仕事納めや御用納めの意味と違いは何?挨拶例文も紹介!
仕事納めや御用納めは1年に1回かならず訪れますが、この言葉の意味や由来の違いを理解している人は少ないでしょう。
今回はこの仕事納めは2022年だといつになるのか、仕事納めと御用納めの違いは何なのかを詳しく解説して参ります。
具体的な挨拶文も用意いたしますので、仕事納めの挨拶に困った人も参考にしてください。
仕事納めとは?
仕事納めとは民間企業で使われるその年の最後の営業日のことです。
でも、この日がいつになるかは、実は企業や業種によって異なるんですよ。
多くの企業では、12月28日頃を仕事納めとしていることが多いですが、これはあくまで一例です。
さて、年末といえば、クリスマスの楽しいイベントもありますよね。
この時期、有給休暇を使ってクリスマスを楽しむ人も多いので、仕事納めの日が近づくと、仕事場は何かと忙しくなりがちです。
年末年始の準備に追われることもありますし、一年の締めくくりとしての業務のまとめもあるため、バタバタと過ごすことになるのです。
では、「仕事納め」という言葉の由来はどこから来ているのでしょうか。
実は、これは「御用納め」という言葉から派生したものなんです。
御用納めとは、江戸時代に年末に行われた政府や役所の業務の締めくくりを指す言葉で、非常に格式のある言葉でした。
しかし、時代と共に言葉も変化し、もっと身近でカジュアルな「仕事納め」という言い方が一般的になったのです。
「納める」という言葉には、「片付ける」という意味があります。
だから、仕事納めは文字通り、その年の最後の仕事を「片付ける日」という意味合いを持っているわけです。
一年間の仕事を締めくくり、新しい年を迎える準備をする大切な日なんですね。
年末のこの時期は、仕事の締めくくりだけでなく、家族や友人との時間を大切にしたいものです。
仕事納めを迎えたら、少しゆっくりして、新しい年を迎える準備をしましょう。
新年が皆さんにとって素晴らしい一年となりますように。
御用納めとは?
「御用納め」という言葉、これは主に官公庁や行政機関、宮中などの公的な機関で使われる言葉です。年末、その年の公務を終える日を指します。
日本では、行政機関の休日が法律で12月29日から1月3日までと定められています。
そのため、御用納めは通常12月28日となるわけですね。
ただし、12月28日が週末に当たる場合は、その前の金曜日、つまり12月27日か26日が御用納めとなります。
地方公共団体では、条例で年末年始の休日が異なることもあるため、一概に12月28日とは限らないのが特徴です。
この「御用納め」という言葉、実は日本の歴史に深く根ざしているんですよ。
この「御用」という言葉、時代劇でよく耳にするかもしれませんね。
昔の日本では、「御用」とは、文字通り「お上」、つまり幕府や宮中などの権力者の命令に従って動くことを意味していました。
この言葉は、「用事」の尊敬語として使われていたんですね。
だから、幕府や宮中で働く人々がこの言葉を使っていたわけです。
そして、時が流れて現代になっても、この「御用」という言葉は残り、行政機関で働く人々が使うようになりました。
これは、彼らが国のために働いているという意識の表れでもあるんですね。
では、なぜ「仕事納め」とは言わずに「御用納め」という言葉を使うのでしょうか。
これには、公務員としての誇りや使命感が関係しています。
彼らは、単に仕事をしているのではなく、国民のため、国のために奉仕しているという意識が強いのです。
だから、「御用納め」という言葉には、ただ仕事を終えるという以上の、深い意味が込められているんですよ。
このように、「御用納め」という言葉一つを取っても、日本の歴史や文化、公務員の方々の心意気が感じられます。
日本にはこうした伝統や文化が色々とあるので、知れば知るほど面白いですよね。
みなさんも、日常で耳にする言葉の背後にある歴史や意味に、ぜひ注目してみてくださいね!
「仕事納め」と「御用納め」の大きな違いは?
