関東の雑煮の特徴と簡単な作り方レシピ!

関東のお雑煮の由来は?特徴を教えて!関西との大きな違いは?

お雑煮は出身地によって様々な種類があると言われています。

自分の生まれた土地で当たり前のように食べていたお雑煮が、他の地域に住んでいる方にとっては「初めて知った」と思うことがあるなんて、日本は広いと思いますよね。

そこで今回は、関東のお雑煮について調べてみました。

関東のお雑煮の特徴や、関西との違いなどを調べてみました。

目次

関東のお雑煮の特徴


関東のお雑煮には、次のような特徴があります。

お餅の形

関東のお雑煮に入っているお餅は角餅です。

これは気の短い江戸っ子は、一つ一つを手で丸める丸餅を作るのは効率がよくないと考え、包丁で切って一度にたくさん作れる角餅を好んだと言われているからです。

また、角餅を作る過程において突き上がったお餅を伸ばす「のし餅」があるのですが、「敵をのす(退ける)」に通じることから、昔は戦いの前に角餅を食べていたと言われています。

味付け

関東のお雑煮はすまし汁が主流です。

出汁はかつおと昆布の合わせ出汁が基本ですが、鶏肉を入れて鶏だしをプラスする地域も多くあります。

また、出汁に醤油を入れて味にコクや深みを出す場合もあるものの、白味噌ベースの関西のお雑煮と比べてあっさりと澄んだ味が特徴となっています。

関東のお雑煮の基本的な作り方レシピ!

材料(2人前)

出汁

・水 3カップ
・昆布 5g
・鰹節 12g
・しょうゆ 大さじ1
・みりん 大さじ1/2
・塩 少々

具材

・角餅 2切
・鶏もも肉 100g
・大根 2cm
・人参 4cm
・小松菜 2株
・しいたけ 2個
・カマボコ 2切れ
・長ネギ 8cm
・柚子の皮 少々
・三つ葉 少々

作り方の手順

1. 出汁をとる。
2. 具材を切る。
3. 具材を茹で、味を調える。
4. 餅を焼く。
5. 器に盛る。

作り方(レシピ)のポイント

昆布とかつお節の両方で出汁をとることで、すっきりとしながら深い味わいの出汁がとれます。

どちらも沸騰させてしまうとぬめりやアクが出るため、沸騰前に取り出すようにしましょう。

作り方の工程1:

鍋に昆布を入れて30分ほど置き、その後火をつけて沸騰の直前で昆布を取り出します。

沸騰したらかつお節を入れ、かつお節が沈んだら厚手のキッチンペーパーなどをのせたザルで漉します。

作り方の工程2:

鶏肉は一口大に、大根とにんじんは皮を剥いて厚さ1㎝ほどの半月切り、長ネギは2㎝の斜め切りにします。

小松菜は下茹でした後3㎝ほどの長さにカット、にんじんは梅切り、しいたけとかまぼこは飾り切りにし、柚子は松葉に切って三つ葉は結びます。

作り方の工程3:

出汁に大根とにんじんを入れて茹で、火が通ったら鶏肉、しいたけ、長ネギを入れて火を通し、醤油、みりん、塩で味を調えます。

作り方の工程4:

お餅をトースターで焦げ目がつくまで焼きます。

作り方の工程5:

具材をお椀に盛り、最後に汁をかけて完成です。

参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=a2MY6awgYaE

料理の特徴

しいたけやかまぼこ、にんじんは飾り切りをしなくてもよいですが、飾り切りにした方がお正月らしい華やかなお椀になります。

にんじんの梅切りは難しければ、型抜きを代用してもよいでしょう。

関東のお雑煮のレシピおすすめ3選!

簡単なお雑煮の作り方

調理時間:20分

材料(2人前)

・だし300cc
( 水 500cc かつお節 5g だし昆布 4×4cm)
・薄口しょう油 大さじ1弱
・シイタケ 2枚
・餅 2個
・三つ葉 4本

作り方

水を鍋に入れて沸かし、沸騰したらお湯をボウルに移します。
(このレシピは80℃位が適温のため、ボウルに入れて少し冷まします)

