2024年ふたご座流星群の方角と観察するときのポイント!
冬は空気が澄んで、夜空の美しい季節。
ちょっぴり寒さを我慢して夜空に流れる流星を眺めてみませんか?
冬の天体ショーと言えば、なんといってもふたご座流星群。
観察できる流星の数の多さや明るさから、我が国では人気の流星群です。
2024年の「ふたご座流星群」の観察できる時間帯や方角、観察ポイントなどをご紹介します。
ふたご座流星群2024年はいつ?方角やピークの時間は?
条件さえ良ければ誰にでも観察しやすいのがふたご座流星群。
せっかくのチャンスを逃さないために情報はしっかりチェックしましょう。
今年のふたご座流星群は数年ぶりの好条件!極大は12月15日午前4時、月明かりがなく、晴れれば多数の流星が見られそうです!
大石林山では今年もキャンプイベントを実施いたします!明かりが一切ない理想の環境で、流星群を観てみませんか? pic.twitter.com/MvOqo0Q34j
— 大石林山 沖縄石の文化博物館 (@daisekirinzan) October 10, 2024
ふたご座流星群の観察に適した時期
ふたご座流星群が多く見られるのは寒い真冬の時期。
12月の半ばが見頃です。
ふたご座流星群がピーク(極大)を迎える日は?
特に流星群が観測しやすいのが、12月4日から20日頃。
最も観察に適しているのが、2024年12月14日21時頃から15日の夜明けまで。
ピーク(極大)は、15日4時ごろで極大を迎え、1時間に50個程度の出現が予想されています。
久々の好条件で一晩中楽しめるでしょう
12月14日の夜から15日の未明にかけて観察するのがおすすめ。
月明かりなしで、15日未明の流星数に注目されています。
この日も日没後から深夜2時頃にかけて流星群が見えるでしょう。
ふたご座流星群の観察に適した時間帯
見頃となる時間帯は、
(第一候補)12月14日21時頃~15日の夜明けまで(日本時)
(第二候補)12月13日21時頃~14日の夜明けまで(日本時)
(第三候補)12月12日の22時頃から13日の夜明けまで(日本時)
(第四候補)12月15日の18時頃から16日の夜明けまで
流星群は日没後から夜明けにかけて観察できますが、月が出ている時間帯は、月明かりのために流星が見えにくくなります。
月が昇りきる前、つまり夜半前の方が観察しやすいでしょう。
ただ、2024年の13日が新月のため、月あかりの影響も無く観察できるでしょう。
本日10月9日はスポーツの日です。
ふたご座の兄のカストルは馬術の名手、弟のポルックスはボクシングの名手でした。12月14日(木)夜には”ふたご座流星群”がピークを迎えます。
今年は月明かりがなく最高の条件ですよ。
ぜひ今の内にカレンダーにチェックをしておきましょう。 pic.twitter.com/zvmjUVcaw3— 星の観察館「満天星」 (@man_ten_bo_shi) October 9, 2024
ふたご座流星群の観察に適した方角
流星が放射状に飛び出してくる放射点は、その名の通りふたご座α星のあたり。
ただし流星が発光する位置は様々なので、基本的にはどの方位を観察しても良いでしょう。
ただ、月明かりがある時は流星が見えにくいので、視界の中に月を入れないよう、
月に背を向けて夜空を眺めましょう。
ふたご座流星群の観察に適した場所
ふたご座流星群に限らず、流星を観察しやすいのは市街地を離れた暗くて広い所。
周りに建物が少なく、できるだけ全天を眺められる場所がベストです。
看板の明かりや街灯もできれば避けたいもの。
たまには都会の喧噪を離れて静かに夜空を眺めてみるのも素敵ですね。
見える流星の数
ふたご座流星群で観察できる流星の数はかなり多く、条件が良ければ、最大で50個~ほどの流星が観察できることもあるので、今まで流星群に興味が無かったという方もぜひ、観察に挑戦してみましょう。
観察の際の注意点
天体の観察というと望遠鏡や双眼鏡を思い浮かべる方も多いかもしれません。
でもふたご座流星群の観察には特別な道具は必要ありません。
速いスピードであっという間に流れてしまう流星を追うためには肉眼で見るのが一番です。
長時間空を眺めるのなら、寝転がって観察できるようにレジャーシートがあると便利です。
ふたご座流星群が出現するのは寒い時期なので、温かい寝袋があれば嬉しいですね。
また、観察の際には流星群の放射点を確認するために、星座早見盤があると便利です。
