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暑中見舞い文例と書き方【ビジネス・友人・上司・先生】

暑中見舞いの書き方と相手別の例文集!

暑中見舞いの暑中とは、二十四節気の小暑大暑を指しています。

すなわち、暑中見舞いは7月7日頃から大暑までの約15日間と、7月22日頃から立秋までの約15日間を合わせた約1ヶ月に出すのが礼儀となります。

暑中見舞いを出す時期については諸説ありますが、梅雨の真っ只中に送っても季節感がありませんので、梅雨が明けて晴天が続くようになったら送るのがよいかも知れません。

ちなみに立秋を過ぎた後に出すのは、残暑見舞いとなりますので注意しましょう。

また暑中見舞いでは、相手の安否を伺うと同時に自身の近況も伝えることができます。

年賀状のやり取りはしているけれど、暑中見舞いまでは考えたことがなかったという方は、今回を機に暑中見舞いを送ってみてはいかがでしょうか。

特に、遠くに住む方であれば天候の違いなどもありますよね。

日本は南に行けばいくほど夏の気温が高くなりますから、猛暑や酷暑と呼ばれる日が続くと、自分より南の地域に住む知人や友人の安否が気になることもあると思います。

そのような時は、暑中見舞いを利用して連絡を取ってみましょう。

しかし、暑中見舞いをどのように書いたらよいかわからない方もいらっしゃると思います。

そこでここでは、暑中見舞いの書き方や、送る相手別の例文も掲載していますので、是非参考にしてみて下さい。

暑中見舞いの書き方の基本と構成

暑中見舞いとは、暑さが厳しくなる夏の時期に相手の安否を確認するため、自宅を訪問したり手紙やはがきを出すことを言います。

しかし近年では、暑中見舞いで自宅まで伺う人は稀で多くは暑中見舞い用のはがきを出すことが多いようです。

では、暑中見舞いはどのようにして書けばよいのでしょうか。

暑中見舞いの基本の構成は以下の通りです。

  1. 季節の挨拶
  2. 時候の挨拶
  3. 相手の安否を尋ねる言葉
  4. 自分の近況報告
  5. 結びの挨拶(相手の健康を気遣う文面)
  6. 年号

1の、季節の挨拶は「暑中お見舞い申し上げます」です。他の字より少し大きめに書くのがポイントです。

暑中見舞いでは、拝啓や敬具と言った頭語や結語を書く必要がないため、冒頭にいきなり「暑中お見舞い申し上げます」と書いても失礼ではありません。

年賀状の「あけましておめでとうございます」と同じように考えましょう。

また、6の年号を書く際には「平成〇〇年 盛夏」と入れるのが慣例です。

なお、この2つの部分に関しては、暑中見舞いの送り先が誰であっても変わりません。

一般的な暑中見舞いの書き方と例文

上記の基本の構成を元に、暑中見舞いを送る相手別の暑中見舞いの書き方と例文を挙げていきます。

最初は、一般的な暑中見舞いの書き方と例文です。

一般的とは誰にでも使えるという意味ですが、後に出てくる上司や恩師などに送る場合には、一般的な書き方よりも丁寧な言葉遣いが求められると思いますので、あくまで基本的な書き方として捉えて下さい。

『暑中お見舞い申し上げます。厳しい暑さの毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで私共は、相変わらず元気に暮らしております。
まだまだ暑さが続くようですが、夏風邪など召されぬようにご自愛下さい。
平成〇〇年 盛夏』

暑中見舞い文例「ビジネス」編

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暑中お見舞い申し上げます。

平素は格別のお引き立てを賜り、有り難く厚く御礼申し上げます。

暑さの厳しい折、皆様方のご健勝をお祈り申し上げます。

さて、弊社では下記の予定で夏季休業を実施させて頂きます。

平成〇〇年八月十三~十五日

何卒ご了承の上、今後ともよろしくお願い申し上げます。

平成〇〇年 盛夏

暑中見舞い文例「上司」編

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暑中お見舞い申し上げます。

猛暑が続いておりますが、ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。

日頃は何かとお世話になり、またお心に掛けて下さり有り難うございます。

おかげさまで、夏休暇で家族を連れて旅行へ連れて行って参りました。妻を始め子供達も大変喜んでくれています。

私も心身共にリフレッシュをさせて頂き、休み明けはより一層の努力を重ねていく所存です。

変わらぬご指導、ご鞭撻をよろしくお願い致します。

平成〇〇年 盛夏

暑中見舞い文例「友人・知人」編

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暑中お見舞い申し上げます。

夏本番となり毎日厳しい暑さが続いていますが、元気にやっていますか?

私の方はおかげさまで元気に過ごしています。

資格取得も無事に終わり、勉強漬けの日々から解放されて楽しい夏を過ごしています。

今まで余り会えなかったけれど、暑さが落ち着いたら2人でゆっくりと旅行に行きたいです。

まだまだ暑い日が続くようなので、お互い体調に気を付けて夏を乗り切りましょう。

平成〇〇年 盛夏

暑中見舞い文例「恩師や先生」編

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暑中お見舞い申し上げます。

猛暑厳しい折、〇〇先生にはお元気にされているとのことで、何よりに存じます。

こちらは梅雨明けと同時に厳しい暑さとなりましたが、私も暑さに負けず毎日仕事に励んでいます。

卒業後、先生にはずっとご無沙汰をしており大変申し訳なく思っております。

9月には遅ればせながら休みも取れそうなので、先生にご挨拶に参りたいと思っておりますので、その時は何卒よろしくお願い申し上げます。

先生におかれましては、体調など崩さないようご自愛下さい。

まずは暑中お見舞いまで。

平成〇〇年 盛夏

まとめ

暑中見舞いの定番文として「暑さ厳しい折」や「厳しい暑さが続いておりますが」などがよく使われますが、暑中見舞いは季節の挨拶です。

例えば、北海道や北の地方など比較的暑さの緩い地方へ送る時や、年によっては冷夏や長雨が続くこともありますので、送る地方やとその年の天候に合わせた文を添えることが大切です。

また、よく使われる言葉で「ご自愛」というのがありますが、この言葉自体に〝体〟の意味が含まれているため「お体ご自愛下さい」という言葉は意味が重複した表現となってしまいます。

友人には余り使う言葉ではありませんが、目上の方や恩師に送る場合はこの点も十分気を付けて暑中見舞いを書くのがよいでしょう。

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