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クリスマスローズの花言葉!意味や由来は?日本と海外の違いは?

クリスマスローズの花言葉は種類や色によって変わる?

名前がすでにロマンチックなクリスマスローズ。

クリスマスにバラのような花を咲かせることから名付けられ、花の少ない冬の時期のプレゼントに重宝されていると言われています。

さぞかし花言葉も素敵なのだろうとお思いの方も多いと思いますが、これが調べてみると以外なことがわかりました。

そこで今回は、クリスマスローズの花言葉の意味をご紹介したいと思います。

クリスマスの花と言えばポインセチアを思い浮かべがちですが、クリスマスローズの花言葉を知ったら、今年の冬はクリスマスローズを贈りたくなるかも知れません。

クリスマスローズとは?

クリスマスローズは、その名の通りクリスマスシーズンに開花する花なのですが、実は日本では2~4月に咲く種類が多く流通しています。

また、ローズとついていますが、実際にはキンポウゲ科ヘレボルス属のためバラとは種類が異なります。

日本で多く流通しているのは、温暖な気候でも栽培できるよう品種改良されたもので、クリスマスローズの原種はヘレボレス・ニゲルと言う寒冷地の栽培が主とされるものです。

海外ではクリスマスローズと言えばこのヘレボレス・ニゲルを指しますが、日本の場合は他の品種も総じてクリスマスローズと呼んでいます。

そして、花と言えば花言葉が気になるという人も多いですよね。

花言葉によってプレゼントする花を選ぶこともあると思いますが、クリスマスローズの花言葉は次のようになっています。

クリスマスローズの花言葉の意味や由来は?


海外におけるクリスマスローズの花言葉の由来には諸説ありますが、最も知られているのは、クリスマスローズが咲く時期に戦場へと出向くことになった兵士が、自分のことを忘れずにいてほしいという願いを込めて贈ったことが由来とされているものです。

クリスマスローズの花言葉に「私を忘れないで」や「追憶」があるのは、この話が元となっていると考えられています。

また、クリスマスローズにはキリスト誕生に関わる逸話があります。

マデロンという少女がキリスト誕生を知り聖母マリアの元へとかけつけたものの、お祝いの品がなく、せめて一輪の花でもと周囲を見渡しても、季節が冬だったため花すら見つけられませんでした。

しかし、がっかりとして涙を流したところ、少女の涙が落ちたところからニゲル(クリスマスローズ)が咲き、その花を摘んでキリストに捧げたとされています。

この話が花言葉の「慰め」や「労り」の元になったのかも知れません。

さらに、クリスマスローズの葉や根には毒が含まれています。

香りには精神を安定させる作用があると昔から言われており、薬効として利用されていた側面もあったと言われていますが、花言葉に「中傷」があるのは毒を持っているからなのかも知れません。

このようなことから、日本におけるクリスマスローズの花言葉の由来は一つではないのです。

日本と海外ではクリスマスローズの花言葉が違う!

花言葉が海外と日本で微妙に異なっているということはよくありますが、クリスマスローズでもその異なりが発生しているようです。

ちなみにヘレボルスに属する花全てがクリスマスローズになるのは日本だけなので、同じクリスマスローズのことを指さしているのに呼び名が違うというケースもあります。

日本

日本におけるクリスマスローズの花言葉は

  • 「追憶」
  • 「慰め」
  • 「いたわり」
  • 「安心させて」
  • 「私を忘れないで」
  • 「悪評」
  • 「中傷」
  • 「重い出を懐かしむ」
  • 「私をすくいたまえ」

となります。

特に有名なのが「追憶」や「私を忘れないで」というセンチメンタルな言葉なので、こちらの意味はなんとなく覚えているという人も多いでしょう。

クリスマスの時には「私の不安を和らげて」や「慰め」といった意味が強調されるので好まれる花になりますが、それ以外には中傷や悪評といったマイナスイメージが連想されることがあるとのことなので注意が必要でしょう。

