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冷凍カニの賞味期限はどのくらい?解凍状態はどうなの?

冷凍カニの賞味期限や保存はどのくらい大丈夫?冷凍焼けしても食べられる?

冷凍カニは冷凍技術が一気に向上したことで美味しく食べられるようになりましたが、冷凍してあるためついつい放置されがちです。

そこで気になってくるのが賞味期限でしょう。

今回はこの冷凍カニの賞味期限は一体どうなっているのか、どのくらい持つのか、解凍状態になるとどうなるのか、冷凍カニは冷凍されている状態で腐るというのはあり得るのかを調べて参ります。

冷凍カニの賞味期限はどのくらい?

まずは皆さんが気になる冷凍カニの賞味期限は一体どうなっているのかをチェックしていきましょう。

冷凍食品と聞くととっても賞味期限が長いというイメージがなんとなく持たれてしまいますが、カニの場合はどうなっているのか、とても気になるところです。

冷凍状態の場合


解凍前の冷凍カニの賞味期限は1ヶ月です。

結論から記載するとカニを冷凍してもそこまで長く味を保つことはできません。

色んな方々が見解を出していますが、ほとんどの方が「1カ月」という回答をしています。

なので、冷凍状態をキープしているカニでも1カ月すぎたらアウトと思った方が良いです。

ずっと昔から「冷凍カニは味の質が落ちるから論外」とされてきたのが、冷凍技術が向上したことで味の低下も免れるようになりました。

しかし、この味の低下を免れることができる期間は1カ月なのです。

他の食べ物だった場合はもっと長い賞味期限となるのですが、カニは元々生物なので冷凍したとしても一気に賞味期限が延びることはないとのことです。

つまり、カニ以外にも冷凍している生物は賞味期限が短めになっているということなのでしょう。

例外として急冷却が可能となっている業務用冷凍庫を持っているという方ならば1年程度味を保つことも可能であるという書き込みがありましたが、はっきり言って一般家庭に業務用に冷凍庫を持っているケースはほとんどありませんので超例外となります。

1カ月がすぎたら100%アウトというわけではありませんが、味が落ちる可能性はかなり高まりますので注意してください。

解凍状態の場合


解凍状態だとさらに賞味期限は短くなります。

こちらも色々と調べて見ましたが、多くの方々が「解凍には2日程度」という回答をしていました。

特にカニ味噌は身の部分よりも痛みやすいので2日持たない可能性すらあります。

よくあるのが一度解凍しかけて献立が急に変わってしまったので、再度冷凍してしまうというケースです。

基本的に冷凍食品は食品の組織を壊さないように特殊な技法を用いた急速冷凍をしているので味の質を保つことができていますが、家庭の冷蔵庫では緩慢冷凍なので味が一気に低下します。

賞味期限もそこまで延びないので、一度解凍してしまった場合は直ぐに食べる必要があるのです。

 

冷凍カニの保存はどのくらいいける?


冷凍カニの保存をどのように考えているかによって変わってきます。

味の質をできる限り落としたくないという人にとっては1カ月が限界と考えましょう。

いわゆる賞味期限が限界という考え方です。

多少味が落ちても問題ないという方は1カ月を多少すぎても問題ないでしょう。

しかし、個人的には味の質の低下も気になりますがやはり生物の冷凍保存はそこまで長期間できないと考えていますので1カ月以上すぎてしまった物は食べるのをさけるという考え方もありと思っております。

業務用のマイナス35℃程度の温度を維持できる冷凍庫ならば1年以上保存することも可能ですが、一般家庭でこれは無理です。

一般の冷凍庫では低くてもマイナス18℃程度ですし、冷凍庫も開けたり閉めたりするので実質的にはもっと早く痛む可能性もあります。

冷凍焼けしても食べられる?


冷凍焼けとは簡単に記載すると「長い期間冷凍庫で保管していたために味や食感や色が変わってしまうこと」となります。

この冷凍焼けは食材の水分が抜けてしまいその抜けた部分に空気が入り込んで酸化してしまいさらに劣化していくのです。

これはどの冷凍食品にも発生する可能性を秘めているので冷凍カニでも発生してしまう可能性があります。

ただし、味が劣化しているだけなので賞味期限がきれていない限りは基本的には食べられるでしょう。

ただし、冷凍焼けを起こしている場合は「凍る→少し溶ける→また凍る」というサイクルを繰り返している可能性があるので賞味期限も1カ月より短いかもしれません。

仮に、冷凍焼けをしていて1カ月程度保存していた食品があった場合は賞味期限が短くなっているということも考えて食べない方が良いでしょう。

保管して1週間程度で冷凍焼けがでている場合はおそらく大丈夫といった考え方をしてください。

冷凍カニが腐ることはある?


