邦楽クリスマスソング人気の歌や定番【1980-2010年代】
クリスマスに聞きたくなるクリスマスソング。
その年に人気になった曲もいいけれど、少し前に流行った曲や昔から愛されている曲も素敵だったりしますよね。
そこで今回は、年代別の邦楽のクリスマスソングを集めてみました。
最新のクリスマスソングである2010年代はもちろんのこと、ミレニアムイヤーとなった2000年を含む2000年代、CDが最も売れた時代と言われている1990年代、懐かしさの中に新しさがある1980年代から10曲ずつご紹介したいと思います。
邦楽クリスマスソングおすすめ40選【年代別】
CDが売れに売れていた1990年代~2000年代は、クリスマスが近くなるとクリスマスソングをリリースするアーティストやアイドルが数多くいましたが、最近はダウンロード配信が中心となっている背景もあってか、はっきりとクリスマスソングと銘打ってのリリースは減っているようです。
それでも、クリスマスにはやっぱりクリスマスソングを聞きたいと思う人は多いのではないでしょうか。
最新の曲はもちろん、一昔前の曲が再び人気に火がつくことも珍しくないため、若い世代であっても20~30年前の曲を以外と知っていたりしますよね。
年代別に「クリスマスソングと言えばこれ!」という曲もあると思いますが、邦楽におけるクリスマスソングとしてレジェンド級の支持を得ているのは、山下達郎の「クリスマスイブ」ではないでしょうか。
毎年冬になるとランキング上位に上がってくるため、「チャートインした最多年数の曲」としてギネスブックにも載っているほどです。
この曲に限っては、どの世代にアンケートをしても、クリスマスソング不動の1位と言えるのではないかと思いますがいかがでしょう。
【1980年代】邦楽クリスマスソング10選!
任天堂からファミリーコンピュータが発売され、世界的な爆発ヒットとなった1980年代。
その当時流行し、今もなお定番として人気のあるクリスマスソングにはどんな曲があるのでしょうか。
山下達郎 「クリスマスイブ」
1980年代の、というよりも、今もなお日本を代表するクリスマスソングの定番として人気のある曲です。
リリースは1983年ですが、爆発的な人気を得たのは1988年にJR東海のコマーシャルソングになったことから。
以後、クリスマスシーズンになると毎年ランキングにチャートインするレジェンド的クリスマスソングです。
松任谷由実「恋人がサンタクロース」
映画「わたしをスキーに連れてって」の挿入歌として人気になりましたが、実はシングルカットされておらず、1980年に発売されたアルバムに収録されている曲です。
坂本龍一「Merry Christmas, Mr Lawrence」
1983年の映画「戦場のメリークリスマス」の主題歌として、日本だけでなく世界で人気のある曲です。
主演を務めた坂本龍一が作曲しています。
この映画に俳優としてオファーをもらった時、主題歌を自分が作ることを条件に出演を承諾したと言われています。
Utada Hikaru (宇多田光) – Merry Christmas Mr. Lawrence – FYI
Jun Sky Walker(s)「白いクリスマス」
原宿のホコ天バンドブームから、一気に有名バンドになったジュンスカの最大のヒット曲。
パナソニックのCDラジカセのコマーシャルソングとして起用されています。
杉山清貴「最後のHOLY NIGHT」
1986年にリリース。
JALのコマーシャルソングに起用されたのを皮切りに、その後、ミノルタ、円谷プロのコマーシャルソングにも起用されています。
浜田省吾「MIDNIGHT FLIGHT – ひとりぼっちのクリスマス・イブ」
1987年リリースの曲。
副題が“ひとりぼっちのクリスマス”となっているため、ハッピーな曲ではなく、失恋を歌った曲となっています。
荻野目洋子「北風のキャロル」
1987年にリリースされた曲。
登美丘高校ダンス部のダンシングヒーローで一躍時の人となった荻野目洋子ですが、実力派アイドルとして数多くのヒット曲を持っています。
森川美穂「クリスマスはどうするの」
現役高校生の時に歌手デビューを果たした実力派シンガー。
この曲は1987年にリリースされました。
杏里「クリスマスカレンダー」
2年越しの恋人との別れを綴った曲。
歌詞は悲しいですが、杏里の伸びやかで澄み切った声が、どこか清々しさを感じる仕上がりとなっています。
THE ALFEE「恋人達のペイヴメント」
1984年にリリースされ、初のオリコン1位となった曲。
発売は10月ですがクリスマスライブで演奏されることが多く、ファンの間では定番のクリスマスソングとなっています。
【1990年代】邦楽クリスマスソング10選!
