白寿祝いは誰が祝うのでしょうか?
白寿を迎える方のお子さん?お孫さん?それとも親戚や知人の方?
誰が祝うのか気になってしまいますよね。
そこで今回は、白寿祝いは誰が祝うのか調べてみました。
白寿祝いの押さえておきたい最低限のマナーなども併せてご紹介します。
白寿のお祝いは誰が祝うの?
白寿祝いは誰が祝うのかは特に決まってはいませんが、そもそも長寿祝いは身内で行うもののため、一般的には次に該当する人が白寿祝いの主催者となることが多いと言われています。
子供
白寿を迎える方があなたの両親の場合、白寿を迎える方にとっては最も近い存在になりますよね。
そのため、白寿祝いを行う時に主催となる確率は極めて高いと言えます。
孫
白寿を迎える方があなたの祖父母の場合、両親(白寿を迎える方の子供)の次に近い存在になりますよね。
両親に代わって白寿祝いの主催となることも多いでしょう。
親戚
白寿を迎える方の姉妹や兄弟も、子供や孫と同等に近い存在となりますが、白寿を迎える方と年齢が近いこともあり、白寿祝いの主催となることは少ないようです。
なお、白寿を迎える方の姉妹や兄弟の子供が主催となることはあるでしょう。
知人
元上司や元恩師、友人関係の方々が合同で白寿祝いを主催することはあります。
ただし、身内や親戚のお祝いが優先されるため、予定は身内のお祝いとは別に立てるのがよいでしょう。
白寿祝いをするタイミングは?
白寿祝いをするタイミングは特に決まってはいませんが、白寿が99歳をお祝いする行事のため、99歳の誕生日に白寿祝いをするケースが多いようです。
長寿祝いは数え年で年齢を数えるのが風習となっているので、白寿は数え年で99歳、満年齢では98歳をお祝いするものになりますよ。
しかし現代は満年齢で年齢を数えるのが主流となっており、満年齢で99歳になるタイミングで白寿祝いを行う方も少なくありません。
また、遠方から親戚や知人などが集まる場合は、正月やゴールデンウイーク、お盆など人が集まりやすいタイミングで白寿祝いを行うこともあるようです。
白寿のお祝いはどこですると喜ばれる?
白寿祝いにお勧めの場所をご紹介します。
自宅
自宅での白寿祝いは、他人の目を気にする必要がなく、疲れたらすぐ横になれるなど、白寿を迎える方にとって最も負担の少ない場所と言えます。
料理を用意したり後片付けをする手間はあるものの、白寿を迎える方の好きな食べ物を用意することができ、時間を気にする必要もありません。
レストラン
レストランや料亭での白寿祝いもお勧めです。
家ではあまり作らない特別な料理を食べられますし、レストランや料亭によっては長寿祝いのプランがあるところもありますよ。
レストランや料亭で白寿祝いを行う場合は、白寿を迎える方の負担にならないよう、テーブル席のある個室を選ぶのがよいでしょう。
ホテル
白寿祝いをホテルや旅館で行うと、ちょっとした旅行気分が味わえますよね。
また、食事の後は部屋でゆっくりできますし、温泉付きなら温泉で疲れを癒すこともできますよ。
長寿祝いのプランがあるホテルや旅館なら、ちゃんちゃんこや頭巾の無料貸し出しや、花やケーキの用意をしてくれるところもあります。
白寿祝いに誰を呼ぶべき?
白寿祝いに誰を呼ぶべきかは、白寿を迎える方の意思を確認するのがよいでしょう。
世界一の長寿国である日本であっても、99歳を迎えるのは大変素晴らしいことです。
それゆえに周囲の人は「あちこちに声をかけて盛大にお祝いしよう」と思ってしまいがちですが、当の本人が「身内だけで静かにお祝いして欲しい」という希望を持っているなら、その希望を叶えてあげるのが良いからです。
反対に「普段は会えない遠方の親戚や知人に会いたい」のであれば、手配をして多くの人に来てもらうのがよいでしょう。
白寿祝いにかける費用はどのくらい?
