千歳飴の食べ方と上手な切り方!食べきれない時の対処法とおすすめのレシピ3選!
七五三のお祝いに欠かすことのできない千歳飴。
その由来は、「千年飴」「千歳飴(せんざいあめ)」と呼ばれていた飴が起源と言われています。
七五三は子どもの成長や健康を願うお祝いのため、長細い形や紅白の色が縁起物として扱われるようになって現在に至り、特に神社の祈祷の授与品として頂く千歳飴はお祓いをしているので、より一層縁起物として大切に扱われています。
とは言え、袋の中には1m近い飴が2本も入っているので、せっかくの縁起物であっても食べ切れずに残ってしまうこともありますよね。
そのような時は、千歳飴を使ったレシピを参考にしてみてはいかがでしょうか。
また、千歳飴は縁起物のため、切ったり折ってもいいのか?正しい食べ方を知りたいと思っている方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、千歳飴の食べ方や、余った時のおすすめのレシピなどをご紹介します。
七五三の千歳飴の上手な食べ方は?
七五三のお祝いといえば、子どもたちの健やかな成長を願う大切な日。
そんな特別な日に欠かせないのが、カラフルで縁起の良い「千歳飴」ですね。
では、この千歳飴、どのようにいただくのがベストなのでしょうか?
まず、千歳飴の袋を手に取ると、目に飛び込んでくるのは鶴や亀、そして松竹梅などの吉祥の絵柄。
これらはすべて、子どもたちの長寿と幸福を願う日本の伝統的なシンボルです。
袋一つ一つに込められた願いを感じながら、飴を取り出してみましょう。
さて、千歳飴の特徴的な長さ。その細長い形は、まさに「長寿」の象徴。
長く、健康な人生を送ることを願って、この形が選ばれているのです。
しかし、ここで一つ疑問が。この長い飴、どうやって食べるのが正解なのでしょうか。
実は、千歳飴には特別な「食べ方のルール」は存在しません。
一部には、「細長い形を保ったまま食べなければならない」という誤った情報を耳にすることもありますが、実際には1メートル近い飴を無理に一本で食べきる必要は全くないのです。
それどころか、千歳飴は切ったり折ったりして小分けにすることが推奨されています。
その理由は、単に食べやすくするためだけではありません。
実は、この行為には「縁起を分ける」という深い意味があるのです。子どもだけでなく、家族やご近所さんにも分け与えることで、幸せを分かち合い、共に祝福を享受するのが、本来の千歳飴の楽しみ方なのです。
では、実際に千歳飴をいただく際の一般的なステップを見てみましょう。
千歳飴のいただき方
- 絵柄を眺める
袋に描かれた吉祥の絵柄を家族で眺め、その意味を話し合うことから始めます。 - 飴を取り出す
袋からそっと飴を取り出し、その長さを確認します。 - 小分けにする
飴を適当な大きさに切り分けます。この時、家族や友人と分け合うことで、幸せが広がります。 - 食べる
切り分けた飴を一緒にいただきます。この時、お互いの健康と幸せを願いましょう。 - 分け与える
近所の方々や親戚にも千歳飴を分け与え、幸せを広げます。
このように、千歳飴を通じて、家族や地域社会との絆を深めることができるのです。
七五三の日には、ぜひこの素敵な日本の伝統を大切にして、家族みんなで千歳飴を楽しんでくださいね。
#七五三 の時期を目前に、#千歳飴 の袋詰め作業が佳境を迎えています。
千歳飴は子供の長寿を願う #縁起物 です。食べ方に決まりはありません。
社務所にて頒布しておりますので #七五三詣 の際にお受けください。 pic.twitter.com/9UozOafZU9— 菊名神社【公式】 (@kikuna_jinja) October 24, 2021
千歳飴に込められた親の願い
千歳飴の切り方は?
