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2024年おうし座流星群はいつ?方角やピークの時間は?

2024年のおうし座流星群の極大はいつ?観察するときのポイントは?

朝の情報番組や雑誌の最後のページに掲載されている、12星座別星占い。

そこまで当たるとは本気で思ってはいなくても、何気なく見てしまうという人は多いですよね。

そのため、12星座の一つである「おうし座」は誰もがよく知る星の名前です。

しかし、そのおうし座の名を冠したおうし座流星群の存在は、実はあまり知られていません。

そこで今回は、おうし座流星群について調べてみました。

2024年におうし座流星群が見られる方角ピークの時間観察の方法などをご紹介したいと思います。

おうし座流星群2024年はいつ?方角やピークの時間は?


2024年のおうし座流星群はいつ、どのタイミングで出現するのでしょうか。

ここでは、今年のおうし座流星群の観測日時や方角などをご紹介します。

おうし座流星群の観察に適した時期

おうし座は、12星座占いで言うと4月~5月生まれに当たりますが、おうし座流星群は5月ではなく秋から冬にかけて出現する流星群となっています。

また、おうし座流星群には南群と北群の2つがあるため、流星群が見られるチャンスも2回巡ってきます。

南群と北群による出現の期間差は1週間程度と言われているので、どちらか一方を逃しても、すぐにもう1度チャンスがあるのは嬉しいですよね。

なお、流星群は数年に一度、数十年に一度の割合でしか出現しないと思っている人も多いですが、おうし座流星群は毎年同じ時期に出現する流星群となっています。

2024年おうし座流星群が多く見られる期間(極大ピーク時)

おうし座流星群が見られる期間は、例年10月の中旬から11月の中旬にかけて。

2024年の出現期間は、

おうし座南流星群が、9月20日~11月20日(極大は11月4~5日頃)

おうし座南流星群 観測ガイド2024年
おうし座南流星群は放射点がおうし座の中にある流星群です。2024年は11月5日頃に極大となる予想です。

おうし座北流星群が、10月20日~12月10日(極大は11月12~13日頃)

おうし座北流星群 観測ガイド2023年
おうし座北流星群は放射点がおうし座の中にある流星群です。2024年は11月12日〜13日頃に極大となる予想です。

秋から冬にかけて季節が進む時期ですが、この時期は空気が綺麗に澄むため、天体観測をするにはもってこいの季節と言えるでしょう。

おうし座流星群の観察に適した時間帯

南群は、10月10日の日没後しばらくして、放射点が東北東の空に昇り、その後、放射点は次第に高度を上げ、11日午前0時過ぎには最も高くなります。

放射点が昇る前に既に満月前の明るい月(月齢11前後)が昇っており、月明かりが邪魔になります。

月が沈む11日午前3時半移行が観測のチャンスとなるでしょう

北群は、11月12日は、午後7時過ぎには満月過ぎの明るい月(月齢17前後)が昇り、夜明けまで放射点の後を付いてまわるため、月明かりが邪魔になります。

流星群は、年によっては朝に近い時間帯や夕方だったりと、明かりが強くて見えにくいことがあります。

さらに、それぞれのピークを迎える日が新月に近いことから、月明りによって流星群が見えにくくなることも少ないそうです。

おうし座流星群の観察に適した方向

流星群は放射点から全天に流れるため、流星があれば空を見上げるとすぐに探せると言われていますが、おうし座流星群は1時間に流れる流星の数は数個程度と数が少ないため、事前に見つけやすい方角を見ておくのがよいでしょう。