海外

クリスマスローズの日本の花言葉も基本的に海外からの花言葉をそのまま輸入しているので、ほとんど変わりません。

  • 「不安を和らげて」
  • 「悪い評判」
  • 「慰め」
  • 「苦しみを終わらせる」

という意味があるといわれております。

世界でも非常に多くの信者を抱えているプロテスタントやカトリックの素となったキリスト教でも、赤ん坊のキリストにマデロンという羊飼いの少女が上げたお花ということで有名な花なので、宗教からこちらの花を知ったという人もいるといわれております。

クリスマスローズの花言葉が多いのは、クリスマスローズの花言葉の由来が関係しています。

詳しくは次でご紹介していますが、日本にはクリスマスローズにまつわる様々な話が伝わって来たため、その話ごとに花言葉が存在していると言われています。

クリスマスローズの種類や色によって花言葉が違う?

クリスマスローズは、種類や花の色が違っても花言葉は同じとなります。

クリスマスローズの花言葉については上記で触れていますが、種類や色に関わらず意味が同じであれば、好きな色や形で選ぶことができますよね。

そこでここでは、クリスマスローズの代表的な種類とその特徴をご紹介したいと思います。

ヘレボルス・ニゲル


ヘレボレス・ニゲルはクリスマスローズの原種です。

ドイツやイタリア、スロベニアなどヨーロッパの各地で自生しており、クリスマスシーズンになると白い一重の花を咲かせることから、クリスマスローズと名付けられ、今でも大変人気があります。

ヘレボレス・ニゲルは根が黒いことから、ラテン語の「黒」を意味するニゲルが由来となったそうです。

ピュアホワイト


その名の通り、真っ白な花を咲かせる種類です。

ヨーロッパなど海外ではクリスマスローズと言えばヘレボレス・ニゲルを指しますが、暑さに弱く温暖な気候では育ちにくいことから品種改良によって、温暖地で栽培が可能なヘレボルス・レンテンローズという種類が多くで回っており、ピュアホワイトもヘレボルス・レンテンローズです。

なお、上記画像では花びらが重なっていますが、ヘレボレス・ニゲルのように一重のものもあります。

ホワイト・スポット


白い花びらに紫色の斑点が入っているのがホワイト・スポットです。

画像では一重ですが、こちらも花びらが重なっているダブルタイプや八重タイプがあります。

ルーセブラック


ブラックとなっていますが、よく見ると深い紫や濃紺に近い色をしています。

高貴な印象が強く、クリスマスローズの中でも高い人気を誇っています。

ローズカメレオン


緑色の花びらに紫の斑点があるクリスマスローズになります。

こちらは八重咲きの交配種となっていて、その様子からパーティードレスとも呼ばれます。

アプリコット・シングル


薄いオレンジ色の花びらが特徴のクリスマスローズです。

クリスマスローズの中では比較的育てやすいと言われています。

花言葉を覚えてクリスマスローズを楽しむ!


クリスマスローズの花言葉には、労りや慰め、不安を取り除くなど、心がほっと落ち着くようなものが多くあります。

花が乏しくなる冬の時期に綺麗に咲くところも、癒しを与えくれる存在と言えますよね。

バラのようなゴージャスなイメージはなくとも、そこにあるのは凛とした美しさです。

また、クリスマスローズは種類や色によって花言葉が変わるわけではないので、同一の種類を選ぶ必要がないことも嬉しいポイントと言えるでしょう。

花を贈る相手が好きな色に合わせることもできますし、色とりどりの花束を作ることも可能です。

今年のクリスマスは、クリスマスローズを花言葉と一緒に贈ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

クリスマスローズは、クリスマスシーズンにバラのような花を咲かせることから名づけられましたが、実際はバラのようなゴージャスさよりも、繊細で上品な美しさが際立つ花です。

また、日本ではヨーロッパのように原種のみをクリスマスローズと呼ぶのではなく、品種改良されたものも含めてクリスマスローズと呼んでいます。

そのため、クリスマスローズと一口に言っても花びらの数や形、色などが異なります。

通常、花言葉は色などの種類が違うと変わるものですが、クリスマスローズにおいてはその点の心配がないので、贈る相手の好みに合わせて色などを選ぶことができるのが嬉しいポイントだと思います。

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