電子レンジで温める
千歳飴を切る時は、そのままだと硬すぎて包丁の刃が入りません。
切る前に電子レンジで少し温め、やわらかくなってからだと包丁でもキッチンバサミでも綺麗に切ることができます。
ただし、温めすぎると飴が溶けてしまうので、電子レンジを使う時は数秒ごとに取り出して飴の状態を確認するようにして下さい。
千歳飴の切り方
電子レンジで10秒チンすると
包丁でキレイに切れますよ
お試しください#日枝神社#七五三 #千歳飴#キレイに切れる pic.twitter.com/YkKUxpePTn— kazega fukinuketa (@irukato_oyogo) November 23, 2020
包丁をあらかじめ熱しておく
千歳あめを溶かすように切り込みを入れてしまえば、後は切込みに沿ってかつんと割るように着ることができます。
もしくはパンを切るブレッドナイフのように刃先がギザギザになっているナイフを使えば、切りたい部分に跡をつけながら千歳あめを切ることができます。
千歳飴を食べきれない時の対処法
千歳飴を食べきれない時、または食べきれないことを見越して事前に小分けにしておく方法について、おすすめするのは、温かい飲み物を使ったアイデアです。
ここでは、その方法をいくつかご紹介しましょう。
温かい飲み物で楽しむ
方法 | 材料 | 手順 |
---|---|---|
ホットミルクで溶かす | 千歳飴、牛乳 | 牛乳を温め、カップに注ぎます。千歳飴を小さく割って入れ、溶かします。 |
コーヒーに加える | 千歳飴、コーヒー | コーヒーを淹れ、カップに注ぎます。千歳飴を入れて溶かし、甘味を加えます。 |
千歳飴はただの甘味だけでなく、抹茶味やいちご味など、様々なフレーバーが楽しめるのも魅力の一つです。
例えば、抹茶味の千歳飴をホットミルクに溶かせば、カフェ風のホット抹茶ミルクが自宅で手軽に楽しめます。
いちご味なら、ホットいちごミルクとして、甘酸っぱい香りと味わいをお楽しみいただけるでしょう。
お菓子作りに活用する
千歳飴を使ったお菓子作りもおすすめです。
細かく砕いた千歳飴をクッキーやケーキの生地に混ぜ込むことで、ほんのりとした甘さと香りをプラスすることができます。
また、溶かしてキャンディーコーティングとしても使えますよ。
デコレーションとして
お料理やデザートのデコレーションとしても、千歳飴は素敵に活躍します。
色とりどりの千歳飴をトッピングとして使えば、見た目にも華やかで、特別な日の食卓を一層楽しいものにしてくれます。
千歳飴は、ただ食べるだけでなく、様々な形で私たちの生活に彩りを加えてくれる素敵なお菓子です。
食べきれない時には、ぜひこれらの方法を試してみてくださいね。
お子様と一緒に楽しむのも良いですし、大人だけのお茶の時間にも、ひと工夫加えてみるのはいかがでしょうか。
千歳飴を折ると縁起が悪い?
子どもの健やかな成長を願う七五三のお祝いには欠かせない千歳飴ですが、「折ると縁起が悪い」という話を耳にしたことはありませんか?実は、これには根拠がないんですよ。
まず、千歳飴の背景に少し触れてみましょう。
千歳飴は、長寿と健康を願って、七五三の際に子どもたちに配られる長い棒状の飴です。
色鮮やかで、袋には鶴や亀、松竹梅などの吉祥の図が描かれていることが多いですね。
縁起と折る行為
日本には「物を折る」「切る」という行為が縁を切ることに通じるという風習がありますが、千歳飴に関してはそうした迷信は関係ありません。
実際、千歳飴はその長さから、食べやすくするために折ったり切ったりしても全く問題ないのです。
上手な分け方
では、どのようにして千歳飴を上手に分けるのでしょうか。
ここでいくつかの方法をご紹介します。
- 袋のままで: 袋に入った千歳飴を麺棒や包丁の背で軽く叩くと、簡単に小さく分けることができます。ただし、この方法だと思いのほか細かく砕けてしまうことも。
- キッチンバサミを利用: もう少し整った形で分けたい場合は、キッチンバサミで軽く切れ目を入れてから叩くと、きれいに折れます。
保存方法
分けた千歳飴は、ラップで包んでから保存袋やタッパーに入れ、冷蔵庫で保管すると長持ちします。
なんと、一年ほどものですよ。
料理に活用
さて、千歳飴はただ食べるだけでなく、料理にも使える万能な食材なんです。
例えば、砕いた千歳飴を煮物に加えると、ほんのり甘い風味が加わります。
また、余った千歳飴を使ったレシピも後ほどご紹介する予定ですので、保存方法をマスターしておくととっても便利です。
いかがでしたか?千歳飴にまつわる小さな疑問が解消されたことと思います。
七五三のお祝いだけでなく、日常のちょっとしたスイーツとしても、千歳飴を楽しんでみてはいかがでしょうか。
千歳飴の賞味期限(消費期限)は?
千歳飴の賞味期限はどのくらいなのでしょうか?
まず、千歳飴を美味しくいただくための一つの目安として、未開封の状態であれば、製造日からおよそ1年間はその風味を保つことができます。
これは、千歳飴が砂糖を主成分としており、保存料を使用していないにも関わらず、糖分が多いために自然と保存性が高いためです。
しかし、一度開封してしまうと、空気に触れることで酸化が進み、徐々にその独特の風味が失われていきます。
ですが、ご安心を。開封後も適切な保存方法を心がければ、やはり1年程度は美味しく楽しむことができるのです。
たとえば、お子様が一口かじった後、そのまま放置せずに、ラップやジップロックなどでしっかりと密封し、冷蔵庫で保管することがポイント。
これにより、酸化を遅らせ、風味を長持ちさせることができます。
さて、もし千歳飴が少し古くなってしまったら、どうすれば良いでしょうか?