おうし座は、冬の星座の代名詞的な存在と言えるオリオン座のすぐ右上にあるため、空は東の方向を見ます。

おうし座流星群の観察に適した場所

おうし座流星群に限らず、天体観測をする時は必ず暗い場所であることが大切です。

街明かりが眩しいところでは、星が見にくいため流星を探すことが難しくなってしまいます。

また、明かりが乏しく暗い場所でも、周囲に高層ビルが立ち並んでいるところも観測には向きません。

天体観測をする時は、周囲に視界を遮るものがない場所を選ぶようにしましょう。

見える流星の数

おうし座流星群は、1時間に数個程度の星が流れる流星群です。

流星群と聞くと、次々と星が降ってくるイメージがあると思いますが、そのような光景を期待して観測に出かけるとガッカリしてしまうかも知れません。

しかし、おうし座流星群は星の流れがゆったりしているので、見つけると比較的長く見ることができることや、流星の中でも特に明るく見える火球の数が多いのが特徴です。

観察の際の注意点


10月中旬から11月中旬は、夜になると気温がぐっと下がる時期です。

日中は比較的過ごしやすくても、おうし座流星群の観測は夜になりますし、野原や山に入ることもあるため、しっかりとした防寒対策を行うことが大切です。

また、流星群が見やすい場所を探すと、おのずと周囲が暗く、広い場所に人が多く集まります。

駐車場がない場所だと路上駐車をする人も多いため、移動をする際は事故に遭わないように気をつけましょう。

駐車場がある場所でも、駐車場を出入りする際には、人にぶつからないように十分に注意をするようにし、暗い場所を移動する時は懐中電灯で足元を照らして転倒などに気を付けるようにしましょう。

なお、観測場所に到着したら、安全面に考慮しながら懐中電灯を消しましょう。

明るいままだと、他の方の迷惑になります。

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そもそもおうし座流星群というのは何?

おうし座流星群とは、黄道十二星座の一つであるおうし座の近くに放射点を持つ流星群になります。

毎年10月~11月の2ヵ月間と、比較的長い期間に渡ってその姿を見ることができますが、流星の数はそれほど多くないのが特徴の一つと言えるでしょう。

とは言え、火球と呼ばれる明るい流星がたくさん出現する年もあります。

これまで、おうし座流星群はエンケ彗星の塵が元になっていると言われていましたが、近年はエンケ彗星以外にもおうし座流星群の出現をもたらす流星の元があることが研究によってわかっています。

おうし座流星群を観察するときの5つのポイント

①防寒対策は万全に

地域にもよりますが、10月だとまだ日中は気温が高いため、流星群の観測に行く際も軽装のまま出かけてしまうことがあります。

しかし、観測は夜間に行うことが多く、さらに街明かりから離れて周囲に高い建物がない場所となると、場合によっては山に入ると、思っている以上に気温が低い可能性があります。

そのため、流星群の観測では時期に関わらず羽織れるものなどを多く用意して臨むことが大切です。

②長期戦と考えましょう

おうし座流星群は、通常は1時間に数個程度の流星が観測されます。

流星を見つけるには長い時間ねばる必要があるため、すぐに諦めず長期戦を考えて探した方がよいでしょう。

③椅子やレジャーシートがあると便利

1時間ずっと頭を上げて空を見上げているのは、思っている以上につらいもの。

可能であれば、椅子やレジャーシートを用意すると首への負担を少なく、リラックスした気持ちで観測を行うことができます。

ただし、気温が下がっていると地面にレジャーシートを一枚敷いただけでは底冷えする恐れがあります。

必ず毛布などを持参して、体を冷やさないようにしましょう。

④星座早見表があると便利

流星群は方角に関係なく、空を見上げると見えるものですが、オリオン座の近くに放射点があるため、オリオン座を見つけるとより探しやすいと言われています。

自力でオリオン座を探せない人は、星座早見表を持っていると便利です。

⑤騒音や事故に注意しましょう

場所によっては、近くに人家がある場合もあります。

流星群の観測は深夜になるため、そのような場所での観測は騒音に十分注意して下さい。

また、観測しやすい場所は口コミなどで人が集まりやすく、車のトラブルが起こりやすいと言えます。

駐車場の出入りをする時は、気を付けて行うようにしましょう。

まとめ

おうし座流星群は、流星の数こそ少ないものの、他の流星群に比べて輝きの強い火球が多く見られるのが特徴です。

また、寒くなる時期は空気が澄み、星がより綺麗に見えるもの。

暖かい格好をして、ロマンチックな天体ショーを楽しんで下さいね。

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