仕事納めも御用納めも「仕事の最終日」という意味があり、意味の違いはほとんどありません。
違いは行政機関か民間機関に所属しているかどうかになります。
つまり、二つの違いは
- 「御用納め」は官公庁などで使われる言葉
- 「仕事納め」は民間企業などで使われる言葉
ということになります。
行政機関に勤めている方は国に勤めているということで昔の名残である「御用」という言葉を用いますが、民間企業はその言葉は堅苦しいイメージがあるということで1960年くらいから使われなくなったと言われているのです。
それまでは民間企業でも御用納めという表現をつかっており、そこから変わっていったと考えられています。
しかし、公務員などの行政機関に勤めている人達は確かに御用納めや御用始めといった表現をしていたので、働いているところがどこなのかがわかる言葉でもあるのでしょう。
項目 | 御用納め | 仕事納め |
---|---|---|
使用される場所 | 官公庁、行政機関、宮中など | 民間企業、お店など |
日付の決まり | 法律や条例により決定 | 企業や業種により異なる |
一般的な日付 | 12月28日(週末によって変動あり) | 企業により異なる(多くは12月28日) |
このように、御用納めと仕事納めは、使われる場所や日付の決まり方に大きな違いがあります。
年末の忙しさの中で、この違いを知っておくと、ちょっとした話のタネにもなりますね。
それぞれの職場で、今年一年の締めくくりをどのように迎えるか、考えるのも楽しいものです。
仕事納めや御用納めの挨拶例文
「仕事納め」と「御用納め」、この二つの言葉は一見似ているようで、実は少し違った背景を持っています。
どちらも年末に働く人々がその年の業務を終える日を指すのですが、その使われ方には微妙な違いがあるんですよ。
まず、「仕事納め」は一般的に民間企業で使われる言葉です。
年の瀬に近づくと、社員たちは一年間の仕事を締めくくり、新年を迎える準備を始めます。
この日は、一年間の労働の終わりを意味し、多くの場合、会社全体で清掃活動を行ったり、翌年の安全や繁栄を願って小さな儀式を行うこともあります。
一方、「御用納め」は、主に公務員や行政機関で使われる言葉です。
こちらも仕事納めと同じく、年末の業務を終える日を指しますが、この言葉には「国のために働く」という意味合いが込められています。
実は、この「御用」という言葉、昔は民間企業でも使われていたんです。
しかし、1960年頃から徐々に使われなくなり、現在では主に公的機関でのみ聞かれるようになりました。
では、なぜこのような変化があったのでしょうか。
それは、時代とともに言葉のニュアンスが変わっていったからです。
かつては「御用」という言葉には、国や社会に対する責任感や尊敬の念が込められていました。
しかし、時が経つにつれて、この言葉が持つ堅苦しいイメージが強調されるようになり、民間企業では使われなくなったのです。
さて、このように「仕事納め」と「御用納め」の違いを見てみると、働く場所やその文化によって、同じような行事でも異なる表現が使われることがわかります。
それぞれの言葉に込められた意味を知ることで、私たちの仕事に対する考え方や文化の深さを感じることができるのではないでしょうか。
年末のこの時期に、そんな歴史や文化の背景を思いながら、新しい年を迎える準備をするのも素敵なことですね。
2024年の仕事納めや御用納めはいつ?
2024年の仕事納めや御用納めは12月28日の木曜日となるでしょう。
昭和63年12月に制定された「行政機関の休日に関する法律」により12月29日から1月3日まで休みと指定されたので、ずれなければ多くの企業が12月28日が仕事納めとなって1月4日が仕事始めとなっているのです。
この休み方が一般的な目安となっていますので、仕事納めも12月28日になっている会社も多いのではないでしょうか。
ちなみに、2024年の仕事始めは1月4日の木曜日からです。
ちなみに、銀行や郵便局といった金融機関は12月31日から1月3日までが休みです。
他にもサービス業は年末年始が稼ぎ時ですので、仕事納めがなく仕事が入っている会社もあります。
年末は有休を使って休みを多めにとる人もいますので、予定が入っているという人は早めに上長に休暇申請をしておくことを強くおすすめします。
仕事納めや御用納めは飲み会が多い?
仕事納めや御用納めが近くなると忘年会と納会が各所で開催されるので、営業マンとしていろんな所と繋がっている人や仕事の都合上他者との付き合いが多い人は12月がとっても忙しい時期となります。
特に、幹事を任されることが多い人はてんやわんやでしょう。
納会はシーズンの打ち上げという意味があるのですが、忘年会とは違い仕事としての意味合いがかなり強めです。
なので、軽い飲酒と歓談が主体となります。
あまり飲み過ぎないようにしましょう。
また、納会では同僚同士だけで話さないできちんといろんな部署から集まっている人やお世話になった方々に挨拶をすることも忘れないようにしてください。
飲み会である忘年会も多くなる時期でもあるので、お酒が苦手な人はかなり辛い時期でもあります。
昨今の若い人は飲み会が嫌いという傾向が強いのですが、はっきり言って人付き合いと割り切っていかないと社内での仕事もしにくい立場となってしまいますので、忘年会ぐらいは我慢していきましょう。
会社の人間関係も嫌いでお酒が嫌いという人でも「残業代が出ないでむしろお金と時間を浪費する仕事」と割り切っていった方が良いです。
相手から嫌われる理由を多く作ってしまうとますます居づらくなるので、将来の状況が悪化するのを抑えるためにも参加しましょう。
仕事納めと御用納めの大きな違いは何?のまとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は仕事納めや御用納めについての情報をまとめて参りました。
仕事納めと御用納めの違いは行政機関に勤めているかどうかです。
行政機関に勤めている人は日常会話でも自然と御用納めや御用始めといった言葉を使いますので、その人の仕事がちょっと気になるという人は年末年始のワードを振ってみると良いでしょう。
その会話の中身からどこに勤めているのかが推察出来るようになっています。
コメント