冷凍カニが腐ることがあるかどうかというお話ですが、基本的に「凍る→少し溶ける→また凍る」といったサイクルが発生せずにきちんと冷凍庫で保管できていた場合は腐ることはないと言われています。

ただし、1カ月以上経過してしまった場合は冷蔵庫による保存だと状態の劣化が始まって腐る可能性があるとのことなので、アウトと言えるでしょう。

Yahoo知恵袋などの質問コーナーに「○カ月経過してしまった冷凍カニは食べられますか?」といった質問がされていますが、1カ月以上経過してしまった物はもったいないという気持ちが発生したとしてもさけるようにしてください。

また、カニが腐ってしまうとアンモニア臭がするようになるのでかなりわかりやすいです。

冷凍しているカニから異臭がしたらアウトと考えて臭いで判断するのもありでしょう。

見た目の変化としては甲羅と胴体を外すとエラが見えるようになるのですが、そのエラが黒くなっていたらアウトとなります。

これはどのカニにもあるエラなので、臭いではよくわからないという時はこちらのエラで確認するようにしましょう。

ただし、冷凍の仕方を失敗してしまうと黒くなってしまうケースもあります。

これは腐っているわけではないので安心しましょう。

ちなみに、冷凍カニを解凍するときは冷蔵庫で24時間程度入れて放置するというのが基本となります。

室温による自然乾燥では実は急速解凍になってしまいますので、カニの旨みがかなり失われてしまうのです。

冷蔵庫に入れて解凍するときも乾燥が大敵となりますので、新聞紙やキッチンペーパーで包んでから水切りパットに入れてそのうえでビニール袋に入れると良いでしょう。

このように冷凍カニの解凍方法も割と細かく指定されているので、食べるときにもやり方に則らないといけません。

適当に解凍してしまうとかなり味が低下してしまいますので、きちんとした手順を踏みましょう。

昨今の冷凍カニは解凍の仕方が小冊子でついているケースもあるので、かなりわかりやすくなっています。

腐ってしまったカニの特徴

腐ってしまったカニには、このような状態が現れます。

変色:強烈に生臭いにおいがする
感触1:ぬるぬるしてヌメリがある
感触2:ねっとりしている
臭い:強烈に生臭いにおいがする
見た目1:黒く変色している
見た目2:身が溶けている

カニが腐るとこのような状態になります。

スーパーに販売されている状態で、傷んできたカニを見分けるには「色」がポイントになります。

黒っぽく変色しているカニは、傷んでいる証拠ですので選ばないようにしましょう。

冷凍カニの賞味期限に関するよくある質問

冷凍ボイル蟹の賞味期限は?

切った茹ガニの場合、茹ガニ(姿)と同様ラップで2重、3重にカニを包み、ビニール袋に入れておけば冷蔵庫なら3日間、冷凍庫なら4日間程度保存が可能です。

ラップがない場合には新聞紙で代用することも可能です。

3〜4日間程度は保存可能ですが、できるだけ早くお召し上がりになる事をお勧めします。

冷凍花咲ガニの賞味期限は?

ご家庭の冷凍庫の場合は-18℃以下にて保存の上、1ヶ月を目安にお召し上がり下さい。
※なま物ですので解凍後はお早めにお召し上がり下さい。

到着後冷蔵で2〜3日。
家庭の冷蔵庫なら、冷凍(−18℃以下)で約一ヶ月生物ですので、なるべくお早めにお召し上がり下さい。

蟹味噌の賞味期限は?

かに味噌(瓶・箱入)内容量 80gの場合で、常温にて180日間ぐらいです。

蟹味噌はどこの部分?

かにみそは脳ミソ?と誤解されることも多いですが、かにみそは「蟹の内臓」です。

人間で言うと肝臓と膵臓のような役割を持つ「中腸線(肝膵臓と呼ばれることもあります)」という部分が「かにみそ」になります。

茹でた蟹の賞味期限は?

ボイルの場合は、冷蔵保存で茹でてから4日間程度となっております。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は冷凍カニの賞味期限についての情報をまとめてきました。

冷凍カニは解凍の仕方もなかなかに難しく保存期間も他の冷凍食品と比べると短めになっているのでちょっと扱いが難しい食べ物となっています。

それでも、家庭でこのレベルの味を楽しめるようになったのは間違いなく朗報ですので、きちんと保存して美味しいカニを堪能できるようになりましょう。

ただし、賞味期限をきれてしまった物はやはり怖い物がありますので、きちんと賞味期限内に食べられるようにしてください。

昔と違って冷凍の技術も一気に上がっているので味は本当にあがっているのです。

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