流星が引いた尾で、ふたご座にある放射点から流れ出たことが確認できれば、
ちょっぴりうきうきした気分が味わえそうです。
ふたご座流星群の観測と撮影方法について詳しく解説しています。
動画では、ふたご座流星群がピークを迎える日、その特徴、観測のベストタイミング、撮影のための機材や設定についての詳細な情報が提供されています。
また、流星の動きや出現する方向、最適な撮影場所や条件、必要な機材やアクセサリーについても触れられています。
動画の終わりには、流星を動画で撮影する方法や星座の覚え方についてのアドバイスも提供されています。
- ふたご座流星群は12月14日の夜~15日の未明にピークを迎え、日本ではこの日が最も観測に適しています。
- この流星群は三大流星群の一つで、流星の数が非常に多い。
- 13日が新月のため、月明かりの影響がなく、流星の観測には最適な条件となっています。
- 流星はどこに出るかわからないため、広い範囲をカバーするカメラとレンズが推奨される。
- 星空の撮影には高感度に強いカメラ、明るいレンズ、大容量のメモリカード、予備の電池などが必要。
- 流星の動画撮影には超高感度のカメラが必要で、一般的なカメラでは難しい。
- この機会に、流星だけでなく、主な星座や惑星を覚えるのも良いとのアドバイスがある。
そもそもふたご座流星群というのは何?
ふたご座流星群は、しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群と並ぶ三大流星群の一つです。
とは言っても現在ほど多くの流星が確認されるようになったのは、1970年頃から。
2000年頃からは、火球と呼ばれる明るい流星も見られるようになり、
注目を浴びるようになりました。
この流星群の母天体はファエトンという小惑星。
このファエトンが過去に放出した塵が流星群として観察されるのです。
夜空をスーッと流れる流星。すぐに見えなくなってしまいますが、その儚さが魅力的ですね。
観察するときのポイント
1.防寒対策はしっかりと!
ふたご座流星群の観察で最も気を付けなければいけないのが防寒です。
ふたご座流星群が出現する時期は、真冬の12月。
昼間でも寒さに震えるこの季節、夜になればさらに厳しい冷え込みが予想されます。
特に体を動かすこともなく、じっと星を観察しているうちに体が芯まで冷えてきます。
温かい防寒用のコートは必須アイテム。
さらに帽子やマフラー、手袋も、冬のスターウォッチングの強い味方です。
携帯用のカイロもあると心強いですね。また寒いときには温かい飲み物が美味しいもの。
長時間観察する場合には、保温容器に温かい飲み物やスープを用意しておきましょう。
観察の合間にほっと一息、心も体も温まりますよ。
2.観察は安全で広い場所で!
冬の夜間は思っている以上に危険なもの。安全対策には十分に気を配りましょう。
市街地を避け、暗い場所を求めて慣れない場所に行くのはとっても危険です。
思いがけない事故によって動けなくなった場合、命に関わることも考えられるのが冬の怖さです。
他の流星群に比べ、出現数も多く、観察しやすいのがふたご座流星群。
できるだけ広い範囲を見渡せる場所を確保するのが望ましいとはいえ、くれぐれも無理の無いように楽しみましょう。
3.「15分以上」観察を!
野外に出て夜空を見上げればすぐに流星が見られるとは限りません。
まずは暗闇に目を慣らしましょう。
初めのうちは暗い所がよく見えなくても徐々に小さな光が見えるようになります。
市街地に近い所では、街の明かりの影響で小さな流星を見逃してしまう事も多いので、実際に目に見える流星の数はそれほど多くありません。
「なぁんだ、流れ星なんて全然見えないよ。」と、すぐに諦めず、少なくとも15分以上は観察を続けましょう。
まとめ
ふたご座流星群の出現は天文ファンにとっては冬の一大イベント。
でも多くの人にとっては流星群の観察なんて馴染みの薄いものかもしれません。
「寒い冬の夜にわざわざ星を見るなんて物好きね。」
なんて言わないで、今年の12月半ばには家族や親しい友人達と
美しい冬の夜空を見上げてみましょう。
ふたご座流星群の出現は冬限定!
寒くてお互いに体を寄せ合いながら流れ星を探したことは、
きっと良い思い出として心に残ることでしょう。
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