父の日の花と花言葉と黄色いバラ!
母の日に比べ、明らかに存在感が薄い「父の日」。
実際に、父の日はいつなのか、何を贈るのが定番なのかなど、よく知らないという方も多いと思います。
父の日の発祥であるアメリカでは赤、もしくは白のバラを贈るとされており、日本では黄色のバラを贈るのが一般的となっています。いずれにしても母の日のカーネーションのように、父の日には花を贈るようです。
ではなぜ、父の日にはバラを贈るようになったのか。
そもそも、父の日とはいつ、誰が決めたことなのか。
今回はそんな、父の日についてもう少し深く掘り下げて調べてみたいと思います。
なぜ、父の日にバラの花を贈るのか?また贈るようになったの?
父の日の正式な設立は1972年のことですが、その60年以上前に、アメリカ・ワシントン州に住んでいたソノラ・スマート・ドッドという一人の女性が「母の日があるのに父の日がないのはおかしい」と牧師教会に嘆願書を出したことが始まりと言われています。
ソノラの父は、亡き母に代わり末っ子だったソノラを含めた6人の兄弟を男手一つで育て上げた人物です。
ソノラは、父が亡くなった後、父の誕生月であった6月に教会に礼拝を頼みました。
そして、その翌年の1910年には牧師教会に「母の日のように父に感謝する日を作ってほしい」と、お願いしました。
ソノラが切っ掛けとなり、1966年には父の日が定められ、さらに1972年にはアメリカの国の記念日として制定されたのです。
また、ソノラが父の日には墓前に白いバラを供えていたことから、父の日にはバラを贈る習慣が生まれたと言われています。
そして、ソノラの父が亡くなっていたことから、父がすでに亡くなっている場合は白いバラを、父が健在の場合は赤いバラを贈るようになったのです。
父の日に贈るバラのそれぞれの色の花言葉は?
父の日にバラを贈る理由がわかりましたが、では、健在する父へ贈る場合、赤いバラ以外は贈ってはいけないのかと言われると、その限りではありません。
特に最近は、赤以外のバラを花言葉から選んで贈る方も増えていると言われています。
では具体的に、色別の花言葉を見て行きましょう。
- ピンク色のバラには「温かい心」や「気品」という意味
- オレンジ色のバラには「信頼」「絆」という意味
- 紫色のバラなら「尊敬」という意味
- 青色のバラは「神の祝福」という意味
となっています。
また、黄色のバラの花言葉は「嫉妬」や「友情」で、父の日にはふさわしくない言葉のように思えますが、日本では昔から黄色には幸せを象徴する色としてよいイメージがあることから、父の日に黄色いバラを贈るというのが一般的となっています。
バラ以外で父の日に贈る花は何がいいの?花言葉は?
毎年、父の日に黄色のバラを贈っているから、今年は何か違う花を贈りたいと思っている方もいらっしゃると思います。
その場合は、ひまわりはどうでしょうか。
ひまわりには「崇拝」「憧れ」といった花言葉があり、父の日に贈る花にぴったりですし、さらに父の日のイメージカラーである黄色の花でもあるので最近はとても人気が高まっています。
父の日の花や黄色いバラのまとめ
母の日以上に言葉で気持ちを伝えるのが難しいと言われる父の日。
でも、花言葉に気持ちを託したら、素直に伝えることができるのではないでしょうか。
今年は是非、父の日に想いを込めたバラやひまわりをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
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