昆布とカツオ節をボウルに入れ1分間そのまま浸けたら、ザルにキッチンペーパーを敷いて濾し出汁を作ります。

焼いた餅を椀に入れ、さらに飾り切りしたシイタケを入れます。

そこに、出汁に醤油を加えたお吸い物を注ぎ、仕上げに結んだ三つ葉をのせて完成です。

お好みで柚子皮を薄くそいで浮かべてもよいでしょう。

参考URL:https://marron-dietrecipe.com/washoku/washoku_zoni02.html

料理の特徴

出汁をとるのが難しいという方でも、こちらの方法なら簡単に出汁をとることができます。

出汁をとりすぎないようするため、昆布とかつお節はさっとあげるのがポイントです。

我が家のお雑煮

✿わが家のお雑煮(関東風)✿
鶏肉、大根、人参、青菜が入った、すまし汁の関東風お雑煮です。 具を大みそかに作っておく作り置きができるので便利です。

調理時間:30分

材料(6人前)

・鶏肉 100g
・大根 15㎝
・人参 1/2本
・小松菜 1束
・だし 8カップ
・塩 適量
・しょうゆ 少々
・餅 6個
・ゆず皮 少々
・三つ葉 少々

作り方

大根と人参の皮を剥き、銀杏切りにして茹でます。

小松菜は塩の入ったお湯で湯がき、水で洗ったら3㎝ほどにカットします。

かつお昆布出汁を温め、鶏肉を入れて加熱し、しょうゆ、塩で味を調えます。

出汁の入った鍋に大根、人参、小松菜を入れて温め、お椀に焼いた餅、具をよそったら出汁を注ぎ、ゆず皮と結び三つ葉を飾って完成です。

参考URL:https://oceans-nadia.com/user/25113/recipe/128640

料理の特徴

大根や人参、小松菜、三つ葉、出汁を前日(大晦日)の晩に準備しておけば、元旦当日はお餅を焼いて、お出汁を温めるだけですぐにお雑煮ができます。

鶏と春菊のお雑煮

材料(1人前)

・鶏モモ 30g
・春菊 30g
・餅 1個

調味料

・しょうゆ 小さじ1/2
・みりん 小さじ1
・塩 少々
・和風だしの素 小さじ1/2
・おろししょうが 小さじ1
・水 200㏄

作り方

鍋に調味料を入れて沸騰させ、一口サイズに切った鶏肉を入れます。

鶏肉に火が通ったら4㎝程度に切った春菊を入れ、お椀に焼いた餅を入れたら具材と一緒に出汁を注ぎ入れて完成です。

参考URL:https://cookpad.com/recipe/5416362

料理の特徴

和風だしと鶏肉で作る、簡単なお雑煮の作り方となっています。

シンプルですが春菊としょうがの香りが引き立ち、さっぱりとした味となっています。

関東のお雑煮の由来


雑煮は元々、お正月のみ食べるものではなく、お祝いの席で食べられていたと言われています。

お雑煮は室町時代には、武家の間では祝宴で出される縁起のよい料理とされていて、当時の文献にも雑煮という言葉自体が登場しています。

それが江戸時代になると、今のようにお正月に食べるようになったと言われています。

歳神様にお供えした物を煮て食べることで、歳神様のご利益を頂くという意味があったと言われています。

なお、こうした雑煮の文化は関西(京都)が始まりとされており、関西では白味噌の雑煮が食べられていたことから、関東にも白味噌の雑煮が伝わったとされています。

しかし、白味噌は「勝負にみそをつける(勝負に負けて評判を落とす)」として武士達に避けられたため、関東ではすまし汁がベースの雑煮が主流になったと言われています。

関西との大きな違いは?


関西と関東の雑煮を見て、一番違うと感じるのは汁の色です。

関西は白味噌を使っているため、文字通り白いのが特徴なのに対し、関東はすまし汁のため色は無色に近いか、醤油を使っている場合は茶色に近い色をしています。

汁の色が違うということは、当然ながら味も違いますよね。

白味噌は味噌自体が甘く、しかも昆布以外に出汁を使わずに作ることが多いので、関西の雑煮は甘くて濃厚。

一方の関東の雑煮は、出汁を数種類混ぜて使うところも多く、やや塩気がありすっきりとした味わいとなっています。

まとめ

関東のお雑煮は昆布とかつお節で出汁をとる、あっさりとしたすまし汁と角餅が特徴となっています。

その他の具材は、鶏肉やしいたけ、大根、にんじん、三つ葉など、地域や家庭によって異なるので、好きな具材を入れてアレンジしてみるのもよいでしょう。

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