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十二直とは何?一覧や吉凶について詳しく解説!

十二直とは何?という疑問や、十二直の一覧などをご紹介します。

「結婚式は大安に」「友引の葬儀は控える」など、冠婚葬祭の日取りを決める時によく聞くのが六曜による吉凶です。

六曜をよく知らないという方でも、大安は縁起の良い日、仏滅は縁起の悪い日ということは知っているのではないでしょうか。

一方で、十二直も古来より日本に伝わる歴注(暦に掲載される吉凶占い)の一つですが、多くの方は聞き馴染みがないかも知れません。

しかし、日本では吉凶を占うために使われてきたのは十二直の方で、六曜は戦後になってから広く浸透したと言われています。

つまり、十二直は六曜よりも歴史が長く、庶民にもよく知られていた吉凶占いであるということが言えます。

そこで今回は十二直について調べてみました。

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十二直とは何?


十二直(じゅうにちょく)とは、中国が発祥の歴注の一つです。

歴注とは簡単に言うと暦の掲載される吉凶占いのことで、日本では大安や仏滅などを有する六曜がよく知られていますが、六曜が使われるようになったのが明治時代からと言われており、江戸時代までは十二直が重要視されていたと言われています。

十二直は奈良時代には中国から日本に伝わったとされ、日本最古の暦である『具中暦』にも掲載されています。

十二直は、北斗七星の柄杓が北極星を中心として一日に一回転する動きを元に、柄杓が指し示す方向を十二支によって割り当てたものを言います。

例えば、中国では季節を読むのに冬至をとても重要視しており、冬至の日は北斗七星の柄杓の先端にある星が真北を指すことから、真北(子)をおざす(建)月としました。

つまり、十二直は元々、季節を知るために利用されていたものになります。

それがやがて、そこに吉凶がつけられ、暦に掲載されるようになると、暦の中段に書かれていたことから、『中段』や『中段十二直』と呼ばれるようになったと言われています。

なお、十二直が「建」から始まるのは、当時の中国では冬至が暦の始点とされていたからと言われています。

十二直の一覧を紹介!


現在の日本では日の吉凶を占うものとして六曜が最も有名ですが、それ以前までは十二直が活用されていました。

どちらも科学的根拠のない迷信の一つですが、比較的歴史の浅い六曜に対し、十二直は長い間人々に親しまれてきた歴史があります。

また、今でも建築関係では六曜よりも十二直を重視する慣習が残っているところもあり、地鎮祭や棟上げなど自宅の新築などで十二直に触れる機会もあるかも知れません。

そこでここでは、十二直のそれぞれの意味についてご紹介していきます。

北斗七星の柄杓の先端が建(おざ)す日という意味があり、物事を始めるのに良い日と言われています。

柱建てや棟上げなどの建築を始めとして、移転、引越し、結婚、神仏祭祀、開店、旅行など、万事に吉となる日です。

ただし、土を動かすことと船に乗るのは避けた方がよいと言われています。

障害を除く日という意味があり、治療の開始や服薬、種まきなどに良い日と言われています。

また、煤(すす)祓いや廃棄もよいので大掃除にも向いている日となりますが、土を動かすことと婚礼関係は避けた方がよいと言われています。

天帝の蔵が宝で満たされる日という意味があり、万物満ちあふれる日となります。

建築、移転、新規開業、結婚、神仏祭祀、旅行などは吉ですが、土を動かすこと、薬の服用は避けた方がよいと言われています。

物事が平になる、平穏、平和に収まるという意味があり、人は平等、善悪も平らかになる日です。



柱建て、棟上げなどの建築、移転、婚礼関係、開業、旅行、相談事などに良い日となりますが、土を動かすことや穴を掘ることは凶となり避けた方がよいと言われています。

物事が定まる日という意味があり、将来の基礎となる物事を始めるのに向いている日と言われています。

建築、結婚、祈祷、契約、開業、移転、種まきなどは吉となりますが、訴訟や植木の植え替え、旅行は凶となります。

物事を執り行う日という意味があり、万物の育成を行うのによい日とされます。

結婚、建築、種まき、神仏の祭祀、収穫、買い物などは吉となりますが、

借金、財産整理、蔵開き(※)、勝負事などは凶となります。

(※)蔵開きとは年末に閉じた蔵を、新年の吉日に開ける儀式のことを言います。

江戸時代では諸大名家が初めて米蔵を開くこと、商家では2日の初荷の出入りで蔵を開き、商売繁盛を祈願したと言われています。

打ち破る日、破壊の日という意味があり、訴訟や狩猟、出陣、服薬などは吉ですが、契約、結婚、建築、旅行、勝負事、神仏祭祀、約束事などは「破る」ことから凶となり、避けた方がよいと言われています。

物事を危(あやぶ)る日という意味があり、あらゆることに危険を伴うことから、何事も自重して過ごすのがよい日と言われています。

特に登山、高所、水辺の遊び、旅行、乗船は大凶と言われていますが、酒造りは吉となります。

万事が成熟する日という意味があり、建築、商談、開店、開業、結婚、旅行など新しいことを始めるのによい日とされています。

ただし、争いごとは凶となるので、訴訟や談判時は避けた方がよいと言われています。

物事を納めるのによい日という意味があり、入学や建築、婚礼関係、商品の購入、仕入れ、仕込みなどによい日と言われています。

葬儀は凶となります。

天帝の使者が困難を取り除き、道が開ける日という意味があり、入学、結婚、建築、移転、引越し、開業、開店などは吉、葬儀や不浄は凶となります。

何事も閉じられる日という意味がありますが、墓を建てる、井戸や池を掘る、金銭を収納する、葬式などは吉となります。

結婚、建築、移転、開業などは凶となります。

十二直の吉凶は?


上記では十二直の意味などをご紹介しましたが、十二直を吉凶(吉日と凶日)別に分けるとしたら、どのようになるのか知りたいと思っている方も多いと思います。

十二直では吉となる物事と凶となる物事が存在することから、一概にこうとは言えない部分もありますが、ここではおおよその吉凶をご紹介したいと思います。

縁起の良し悪しをはかる上で、参考になさって頂けたらと思います。

大吉
満(みつ)、平(たいら)
中吉
建(たつ)
小吉
除(のぞく)、定(さだん)、執(とる)、成(なる)、納(おさん)、開(ひらく)

閉(とづ)
大凶
破(やぶる)、危(あやぶ)

何事も縁起の良い吉日は満と平、土を動かすことと船に乗ることさえ避ければ吉となるのが建になります。

この3つは吉日の中でも特に縁起の良い日となるので、行事の日取りを考える時に選びやすい日と言えるでしょう。

一方で、破と危は十二直の中で避けるべき大凶の日となります。

まとめ

十二直は北斗七星の柄杓の先端が指す方角によって、吉凶を占うものです。

元は季節を知るために用いられていましたが、奈良時代に中国から日本に伝わってから、日の吉凶を占いものとして長く親しまれてきました。

現在は、吉凶占いと言えば六曜が有名ですが、建築業界では今でも十二直によって縁起の良し悪しをはかり、地鎮祭や棟上げなどの日取りを決めているところも少なくないようです。

普段はあまり触れることのない十二直ですが、新築で家を建てる時などに知っておくと、縁起の良い日取りを選んで儀式を行うことができます。

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