白味噌を使ったお雑煮の作り方を教えて!
お正月になると頂くお雑煮ですが、実は地域によって味が違うことをご存知でしょうか。
全国各地で最も多いのがすまし汁で作るお雑煮で、北海道や東北、関東、北陸、九州など、多くの地域でお馴染みとなっている味です。
これに対し、京都や大阪、和歌山と言った関西地方では、白味噌のお雑煮がスタンダードとなっています。
白味噌のお雑煮は食べたことがないという方も多いと思いますが、来年のお正月はいつものお雑煮ではなく、白味噌のお雑煮を食べてみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、白味噌を使ったお雑煮のレシピをご紹介します。
簡単にできる白味噌を使ったお雑煮のレシピは?
白味噌を使ったお雑煮を作る場合は、どのような過程を踏み、どんなことに注意をすればよいのでしょうか。
ここでは、白味噌を使ったお雑煮を始めて作るという方でも簡単に作れる、おすすめのレシピをご紹介します。
調理時間:30分
材料(2人前)
・大根 50g
・にんじん 50g
・水 600ml
・昆布(だし用) 5g
調味料
・料理酒 大さじ2
・みりん 大さじ2
・かつお節(仕上げ) 2g
作り方の手順
1.大根とにんじんは皮を剥き、5㎜の輪切りにします。
2.鍋に水と昆布、輪切りにした大根、にんじんを入れて中火にかけ、沸騰する前に昆布を取り出します。
3.大根が半透明になったら調味料を入れ、味がなじんだら火を止めます。
4. 餅は5分程度トースターでやわらかくなるまで焼きます。
作り方(レシピ)のポイント
白味噌を使ったお雑煮を始めて作る方でも、簡単に作れるような手順となっています。
そのため、使っている具材が少ないのですが、慣れてきたら里芋や京野菜の祝大根、金時人参などを入れてみてもよいでしょう。
作り方の工程1:
大根とにんじんの皮を剥いたら、丸みを損なわないようにそのまま薄くカットするのが輪切りです。
文字通り、輪の形となるため、白味噌の白い汁に浮かべると鮮やかなアクセントとなります。
作り方の工程2:
沸騰する前に昆布を取り出すのは、昆布は70℃を超える温度で煮ると、ぬめり成分のアルギン酸が溶け出して風味が損なわれるからです。
昆布を入れる時は、必ず沸騰する前に取り出すようにして下さい。
作り方の工程3:
調味料を入れる際、白味噌の甘さに合わせてみりんの量を調節しましょう。
作り方の工程4:
お使いのトースターによって焼き加減が異なります。
様子を見ながら調整するようにしましょう。
参考URL: https://www.kurashiru.com/recipes/2022cc4e-1d10-447c-b75e-e98dca125f2a
料理の特徴
白味噌のお雑煮は、味噌汁を作る感覚で作ると失敗しやすいと言われています。
レシピを見てもらうとわかりますが、白味噌を200gも使用しています。
通常、味噌汁に使う味噌は4人前で多くても80g程度なので、相当の量を入れることがわかりますよね。
白味噌のお雑煮は一般的な味噌汁のトロみとは違い、白味噌を大量に入れるためかなりドロッとしますが、このドロッとした白味噌の量こそが白味噌のお雑煮を失敗しないで作る方法になります。
その他の白味噌を使ったお雑煮レシピ5選!