若貴兄弟がブームを牽引する形で、空前の大相撲人気に沸いた1990年代。
人気、定番となったクリスマスソングにはどんな曲があったのでしょうか。
稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」
1992年リリース。
ドラマの主題歌として起用され、ミリオンセラーの大ヒットとなった曲です。
稲垣潤一自身を始め、数多くのアーティストがカバーしています。
中山美穂「遠い街のどこかで」
1991年にリリースされ、中山美穂が主演を務めたドラマの主題歌をとして起用されました。
遠距離恋愛がテーマのドラマで、ちょうどクリスマスシーズンに放送されていたことから、遠距離恋愛中のカップルにとって定番のクリスマスソングとなりました。
B’z 「いつかのメリークリスマス」
ファンの間では名曲として知られていましたが、ペプシのコマーシャルソングに起用されたことでファン以外の一般層にも知られるようになった曲です。
ただしシングルでリリースはされておらず、1992年発売のアルバム「FRIENDS」に収録されています。
ユニコーン「雪が降る町」
1992年リリース、ユニコーン8枚目のシングル。
クリスマスソングの名曲として今もファンが多いですが、元々は「12月はクリスマスソングが売れるからクリスマスにちなんだ曲を作ろう」という話が、「それなら年末ソングにした方が長く聞いてもらえるのでは?」と、年末にちなんだ曲として制作されたと言われています。
広瀬香美 「dear . . . again」
冬の女王と呼ばれ、冬をイメージする曲を数多くリリースしていますが、クリスマスという言葉が歌詞に使われている曲は以外と少ないため、クリスマスと言えばこの曲を思い浮かべる人も多いようです。
森高千里「ジンジンジングルベル」
1995年リリース。
サントリー「アイスジン」のクリスマス限定コマーシャルソングとして制作されたものです。
カズン「冬のファンタジー」
1995年、サッポロビール「冬物語」のコマーシャルソングとして起用されヒットした曲です。
カズンという言葉通り、ボーカルの2人は従妹同士。
なお、クレジットに名前はありませんが槇原敬之がコーラスに参加していることでも話題となりました。
T.M.Revolution「Burnin’ X’mas」
1998年リリースの曲。
西川貴教のパワフルな声と独特な世界観を持つ歌詞が、他のクリスマスソングとは一線を画しており、ファンが多いクリスマスソングの名曲として知られています。
KinkiKids「シンデレラクリスマス」
1998年12月にリリースされた曲ですが、それ以前にコンサートなどで歌われファンにとってはすでに知られた曲となっていました。
童話「シンデレラ」をモチーフにしており、歌詞にシンデレラを連想させる言葉が盛り込まれています。
DREAMS COME TRUE「雪のクリスマス」
1990年にリリースされた、ドリカム8枚目のシングル。
1994年に、アメリカ映画「めぐり合えたら」の日本版テーマソングとして英語版をリリース、さらに2016年にはボーカルを再録したバージョンがアルバムに収録されています。
【2000年代】邦楽クリスマスソング10選!
トリノオリンピックでフィギュアスケートの荒川静香さんが、日本人初の金メダルに輝いた2000年代。
この10年の間に流行したクリスマスソングには、どんな曲があったのでしょうか。
竹内まりや「すてきなホリデイ」
2001年リリース。
ケンタッキーフライドチキンのクリスマスキャンペーンソングとして書き下ろした曲。
2000年から現在まで、冬の時期になると必ずテレビから流れてくる定番のクリスマスソングとなっています。
EXILE 「Lovers Again」
クリスマスソングではありませんが、冬の定番曲としてクリスマスシーズンにも耳にする機会が多くなる曲です。
歌詞の内容は切ない恋心を歌った、大人の恋愛をモチーフにしています。
桑田佳祐「白い恋人達」
コカ・コーラのコマーシャルソングに起用され、本人もコマーシャルに出演したことで話題となった曲です。
クリスマスという言葉は出てきませんが、冬の時期にじっくりと聞きたくなるような名曲です。
Misia「everything」
2001年リリース。
クリスマスという言葉は歌詞に出てきませんが、ちょうどクリスマスシーズンに放送されていたドラマの主題歌として起用されたことから、クリスマスソングと認識している人が多いです。
中島美嘉「雪の華」
2003年リリース、中島美嘉10枚目のシングルです。
本人が出演した明治のコマーシャルソングとして起用され、この年の日本レコード大賞で金賞を受賞しています。
浜田雅功と槇原敬之「チキンライス」