白寿祝いにかける費用は10,000~100,000円程度が相場になります。
金額に幅があるのは、白寿祝いを「どこで」「何人で」行うかによって金額が変わるからです。
自宅で2~3人で行うのであれば、お寿司などの出前をとっても10,000円程度に収まりますが、高級レストランや料亭での食事となると1人5,000~20,000円程度が必要になります。
家族5人であれば25,000~100,000円程度になりますよね。
また、ホテルや旅館に宿泊するとこれ以上にかかるケースもあります。
白寿祝いの予算があらかじめ決まっているのであれば、その予算でできることを考えた方がよいでしょう。
白寿祝いで押さえておきたいマナー!
白寿祝いを行うときは、白寿を迎える方に失礼にならないように注意をする必要があります。
そこでここでは、白寿祝いで押さえておきたい最低限のマナーをご紹介します。
熨斗をつける
白寿祝いで贈るプレゼントには熨斗をつけましょう。
熨斗は身内に贈るものには必要がないという意見もありますが、白寿を迎えたことを心からお祝いするという気持ちを伝えるなら、熨斗を付けた方がより伝わりやすいと言えます。
縁起の悪いものは避ける
花をプレゼントする場合、菊や椿、シクラメンは縁起が悪いと言われています。
また、花自体はよくても、白と黄色や、白と紫と言った組み合わせは葬儀を連想させるので縁起が悪いと感じる方が多いようです。
この他にもハンカチは手布(切れ)、櫛は苦死となりこちらも縁起が悪いので避けて下さい。
白寿祝いを成功させるポイント!
白寿祝いを成功させるポイントは、白寿を迎える方の希望に沿った形でお祝いをすることです。
白寿を迎える方の中には、長寿祝いに欠かせないちゃんちゃんこや頭巾の着用に抵抗がある方がいます。
そのような場合に無理に着せてしまうと、本人は心から楽しめなくなりますよね。
また、白寿を盛大にお祝いしてあげたいと思うあまりに、参加者が増えすぎてしまうと、本人は挨拶などで疲れてしまうこともあるかも知れません。
このようなことから、白寿祝いを行う時は白寿を迎える方にとって、心地よく楽しい時間となるように十分な配慮をする必要があるでしょう。
白寿祝いにオススメのプレゼント!
しかし、何を贈るとよいのかよくわからないという方もいます。
そこでここでは、白寿祝いにオススメのプレゼントをご紹介します。
・嗜好品(お酒やお菓子など)
・湯飲みやコーヒーカップなどの食器類
・ひざ掛けやマフラー、手袋など
・誕生から現在までのアルバム
・手描きの絵
など
プレゼントの料金相場はどのくらい?
白寿祝いのプレゼントの金額相場は、5,000~30,000円程度になります。
白寿を迎える方との関係によって金額に違いがあり、白寿を迎える方の子供は20,000~30,000円程度、孫は10,000~20,000円程度、親戚や知人は5,000~10,000円程度になります。
ただし、実際にプレゼントを贈った方によれば金額相場はあまり参考にはならず、白寿を迎える方が欲しいものや喜んでもらえるものを金額に関係なく贈ることが多いようです。
また、知人や有志など複数でプレゼントを贈る場合では、1人2,000~3,000円程度に収まることもあるようですよ。
そもそも白寿をお祝いした方がいいの?
白寿をお祝いするかどうかは、周囲ではなく白寿を迎える方が決めるのがよいでしょう。
昔からの言い伝えで「長寿祝いを行うと早死にする」というものがあり、こちらを信じて白寿祝いはしないで欲しいと思っている方もいます。
お祝いをすると安心してしまったり、「これで思い残すことがない」と思ってしまうのが理由と言われていますが、もちろん単なる迷信で、本当にそのようになるわけではありません。
しかし、本人が嫌な気持ちになることを周囲が無理に行う必要はありませんよね。
まとめ
白寿祝いは誰が祝うのか特に決まってはいませんが、基本的には身内で行うものになります。
また、白寿祝いに贈るプレゼントには熨斗をつけ、菊や椿、ハンカチ、櫛など縁起が悪いものは贈らないようにするのが最低限のマナーになります。
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