奈良東大寺二月堂のお水取りやお松明!
「お水取りが終わらないと、奈良には春が来ない」と言われるほど奈良県民にとって欠かせない行事が、東大寺二月堂で行われるお水取りです。
お水取りとは国家の安泰を祈願して行われる法要ですが、その様子を間近で見ることができます。
二月堂の回廊を松明の炎が駆け回る様や、その際の僧侶の走る音、闇の中で響き渡る声明(しょうみょう)は、見るものを大きな感動に導き、一生に一度は体感しておきたいと言われています。
では、二月堂のお水取りの予定はどのようになっているのでしょうか。
奈良東大寺二月堂のお水取りの日程や時間
長い歴史を持つ東大寺の「お水取り」ですが、日程や時間を調べましたので是非参考にして下さい。
お水取りの日程:毎年3月1日~14日
住所:奈良市雑司町406-1
TEL:0742-22-5511
東大寺二月堂お水取りURL:http://www.todaiji.or.jp/contents/function/02-03syunie2.html
お水取り(修二会)の由来や歴史!
お水取り(修二会)の正式名称は「十一面悔過」と言い、元々は旧暦の2月1日~14日に行われており、2月に修する法会、であることから、「修二会」と言われていました。
お水取り(修二会)は、東大寺二月堂にあるご本尊「十一面観世音菩薩」に対し、世の罪を懺悔し、国家安泰や五穀豊穣、除災招福を祈願する儀式です。
実忠和尚が天平勝宝4年より始め、以後1200年以上に渡り続いている「不退の行法」とされています。
また「お水取り」の由来は、「十一面悔過」を行う際、若狭井の井戸から汲み上げた水を「十一面観世音菩薩」に供えることから呼ばれるようになったと言われています。
お香水について
お香水とは、二月堂前にある「閼伽井屋(あかいや)」の井戸から汲み上げる水のことを言います。この水は「十一面観世音菩薩」にお供えされる他、行の中でも使われ、さらに参詣者にも分けられます。
閼伽は仏前に供えるお水のことを指し、その閼伽を汲むための井戸が閼伽井となります。
お香水の由来は、実忠和尚が「十一面悔過」において全国の神を勧請した際に、若狭の国の「遠敷明神(おにうみみょうじん)」だけが魚釣りをしていて遅刻してしまいました。
その時にお詫びとして遠敷明神が「遠敷川から水を贈る」と言って、二月堂の近くに清水を湧き出させたのが始まりと言われ、それが後に「閼伽井屋(若狭井)」となったと言われています。
まとめ
知れば知るほど、一度は見てみたいと思える「東大寺のお水取り」
お近くにお住まいの方は是非体験しに行ってはいかがでしょうか。
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