2004年リリース。
ダウンタウンがMCを務める音楽番組に槇原敬之が出演した際、浜田雅功が作曲の依頼をしたのが縁で、クリスマスソングとして制作されたもの。
作詞は松本人志が担当し、自身の幼少期の体験を盛り込んでいる。
クリスマスソングと言えばラブソングという常識を覆した曲として、今も名曲として受け継がれています。
BoA「メリクリ」
2004年リリースの、BoA15枚目のシングル曲。
現在のK-POP人気の先駆けとも言える、韓国出身アーティストのBoA。
流暢な日本語とソウルフルな彼女の歌声は、リリースから15年たった今でも日本の定番クリスマスソングとして人気を博しています。
レミオロメン「粉雪」
2005年リリースの曲。
クリスマスという言葉は歌詞には出てきませんが、発売が11月だったこともあり切ないクリスマスソングとして定番となっています。
安室奈美恵「White Light」
安室奈美恵30枚目のシングルとして2005年にリリースされた曲。
ドワンゴのキャンペーンソングとして起用され、安室奈美恵自身初となるクリスマスソングです。
クレイジーケンバンド「クリスマスなんて大嫌い!!なんちゃって」
2002年にリリースされ、J-PHONEのコマーシャルソングとして起用され話題となった曲。
ミディアムテンポのリズムと、ハンドベルの音色がクリスマスムードを高めてくれます。
【2010年代】邦楽クリスマスソング10選!
40℃を超える酷暑を記録し、竜巻、大型台風、豪雪など気象の異常を肌身で感じることが多くなった2010年代。
人気のクリスマスソングにはどんな曲があったのでしょうか。
AI「ハピネス」
2011年に、コカ・コーラのクリスマスキャンペーンソングとして起用された曲です。
当初は他の国と同じアーティストの曲を使うことになっていたのですが、その年の3月に起きた東日本大震災を受けて日本のアーティストに依頼することになり、AIに声が掛かったそうです。
back number 「クリスマスソング」
2015年にドラマの主題歌として起用され、若い世代を中心に人気となり、リリースから4年が経った今でもクリスマスの定番ソングとなっています。
西野 カナ「Dear…」
10代のカリスマ西野カナが2009年にリリースした、8枚目のシングル。
NTTドコモ「ガンバレ受験生」キャンペーンソングに起用されましたが、12月発売ということでクリスマスソングとしても定番となっています。
TEE 「ベイビー・アイラブユー」
クリスマスソングではありませんが、男性の素直な思いを歌詞に載せたラブソングで、男女問わず人気がある曲です。
2010年リリースです。
松たか子「let it go」
2014年の大ヒット映画「アナと雪の女王」の主題歌。
日本版MayJが歌っていますが、エルサの声を吹き替えした松たか子のバージョンも人気となりました。
クリスマスソングではありませんが、冬をイメージさせる曲のためクリスマスシーズンの定番曲となっています。
Flower「恋人がサンタクロース」
松任谷由実の代表曲を、10~20代に人気のあるFlowerが2012年にカバーした曲です。
クリス・ハート「雪のクリスマス」
Dreams come trueの曲を2014年にカバーした曲です。
E-girls 「Merry × Merry Xmas」
10~20代の女性から絶大な支持を集める、E-girlsの15枚目のシングル。
2015年にリリースされ、再生回数は1,500万回を超えています。
GReeeeN「雪の音」
2012年リリース、JR東日本「JR SKI SKI」のテーマソング。
冬が近づいてくるとこの曲を聞きたいと思う人が増えてくる、12月の定番ソングです。
BENI「Fun Fun Christmas」
インテリアショップFrancfrancとコラボし、2014年にリリースされた曲です。
まとめ
1980年代、1990年代、2000年代はCDの売り上げも高く、クリスマスソングというジャンルがしっかりと確立されていたこともあり、クリスマスにちなんだ曲が数多くリリースされていましたが、2010年以降はクリスマスがタイトルや歌詞に入っている曲の数が減り、「クリスマスだから」という理由で曲をリリースするアーティストやアイドルも減っています。
とは言え、名曲はどれだけ時が過ぎても名曲として次の世代に受け継がれるものですし、これからまた新しいクリスマスソングが誕生しないとも限りません。
いつかやって来るその日まで、これまでのクリスマスソングを聞きながら待ってみることにしましょう。
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