腹帯は誰が買うのでしょうか?
どこで購入したらいいのか、初めてでよく分からないという方も多いですよね。
そこで今回は腹帯の購入について調べてみました。
腹帯の購入先や、腹帯の選び方のポイントなどをご紹介していきます。
腹帯は誰が買うの?
昔からの風習では、腹帯は妊婦側の親族(両親)が用意するものとされてきました。
しかし、現代では腹帯を誰が買うかは特に決まっていないようです。
妊婦さん本人が気に入ったものを購入するケースもあれば、夫側の両親がプレゼントしてくれることもあるようですね。
また、妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日に行う戌の日参りでは、安産祈願の他に「帯祝い」と呼ばれる腹帯授与の儀式を行う場合があります。
その時に神社やお寺で腹帯を用意していることもありますよ。
ただし、「帯祝い」で用意される腹帯は岩田帯と言うさらし状のもの。
普段使いするにはやや不便のため、「帯祝い」でもらった岩田帯は縁起物として取っておき、普段使いの腹帯を別に購入する妊婦さんも多いようです。
腹帯はどこで購入したらいいの?
腹帯は、赤ちゃん本舗や西松屋などのマタニティー用品店で購入ができます。
デパートやスーパー、ショッピングセンターなどの妊娠・育児コーナーで取り扱っていることもありますよ。
なお、岩田帯なら神社やお寺の「帯祝い」で授与されることもあります。
ただし、神社やお寺の中には腹帯の取り扱いがなく、「帯祝い」の時は妊婦さん側で腹帯を持参しなければいけないケースもあるので、事前に確認しておくのがよいでしょう。
体調が優れず外出が難しい場合は、インターネット通販を利用するのもお勧めです。
インターネット通販なら、数多くの種類の腹帯を見て回ることができますし、値段の比較も安易ですよね。
衣服や靴などを購入するのと違って、腹帯はサイズもそこまでシビアに計る必要がないので、近くにマタニティー用品店がないなどの時はインターネット通販を利用してみるのもよいでしょう。
腹帯を買う時のポイント!
その前に、腹帯は妊婦さんが必ず着用するものではありません。
腹帯を使わないで出産を迎えた妊婦さんもたくさんいるので、「絶対に腹帯を使わなくてはいけない」わけではない、ということを踏まえた上で、次のポイントから自分に合ったものを選ぶようにして下さいね。
「帯祝い」用か、普段使い用か
戌の日参りの中の帯祝いで使うために腹帯を購入する場合は、基本的には岩田帯を購入する必要があります。
岩田帯は「岩のように頑丈で健康な子どもが生まれますように」という願いが込められた伝統的な腹帯になり、神社やお寺で帯祝いの祈祷を行う時は、持参する腹帯は岩田帯と限定されることも少なくありません。
ただし、岩田帯はさらし状のため、一度解くと次に巻くのがやや面倒となり、普段使いにはあまり向いていないことから、普段使いには岩田帯以外の種類を選ぶ妊婦さんがほとんどです。
このようなことから、腹帯を購入するなら帯祝いに使うためなのか、普段使いなのかを考えて選ぶ必要があります。
なお、妊婦さんの中には帯祝い用と普段使い用をそれぞれ購入する方もいますよ。
腹帯に求める効果
腹帯と一口に言っても、実は様々な種類があり効果が違います。
そのため、腹帯の種類とその効果によって、自分が求めている商品を選ぶ必要があるでしょう。
腹帯の種類や選び方については、次に詳しくご紹介しているので参考になさって下さいね。
オススメの腹帯の種類や選び方
腹帯には様々な種類があり、それぞれに効果が異なります。
ここでは代表的な腹帯の種類と選び方をご紹介します。
さらしタイプ
帯状になっていてお腹にぐるぐると巻きつけて使います。
自分で巻くのはやや面倒なので、普段使いする妊婦さんは少ないようです。
腹巻きタイプ
その名の通り、腹巻きのようにお腹全体を包むことで保温効果が期待できるものです。
締め付けが緩いので、お腹が圧迫されるのが苦手な妊婦さんにオススメですよ。
サポートベルトタイプ
幅広のサポートベルトがお腹全体を覆って、お腹の下から支えてくれます。
マジックテープやホック式なので、お腹の大きさに合わせて締め付け具合を調整することができます。
骨盤ベルトタイプ
サポートベルトタイプに比べて幅が狭く、お腹を支えるよりも骨盤周りのサポート力が高いタイプとなります。
ガードルタイプ
多くの場合、ショーツと一体型となっているのでアウターに響きにくく、骨盤ベルトタイプやサポートタイプほどお腹への締め付けが少ない腹帯になります。
腹帯をつけるメリットは?