上記以外にも、白味噌を使ったお雑煮のレシピはたくさんあります。
ここでは、一般的なものからオリジナリティ溢れるものまで、白味噌を使ったお雑煮のレシピをご紹介します。
白みそ雑煮
調理時間:
材料(4人前)
・金時人参 50g
・八ツ頭 120g
・昆布だし 800ml
・白味噌 大さじ3と1/2
作り方
大根と金時人参の皮を厚く剥き、5㎜幅の輪切りにします。
八ツ頭は芋同士を切り離し、皮を厚めに剥いて乱切りにしたら塩で揉み、水洗いをします。
昆布だしに大根、金時人参、八ツ頭を入れて中火にかけ、沸騰する直前に昆布を取り出したら、丁寧にアクをとります。
八ツ頭に火が通ったら火を止め、白味噌を加えます。
沸騰したお湯で丸餅を茹で、茹で上がった丸餅と具材をお椀によそって、最後に汁をかけて完成です。
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=OaG6aKYli18
料理の特徴
大根や金時人参を輪切りにするのは「丸くおさめる」という意味が込められているからです。
また、八ツ頭は「人の上に立つ」や「子孫繁栄」などの意味が込められています。
白味噌雑煮の作り方
調理時間:
材料(6人前)
・大根 150g
・里芋 200g (※下ごしらえしてあるものや冷凍を使うと便利)
・蒲鉾 6枚
・にんじん(飾り切りにしたもの)6枚
・だし汁 800ml (※昆布だしがオススメですが鰹でもOK)
・白味噌 160g
・かつおぶし たっぷり
作り方
薄い銀杏切りにした大根と飾り切りにした人参を下茹でしておきます。
鍋にだし汁を入れて煮立てたら白味噌を入れて溶き、下ごしらえをした里芋を加えてさらに火を通します。
里芋に火が通ったら大根とにんじんを加えます。
沸騰した湯で餅を茹で、お椀に餅がくっつかないように大根を一番下に敷いたら、里芋、にんじん、蒲鉾を飾り、汁を注ぎます。
最後にかつおぶしをたっぷりかけて完成です。
参考URL:https://cooklabo.blogspot.com/2012/12/blog-post_27.html
料理の特徴
白味噌雑煮にはかつおぶしがつきものですが、たっぷり入れると風味がよくなります。
また、お子さんがいる家庭では、キャラクターもののかまぼこを使ってかわいらしく仕上げるのもお勧めです。
やさしい甘みが広がる 白みそ雑煮のレシピ
調理時間:20分
材料(2人前)
・金時にんじん 30g
・里芋 2個
・しいたけ 2枚
・丸餅 2個
・だし汁 500㏄
・白みそ 80g
作り方
鍋にだし汁、5㎜幅の薄切りにし、梅の形に飾り切りした大根、金時にんじんを入れて火にかけ、火で3分ほど煮ます。
皮を剥いて塩で揉み、下茹でしておいた里芋、軸をとって飾り切りにしたしいたけ、丸餅を鍋に加え、アクをとりながら4分煮ましょう。
丸餅が柔らかくったら弱火にして白みそを溶いて完成です。
お好みで三つ葉と糸がつおを添えてもよいでしょう。
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=GrCeHMwI1J0
料理の特徴
里芋やしいたけを六角形の亀甲型に飾り切りすることで、お正月らしい華やかなお椀になります。
白みそはたっぷり入れた方が美味しいですが、味の濃さはお好みによって調節しましょう。
餅巾着入り♪関西風お雑煮
調理時間:20分
材料(2人前)
・餅 80g
・にんじん 20g
・三つ葉 4本
・液みそ 白みそ 大さじ6
・水またはお湯 300㏄
作り方
にんじんは幅7mmの輪切りにしてから型抜きで切り抜きます。
三つ葉は葉を取り、茎を長いまま熱湯にさっとくぐらせます。
油揚げは熱湯(分量外)を回しかけて油抜きをしておきます。
油揚げを半分に切って袋状にしたら、中に切った餅を入れて、湯がいておいた三つ葉の茎で口を縛って閉じます。
鍋にお湯を沸かし、にんじんと餅巾着、「液みそ 白みそ」を加え、にんじんが煮えて餅が柔らかくなるまで煮込んで下さい。
巾着の餅が柔らかくなったら具材と汁をお椀に注ぎ、三つ葉の葉を飾って完成です。
参考URL:https://www.marukome.co.jp/recipe/detail/ekimiso_354/
料理の特徴
油揚げは油抜きをしておくと味が沁みこみやすくなります。
難しい飾り切りも、型抜きを使うと簡単にできて、お椀を華やかに演出することができます。
お雑煮の作り方 関西・白味噌簡単レシピ
調理時間:30分
材料(1人前)
・白味噌 大さじ2
・昆布 長さ5㎝
・水 200ml
・大根 輪切りで1㎝
・金時人参 輪切りで1㎝
・三つ葉 1本
・里芋 1/2個
・かつお節 ひとつまみ
作り方
大根と金時人参はお花形に飾り切りにし、里芋は皮を剥いてから塩で揉んで水で洗って水気を切ったら、沸騰したお湯に入れて下茹でしておきます。
次に、鍋にお湯を沸かして三つ葉の茎の部分を茹で、結び三つ葉を作ります。
同じ鍋で餅を柔らかくなるまで茹でましょう。
別の鍋に水・昆布・大根・金時人参を入れて弱火で加熱し、沸騰直前になったら昆布を取り出して里芋を入れ、白味噌を入れて溶かしたら完成です。
参考URL:https://oceans-nadia.com/user/22183/recipe/370008
料理の特徴
大根とにんじんを飾り切りにすることで、一気に華やかさが増し、お正月気分を盛り上げてくれます。
また、白味噌の量が他のレシピと比べて控えめなので、あっさりとした白味噌のお雑煮を食べたい時にお勧めです。
まとめ
白味噌のお雑煮は、白い汁ににんじんの赤や三つ葉の緑が映えるお正月らしい華やかな一品です。
通常の味噌汁では使わないほど白味噌を多めに使うのが、関西の雑煮の味つけのポイントとなっています。
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