前厄の厄払いは必要?いつ行けばいい?そもそも前厄とは何?

前厄の厄払いは必要なのでしょうか。

行く場合はいつ行けばいいのか、そもそも前厄とは何なのか知りたいですよね。

前厄は厄年と関係があるのか気になる方も多いでしょう。

そこで今回は前厄について調べてみました。

目次

前厄の厄払いは必要なの?


前厄の厄除けを必要とするかどうかは、人によって違います。

「厄年は本厄だけではなく、前厄と後厄も必ず厄払いをする」という方もいれば、「厄年は全く気にならないから前厄どころか本厄も厄払いをしない」という方まで実に様々。

そして、厄払いをしていたら絶対に悪いことが起こらないというわけでもないですし、反対に厄払いをしていなくても何も悪いことが起こらなかったという方もいます。

「前厄に厄払いをしなかったら不幸が続いたから、本厄は厄払いをした」という人もいるでしょう。

厄払いの効果は目に見えるものではないですし、そもそも迷信、俗説だという方もいます。

しかし、厄年とされる年齢は人生の岐路となる節目の年齢でもあり、厄年と自覚することで心身の健康を気遣ったり、注意をして過ごすこと自体は悪いことではないですよね。

前厄の厄払いをするのはいつ?タイミングは?


前厄の厄払いをするタイミングは男性と女性で異なります。

なぜなら、男性と女性では本厄の年齢が違うからです。

まずは、男性と女性別に前厄に該当する年齢をご紹介しましょう。

・男性の前厄は、24歳、41歳、60歳
・女性の前厄は、18歳、32歳、36歳、60歳

注意したいのは、年齢は満年齢ではなく数え年で数えます。

自分が今年、前厄なのかよくわからないという時は、神社やお寺に厄年早見表が掲げられているので参考にしてみるとよいでしょう。
(生まれ年と干支が表記されているので、自分がどこに該当するか分かりやすいです)

また、前厄の厄払いに行く日については、特に決まりはありません。

一般的には前厄が始まる年の初詣に厄払いを行う方が多いですが、旧暦の正月が立春であることから正月から節分までの期間中に行く人も多いですよ。

もちろんこの期間を過ぎてから厄払いに行っても問題はありません。

しかし、年の暮れ近くになると、厄払いをしてもあまり意味がなくなってしまうので、前厄の厄払いをするなら早めに行うのがよいでしょう。

前厄とはなに?


そもそも前厄とは何なのでしょう。

前厄とは本厄の前の年のことを指します。

厄年とは本厄だけではなく、前厄・本厄・後厄の3年間のことを言います。

ちなみに本厄の年齢は男性25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳、61歳。

男性の後厄は26歳、43歳、62歳、女性は20歳、34歳、38歳、62歳になりますよ。(年齢は数え年で数えます)

「厄年の厄払いは本厄のみでよい」と思う方が多いですが、厄は本厄の前の年である前厄から降りかかると言われており、丁寧に厄を祓うなら前厄からきちんと厄払いをした方がよいと言われています。

前厄の厄払いはどこでしたらいいの?


前厄の厄払いは神社で行います。

前厄の厄払いは基本的には予約は必要がないところが多いですが、知名度のある神社や神主さんが常時いない神社では、予約が必要な場合もあります。

また、お寺でも厄払いを行うことができますが、お寺で行うのは厄除けになります。

厄払いと厄除けは厳密に言うと違うので、厄除けは自身に降りかかっている厄を祓うこと、厄除けは厄が降りかからないように予防の意味合いで祈祷を受けることになります。

前厄の厄払いでかかる金額はどのくらい?


前厄の厄払いでかかる金額は、5,000~10,000円が相場になります。

ただし、神社やお寺、地域などによって金額は異なるので、厄払い(厄除け)に行く前に調べておくのがよいでしょう。

よく分からない時は神社やお寺に直接尋ねてもよいですが、「お気持ちで」と言われることもあります。

そのような時は5000円を目安にしておくとよいでしょう。

また、厄払いや厄除けでお金を払う時は、現金をそのまま渡すのはマナー違反と言えます(※)。

厄払いや厄除けのお金は、ご祝儀袋に入れて渡すようにしましょう。

その際、神社なら表書き(ご祝儀袋の表面に書くもの)は「初穂料」や「玉串料」、お寺は「祈祷料」になりますよ。

ご祝儀袋にはいくつか種類がありますが、厄払いでは蝶結び(花結び)の水引きを選びます。

蝶結びの水引きには、「結び目が解けるので何度も結び直しができる」という意味があり、二度三度とあるお祝いごとに使用します。

厄払いは前厄・本厄・後厄の3回ありますし、年齢によって人生で3~4回ありますよね。

そのため、厄払いのご祝儀袋は蝶結びの水引きを選ぶのがよいでしょう。

(※)神社やお寺によってはご祝儀袋を用意する必要がなく、現金で支払いがOKのところもあります。

前厄の厄払いをする時の正しい服装は?


前厄の厄払いをする時の服装は特に決まってはいません。

神社やお寺にお参りに行く時、普段着で行く人も多いですよね。

そのため、厄払いでも普段着の格好でOK!と考えてしまうかも知れません。

しかし、厄払いや厄除けではお参りとは違い、本殿や本堂に入り神様や仏様の前に立ちます。

いつもと変わらない服装で行くのは、神様や仏様に失礼に当たる気がしませんか?

とは言え、正装である必要もありません。

必ずこの服装をしなさいと決まってはいないのですが、一般的には男性はスーツ(なければジャケットとYシャツ、チノパンなど)、女性はスーツもしくはワンピースを選ぶ方が多いようです。

色はシックで落ち着いたものにし、ネクタイやワンピースは派手な柄は慎むようにしましょう。

また、本殿や本堂に上がるので、素足は厳禁です。

男性は靴下、女性は靴下やストッキングを着用し、華美なアクセサリーは避けるようにして下さい。

なお、服装ではありませんが香水もTPOを考えたらNGですよ。

厄払いをする時は1人で行くべき?


家族や友人などと一緒に厄払いに行くと、自分に付いていた厄が払われて、代わりに同行した人に厄がついてしまうと心配になる方がいるようです。

しかしこれは、厄払いに付いていっても払った厄が同行者に代わりについてしまうことはない、と言われていますよ。

神社に問い合わせても、「御家族や御友人と一緒にいらして大丈夫ですよ」と答えられるようです。

また、反対に1人で行くと払った厄が一番身近な人に飛んでいく、と言い伝えがある地域もあるようです。

お住まいの地域でそのような風習があるのであれば、気になるのなら家族や友人と一緒に厄払いをするのがよいでしょう。

ただし、本殿や本堂での厄払いや厄除けに、同行者が一緒に入ることはできないようです。

本殿や本堂に入るのは、あくまでも厄払いや厄除けをする人のみになるので、その点は理解しておくのがよいでしょう。

まとめ

前厄の厄払いを必要とするかどうかは、人それぞれの考え方によって違います。

厄除けをすることで目に見えて厄がなくなり、不幸なことは起こらないということではないので、目に見えないものを信じないという方は、前厄どころか本厄の厄払いも行わないでしょう。

また、厄払いの効果が目に見える見えないに関係なく、厄払いをしてもらうことで気持ちが落ち着いたり、安心して過ごせるのであれば、それだけで十分な効果を得ていると言えますよね。

前厄に行くタイミングについては特に決まりはありませんが、一般的には正月から節分までの期間に行う方が多いようです。

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