お子様が飴の存在を忘れてしまったような時には、この機会に少し創造的なアプローチを試してみてはいかがでしょう。
例えば、千歳飴を細かく砕いて、お料理の甘味料として活用するのです。
これは、飴特有の風味が料理に深みを加え、家族を驚かせること間違いなしの一手です。
以下に、千歳飴の保存方法と活用法を表にまとめてみました。
状態 | 保存方法 | 賞味期限の目安 | 活用法 |
---|---|---|---|
未開封 | 常温保存 | 約1年 | そのままお召し上がりください |
開封後 | 冷蔵庫で密封保存 | 約1年 | 料理の甘味料として |
千歳飴は、見た目だけでなく、その保存性の高さや多様な活用法によっても、私たちの生活に彩りを加えてくれる素敵なお菓子なのです。
お子様の健やかな成長を願いながら、この伝統的なお菓子を存分にお楽しみください。
千歳飴を使ったオススメレシピ3選!
余った千歳飴は、温かい飲み物に入れて楽しむ他にも、料理やお菓子作りに活用することができます。
砂糖の代わりとして使ったり、水を加えて煮詰めればカラメルソースになるので、プリンを作る時にも便利です。
今回は、千歳飴を使ったおすすめのレシピを3つご紹介したいと思います。
ザクザク美味しい♡千歳飴リメイククッキー
材料(15~20個分)
・ホットケーキミックス 200g
・有塩バター 100g
・砂糖 40g
作り方
① クッキングシートの上に千歳飴を置いて、180℃に設定したオーブンに予熱なしで入れて加熱します。
② 千歳飴が溶けて平になったらオーブンから取り出しておき冷ます。
③ しっかりと冷めた千歳飴をポリ袋に入れ、麺棒やすりこぎなどで叩いて細かく割ります。
④ バターをボウルに入れて常温でやわらかくしておき、菜箸やヘラなどで練っておきます。
⑤ ④にホットケーキミックス、砂糖を加えて混ぜ合わせ、ひとかたまりになったら、千歳飴で作ったザラメを加え、さらに均一になるよう混ぜます。
⑥ ⑤の生地を手で丸めて平たくし、クッキングシートの上に均等に並べます。
抜き型があれば押し付けて下さい。(この時、生地を少しとっておいてデコレーションしても良いでしょう)
⑦ 180℃に予熱したオーブンで⑥の生地を15分焼きます。
⑧ 粗熱をとって、器に盛り付けて完成です。
参考URL:https://partykitchen.jp/recipe/remake_chitoseame/
料理の特徴
千歳飴がザラメのような食感になり、ザクザクとクッキーの美味しさを引き立ててくれます。
食べ切れなかったら!千歳飴活用レシピ3選<鶏の照り焼き>
材料
・砕いた千歳飴 1本分(約30g)
・水 30ml
・酒 大さじ4
・みりん 大さじ2
・醤油 大さじ2
作り方
① フライパンを中火で熱し、一口大に切った鶏もも肉を皮目から焼きます。
② 鶏もも肉の両面に焼き色をついたら、蓋をして中まで火を通して下さい。
③ 鶏もも肉を一旦フライパンから取り出しておき、フライパンを軽く拭いたらそこに水と千歳飴(袋などに入れて麺棒などで叩き、細かく砕いておいたもの)、酒、みりん、醤油を入れて千歳飴を煮溶します。
④ 鶏もも肉をフライパンに戻し、③のタレに絡めたら完成です。
参考URL:https://mamadays.tv/articles/585
料理の特徴
照り焼き用の調味料を千歳飴で代用しています。
千歳飴には水飴が使われている(ことが多い)ので、調味料にツヤやコクが出て、見た目が美味しく仕上がります。
千歳飴リメイク生キャラメル☆リメイク
材料
・水 60㏄
・熱湯 60㏄
・バター 20g
・生クリーム 30㏄
作り方
① 千歳飴を適当に砕き、鍋に水と一緒に入れて加熱して煮詰めます。
② 泡が出てきて少しずつ色が茶色に変化していき、カラメル状態になったら火を止めて熱湯を加えます。
この時、熱湯が跳ねて火傷をする恐れがあるので、必ず蓋をして下さい。
③ 全体を混ぜ合わせて、綺麗なカラメルソースになるまでさらに煮詰めていきます。
④ 綺麗に混ざってカラメルソースができたら、そこにバターと生クリームを加えてキャラメルクリームを作ります。
生クリームは一度に混ぜないで、少しずつ様子を見ながら加えて下さい。
⑤ 泡が出て粘り気が出てきたら、クッキングシートを敷いたバッドに流し込み、冷やします。
⑥ 固まったら小さく切り分けて完成です。
参考URL:https://cookpad.com/recipe/1795984
料理の特徴
生クリームを100mlにすると、キャラメルクリームになります。
トーストなどに塗って食べることができるので、同じ材料で生キャラメルとキャラメルソースの2つを作ることができます。
千歳飴の上手な食べ方と切り方のまとめ
七五三といえば千歳飴ですが、子どもが食べきるにはちょっと大変なサイズです。
縁起物のため、折ってはいけないということも聞かれますが、千歳飴が生まれた江戸時代には、縁起を分け合うとして、長い千歳飴を親せきや近所に人に分けていました。
千歳飴は、何といっても縁起物ですので、飴として食べくても、お料理などに活用して使い切るようにしたいですね!
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