妊娠中期から後期にかけて、お腹の中の赤ちゃんはどんどんと大きくなり、それに伴って妊婦さんの体への負担も大きくなります。
特にお腹が前にせり出すことで、重心が前のめりになってしまうので、それを抑えようと背中や腰に強い負荷がかかりやすくなります。
腹帯はお腹を下から支えることで安定させて、背中や腰への負担を軽減する効果があると言われています。
また、妊娠中は血液の流れが悪くなりやすく、それによって冷えやすいです。
腹帯はお腹を覆って保温する効果もあるので、冷えの予防や改善にも役立つと言われていますよ。
さらに、妊婦さんが転倒・衝突などの事故に遭った場合、腹帯がお腹を覆っていることで衝撃を和らげる働きがあると言われています。
腹帯をつけるデメリットは?
実は、産科のお医者さんの中には腹帯はつけないほうがいいとしている方もいます。
その理由は、腹帯によってお腹が圧迫されることで、赤ちゃんが妊婦さんの背骨の方へ押しやられてしまい、それが妊婦さんの大動静脈や腎臓へ流れる血液を圧迫し、高血圧を誘発する恐れがあると指摘されているからです。
特に締め付けの強い腹帯の使用は、避けた方がよいとされます。
妊娠中に高血圧になると、妊娠高血圧症候群(昔は「妊娠中毒症」と呼ばれていたもの)を発症し、最悪の場合、母子ともに危険な状況になってしまうこともあります。
腹帯による過度な締め付けやお腹の圧迫は、体調不良などを引き起こしかねないとも言われているので、腹帯を使用する場合は主治医に相談し、十分に注意をすることが大切です。
2人目のときはまた買うの?
これは妊婦さんによって考え方が異なり、1人目の時に使った腹帯が気に入っているので、2人目もそのまま使うという方もいれば、腹帯はそもそも縁起物であるので、2人目の時は2人目用新しく買い替えるべきと言う方もいます。
ただし、神社やお寺で「帯祝い」の儀式を行う時は、使い回しはできないと考えた方がよいかも知れません。
「帯祝い」では妊婦さん側が腹帯を持参する場合がありますが、封を切って使ったものはNGとなるケースもあります。
なぜなら、1人目の「帯祝い」で祈祷を受けた腹帯は、無事に出産後、神社やお寺に返すのが一般的だからです。
とは言え、1人目の腹帯を使い回しできるかどうかは、お参りに行く神社やお寺によって見解が異なります。
「まったく問題ありませんので、帯祝いの時にお持ちください」という神社やお寺もあるので、確認してみるのがよいでしょう。
なお、帯祝いで持ち込むわけではなく、自宅で使うのであれば1人目の腹帯を使い回しても全然問題はありませんよ。
まとめ
腹帯は誰が買うのか調べてみました。
昔は妊婦さん側の親族が買っていましたが、今は特に決まっていないことが分かりましたね。
腹帯には種類があり、帯祝いに使用するのは岩田帯です。
普段使いであれば、自分に合ったものを選ぶのがよいでしょう。
ただし、腹帯の使用については注意点もあります。
安易に使用せず主治医に相談した上、正しい使い方をするようにしましょう。
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