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熊手の意味や由来は?粋な買い方や買い替えの時期!

熊手の選び方や飾り方は?酉の市とはなに?

商売繁盛の縁起物として知られている熊手ですが、粋な買い方があることをご存知でしょうか。

そもそも熊手とは一体どのようなものなのか、よくわからないという方も多いではないのかと思います。

そこで今回は、熊手について調べてみました。

熊手の意味や由来を始め、選び方、買い替えの時期などを詳しくご紹介します。



熊手の意味や由来


熊手とは、その名の通り熊の手のように長い柄の先に複数の曲がったつめがついている道具で、主に庭先の枯れ葉やゴミを集めるために使ったり、砂をかいて貝をとる際の潮干狩りに用いられるものです。

潮干狩り用の熊手は鉄製やプラスチック製などがありますが、昔は木や竹を材料に作られていました。

今回ご紹介する熊手は、そのような熊手とは少し違う『縁起熊手』と呼ばれるものです。

縁起熊手とは、木製の熊手にお多福、宝船、小判などのいわゆる縁起物と呼ばれる飾りがついているもので、商売繁盛や開運招福を願って主に商売人が購入し、お店や会社などに飾ります。

熊手の形が「福やお金をかきこむ」という意味に捉えられることから、このような風習が始まったとされています。

熊手の粋な買い方は?


縁起熊手は、酉の市(後に詳しく説明しています)にて熊手屋さんで買うのが一般的ですが、その買い方には独特のルールが設けられています。

熊手屋さんでお気に入りの縁起熊手を見つけたら、熊手屋さんの言い値では買いません。

必ず値引き交渉をし、言い値よりも安い値段で商談成立を目指しましょう。

そして、言い値よりも安い値段で買うことが決まったら、何とここで最初の言い値の金額を支払います。

値切った分のお金はご祝儀として熊手屋さんに渡すのが、粋な熊手の買い方なのです。

こうして交渉が終わると、熊手屋のお店が威勢よく手締めをしてくれます。

買った本人はもちろん、お店の方はご祝儀をもらえて嬉しいですし、交渉から手締めまで見ていた周囲の方も楽しめるというのが縁起熊手の買い方となります。

とは言え、縁起熊手は必ず値段交渉をして買うものではないので、あくまでも粋な買い方として覚えておくとよいでしょう。

買い替えの時期はいつ?


縁起熊手は、一般的には一年ごとに新しい物に買い替えるのがよいと言われています。

縁起熊手はお守りや破魔矢などと同じ縁起物のため、一年間飾ったら神社やお寺に奉納してお焚き上げ(処分)をしてもらい、新しい物に買えるのがよいとされているからです。

酉の市を行っている神社やお寺に行くと、縁起熊手の奉納所があるのでそちらに入れ、お参り後に新たに縁起熊手を買う流れとなります。

ただし、縁起熊手は縁起物のため人からプレゼントされることもあり、「大切な人から頂いた」という理由で、処分するのを躊躇ってしまう方もいるようです。

そのような場合は、手元に置いていてもよいのではないでしょうか。

必ず一年後に奉納しないと良くないことが起こるとかそういうことではないので、あくまでも目安として知っておくとよいでしょう。

熊手の選び方


熊手は大きさや装飾によって値段にかなり差があり、数千円ものから、高いものだと数十万円になるものもあります。

酉の市に熊手を買いに行った際、どのような熊手を選んだらよいか悩んでしまいますが、最初は小さくて値段が安い物を選ぶとよいと言われています。



なぜなら、熊手は買い替えの時に少しずつ大きく豪華な物にすることで、「去年よりも大きな福を呼びこむ」と言われているからです。

そのため、最初にあまりにも大きく値段の高い熊手を買ってしまうと、翌年以降が大変になってしまうかも知れません。

ただし、不運なことが遭ったり、仕事の業績が思うように伸びなかったなどの場合は、敢えて去年のよりも小さい熊手を買う方もいるようです。

また、熊手についている縁起物にもそれぞれ意味があるので、縁起物によって熊手を選ぶ方もいます。

例えば、金運アップを祈願するなら小判や招き猫、めでたいの鯛はお祝い事を呼び込みたい時に、俵は五穀豊穣、鶴は長寿と言った具合です。

なお、お店によっては一点ずつお多福や招き猫の顔が違うなど、趣向を凝らした熊手を販売しているところもあるので、ぜひ顔にも注目してみましょう。

熊手の飾り方は?


幸運を呼び込むためには、熊手は正しい場所に飾るようにしましょう。

では、熊手はどこに、どのように飾るのがよいのでしょうか。

本来は大黒柱に飾るもの

昔の家やお店には必ずと言っていいほど大黒柱と呼ばれる大きな柱があったのですが、現在は住宅事情が変化し、構造上大黒柱がない家などがあります。

その場合は、福が入ってくる玄関に飾るとよいと言われています。

玄関に限らずですが、熊手を飾る時は少し高めの位置に飾るようにしましょう。

叶えたい夢がある方向に飾る

旅行に行きたい場所や、引っ越ししたい場所がある時は、その方角に向けて熊手を飾るのがよいでしょう。

その年の恵方に向かって飾るのもOKです。

また、金運アップなら西、仕事運アップなら東、地位や名誉を高めたいなら南の方角がよいと言われていますが、北の向きは避けた方がよいと言われています。

トイレやゴミ箱の近くは避ける

縁起物の熊手の近くに汚れた物がないように注意しましょう。

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酉の市とは、毎年11月の酉の日に全国各地(関東地方が多い)の神社や寺院で行われるお祭りです。

酉の市の意味や由来については、次で詳しく説明しているので省略しますが、酉の市が行われる酉の日とは昔の日付になります。

現在は1日、2日・・のように数字で日付を表しますが、昔は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の干支によって日付や方角、時刻などが表されていました。

つまり酉の日とは、この干支の酉の順番の日ということになります。

干支は12種類なので12日で一周するため、酉の日は月に2回ないし3回巡ってくることになります。

1回目の酉の日を一の酉、2回目の酉の日を二の酉、3回目の酉の日を三の酉と呼び、多い時で3回も酉の市が開かれる年があります。

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酉の市の意味や由来


酉の市の由来には諸説ありますが、よく知られているのは東京都足立区の大鷲神社が発祥という説です。

大鷲神社の周辺の住む農民が、秋の収穫をお祝いして鶏を奉納したのが始まりとされ、以後、商売繁盛や開運招福を願って酉の市が行われるようになったと言われています。

その際、最初は農具を売っていたのが、その一つだった熊手が「福をかきこむ」として縁起がよいとされ、縁起物で飾られた熊手が売られるようになったと言われています。

また、東京都台東区の浅草鷲神社が酉の市の発祥という説もあります。

こちらは、古代日本の貴族である日本武尊(ヤマトタケル)が東夷征伐に勝利をした際、武具の一つであった熊手を11月の酉の日に奉納したことから、酉の市が始まったとされています。

どちらも江戸時代から酉の市が行われ、現代まで受け継がれている伝統の行事となっています。

まとめ

熊手とは本来、熊の手のような形状をした道具のことを言いますが、酉の市で売られている『縁起熊手』は熊手にお多福や鯛、米俵、招き猫などを装飾したものとなっており、商売繫盛や開運招福を願って購入する縁起物です。

酉の市は毎年11月の酉の日に、神社や寺院で行われています。

関東地方が中心で、それ以外の地域ではあまり馴染みがないかも知れませんが、有名な酉の市では毎年60~70万人の人手で賑わいます。



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