傘寿祝いの食事は何がよいのでしょうか。
予算はどれくらいが目安なのか知りたいですよね。
傘寿祝いの食事に悩まれる方は多いと思いますが、一般的な予算や、食事をすると喜ばれる場所を知っていると目安になって決めやすいと思います。
そこで今回は、傘寿祝いの食事について調べてみました。
傘寿祝いの食事は何がオススメ?
傘寿祝いの食事は特に決まってはいないので、基本的には「好きな物を食べてOK」です。
とは言え、せっかくのお祝いですから、お祝いらしい食事がしたいと思いますよね。
傘寿祝いは長寿祝いの一つですが、還暦や古希のように中国から伝わったものとは違い、日本が発祥になります。
そのため、食事も日本の伝統料理である和食を選ぶ方が多いようですね。
特に会席料理は特別感があり、お祝いムードが高まります。
年齢的にも洋食や中華よりも和食を好む方が多いのも、傘寿祝いの食事に和食が選ばれる理由と言えるでしょう。
ただし、必ず和食にしなければいけないわけではないので、傘寿を迎える方が好みの料理を選ぶのが最も良いのではないでしょうか。
洋食や中華が好きな方なら、そちらを選んでも良いでしょう。
傘寿祝いの食事予算はどのくらいが目安?
傘寿祝いの食事の予算は5,000~100,000円と幅広いです。
これは、「どこで」「誰と」食事をするかによって、予算が大きく変わるからです。
例えば、自宅にて家族3人でお祝いする場合、食事は主に(傘寿を迎える方以外の)家族が用意することになります。
出前のお寿司などを頼んだとしても、5,000~7,000円くらいで収まりそうですよね。
一方で高級レストランや料亭での食事の場合、お祝い用のメニューを選ぶとランチでも1人5,000円以上、ディナーなら10,000円以上になります。
家族5人で料亭での会席料理を頼んだ場合、1人15,000円なら5人で75,000円。
もちろん、もっと高いプランを選べば金額も上がります。
このように、傘寿祝いの食事の予算は食事をする場所と人数によって変わるので、あまり参考になりません。
それよりも、適当に決めてしまうと予想よりもはるかに高い金額が必要となってしまうので、先に無理をしない程度の予算を決め、その予算内でできるお祝いの食事を検討する方がよいでしょう。
食事はどこですると喜ばれる?
傘寿祝いの食事にオススメの場所をご紹介します。
ホテル
ホテルで行う食事会は、普段はあまり食べられない豪華な食事を、日常とは違う空間で楽しむことができますよね。
ホテルの中には傘寿祝いを始めとした長寿祝いのプランがあるところもあります。
こうしたプランを利用すると、お祝いにふさわしい食事だけではなく、濃黄色のちゃんちゃんこや頭巾の無料貸し出しができたり、ケーキや花束の用意を頼んでおくことができる場合があります。
また、お祝いの後はそのまま宿泊できるので、ゆったりとした気持ちで食事ができますよ。
レストラン
ホテルと同様に、普段はあまり食べられない豪華な食事を食べることができます。
また、フレンチ、イタリアン、中華など希望に合わせたお店を選ぶことができるのも、良い点ですよね。
レストランにも長寿祝いのプランの設定があるお店がありますよ。
料亭
格式があり、傘寿祝いという特別な日を過ごすにはぴったりのお店です。
和食の会席料理なので、高齢の方の口に合いやすく、ゆったりとした落ち着いた空間での食事を楽しむことができますよ。
料亭は高級レストラン以上になかなか行く機会がない場所と言えるので、傘寿祝いに行ってみるのもオススメです。
自宅
自宅で行う傘寿祝いでは、食事のメニューは傘寿を迎える方の希望に沿って用意することができますし、移動の手間や疲労もなく、いつもの場所で寛いでお祝いをすることができます。
食事をするタイミングはいつがいいの?お祝いのその日がベスト?
傘寿祝いの食事をするタイミングは、お祝いのその日に行う方が多いようです。
お祝いに集まるのが少人数ですぐ近くに住んでいるのであれば、傘寿祝いと食事会を別にしても問題はなさそうですが、大人数で遠方から集まる場合は、予定を合わせるのは大変ですよね。
傘寿祝いのタイミングについては、特に決まってはいないので基本的にいつ行ってもよいのですが、一般的には誕生日に行うことが多いです。
そのため、傘寿祝いと食事会は誕生日に行うがベストと言えるでしょう。
とは言え、必ずそうしなければいけないというわけではないので、誕生日に傘寿祝いのみを行い、後日改めて食事会を行うこともあります。
行きたいレストランやホテルの予約が取れなかった時などは、このような日程になるケースもありますよね。
また、傘寿祝いは誕生日以外にも、正月やゴールデンウィーク、お盆と言った親戚一同が集まりやすいタイミングで行われることもあります。
参加者全員の予定を合わせるのが難しい時は、祝日や記念日に予定を立ててみてもよいかも知れませんね。
傘寿祝いの基本的なマナー
そのため、間違ったことをして後悔はしたくないですよね。
そこでここでは、傘寿祝いの基本的なマナーをご紹介します。
本人の意思を確認する
傘寿祝いは大人数で盛大に行ってあげたいと思うのではないでしょうか。
しかし、傘寿を迎える方の中には、傘寿祝いのお祝いをあまり嬉しいと思わないこともあるようです。
傘寿祝いは長寿祝いの一つ。
自分は高齢者であると自覚することになるので、できればやりたくないと思う気持ちになる方。
または、昔は「長寿祝いをすると早死にする」と言われていたので、長生きをしたいからやりたくないという方もいます。
家族や親戚がいくら傘寿のお祝いをしたいと思っていても、本人にやる気がないのを無理に行うわけにはいかないですよね。
傘寿祝いを行う時は、事前に必ず本人の気持ちを確認し、人数や場所などの希望を聞いて決めるのがよいでしょう。
老いを感じさせるのはNG
傘寿祝いのプレゼントに補聴器や杖など、高齢者が実用的なものを贈ろうと思う方もいますよね。
しかし、このようなプレゼントは傘寿祝いではNGです。
それよりも若さを感じさせるものや、前向きな気持ちになるものを贈ると良いでしょう。
また、「死」や「苦」などの縁起の悪い言葉はもちろんですが、「老い」や「朽ちる」「弱る」のようなネガティブな言葉を感じさせるものも避けるようにして下さい。
濃黄色がテーマカラー
長寿祝いにはそれぞれテーマカラーがあり、傘寿祝いは濃黄色(※)になっています。
明るく元気なイメージのある濃黄色はお祝いの席を華やかにしてくれるので、プレゼントの花束に選んだり、テーブルコーディネートに活用するなどしてみましょう。
(※)地域によっては紫色のところもあるようです。
現金を贈るのは避けた方がよい
傘寿祝いのプレゼントが特に思い浮かばないので、現金を包んで本人に好きなものを買ってもらおうと思うかも知れません。
しかし、目上の人にお金を贈るのはマナー的にはNGです。
どうしてもプレゼントが思い浮かばない時は、カタログギフトを贈って本人に選んでもらう方法もありますよ。
まとめ
傘寿祝いの食事は和食がおススメですが、特に決まってはいないので、傘寿を迎える方の好きな食べ物を用意して下さい。
傘寿祝いの食事の予算は、食事をする「場所」と「人数」によってかなり変わりますが、費用を安く押さえるなら自宅がよいでしょう。
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