね。

ここでは、白寿を迎える方に喜ばれるお祝いの仕方をまとめてみました。

食事会

お祝いの場に食事は欠かせませんよね。

美味しいものを食べながら、家族や親戚、知人などと語り合う時間は、白寿を迎える方にとって大切な思い出になるはずです。

白寿という特別な日を過ごすなら、高級レストランや料亭での食事会がお勧めです。

縁起の良い料理や演出で、白寿を迎える方を喜ばせることができますよ。

ただし、外出を伴う食事では移動が疲れたり、長時間のお祝いは負担になることもあります。

そのような場合は、自宅での食事会がよいでしょう。

自宅での食事会では料理を用意したり後片付けがありますが、白寿を迎える方の好きな料理を揃えることができますし、小さなお子さんがいても他に迷惑になることもなく、時間を気にする必要もありません。

プレゼント

プレゼントもお祝いには欠かせないものですよね。

そもそもちゃんちゃんこも白寿祝いのプレゼントなのですが、近年は白寿祝いのプレゼントとしてちゃんちゃんこを贈るのとは別に、白寿を迎える方に喜んでもらえるようなプレゼントを用意するのが主流となっています。

ちゃんちゃんこはプレゼントというよりも、お祝いに必要なもの、使う物という位置付けですね。

白寿祝いのプレゼントで喜ばれるのは、花や嗜好品(お酒やお菓子など)、湯飲みやコーヒーカップなどの食器類などがありますが、何が欲しいかわからない時は本人に尋ねてみるようにして下さい。

当てずっぽうに贈ってしまうとすでに持っていたり、欲しいものとは違う可能性もあるからです。

プレゼントはサプライズで贈りたいと思う方もいますが、白寿祝いのプレゼントについてはサプライズではなく本人が欲しいものをしっかりリサーチしておくことが大切ですよ。

白寿に「ちゃんちゃんこ」以外に伝統的なプレゼントはある?


白寿にはちゃんちゃんこ以外にも、伝統的なプレゼントがあります。

それは頭巾と座布団です。

頭巾は「大黒頭巾」と呼ばれるもので、江戸時代末期には高齢者の被り物の定番となっていました。

還暦では赤ちゃんの象徴であるちゃんちゃんこと、高齢者の象徴である大黒頭巾を被って、60歳をお祝いしていました。

そのため、他の長寿祝いでも還暦と同様にちゃんちゃんこと大黒頭巾がプレゼントの定番となっています。

また、座布団は四隅から出ている「ふさ」と呼ばれる糸に、邪気を祓う効果があると言われています。

白寿を迎える方に座布団を贈ることで、厄災から身を守り、健康で長生きができるようお祈りするという意味があります。

「ちゃんちゃんこや頭巾はちょっと・・」という方には、座布団を贈ると快く受け取ってもらえるかも知れませんね。

まとめ

白寿に贈るちゃんちゃんこの色は白になります。

ちゃんちゃんこは長寿祝いの伝統的なプレゼントになりますが、近年は「年寄扱いされるのが嫌」と感じる人も多く、長寿祝いに必ず贈らないといけないというものではありません。

白寿祝いでちゃんちゃんこや頭巾を贈る時は、白寿を迎える方の意思や気持ちをあらかじめ確認しておくのがよいでしょう。

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