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うしかい座流星群2023年はいつ?方角やピークの時間は?

2023年のうしかい座流星群を観察するときのポイント!

忙しない毎日を送っていると、ゆっくりと空を見上げる時間なんてなかなかないもの。

しかし、そんな時だからこそ、空を見る心の余裕を持ちたいと思いませんか?

毎年、日本でもいくつかの流星群が見られますが、「100年に一度!」「次は38年後!」など、テレビやマスコミでレア物扱いされることが多い中、今回ご紹介するうしかい座流星群は梅雨の時期になると現れる定期的な流星群。

梅雨時と言えば、連日ジメジメとした天気が続き、気持ちが落ち込みやすいですが、空を見上げて流星群が見られたら悩みや不安もすっきりしそうですよね。

そこで今回は、2023年にうしかい座流星群が現れる方角ピークの時間など、観察のポイントをご紹介したいと思います。

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うしかい座流星群2023年はいつ?方角やピークの時間は?

毎年ほぼ決まった時期に出現すると言われているうしかい座流星群は、一度観測の仕方を覚えてしまえば、そこからは毎年楽しめるお得感のある流星群と言えます。

ここでは、うしかい座流星群の2023年の観測日時や方角などをご紹介します。

うしかい座流星群の観察に適した時期

うしかい座流星群は、日本では梅雨の時期に発生する流星群です。

梅雨と言えば・・そう!毎日雨が降ったり、雨こそ降らずとも曇天が続く季節ですよね。

そうすると心配なのが、天体観測です。

流星群に限らず、星や月を眺める時は晴天であることが条件のはず。

つまり、この時期の流星群はとても見づらいと言うこと。

毎年出現するにも関わらず、いまいち話題に上がらないのはこのためなのですね。

うしかい座流星群が多く見られる期間(ピーク)

2023年のうしかい座流星群の極大時刻(ピーク時)は、6月28日7時頃です。

また、出現期間は、6月22日~7月2日です。

上記の通り、梅雨の時期であるため、天候によってはよく見られないことも多く、加えて他の著名な流星群に比べて規模が小さいという背景もあり、出現が確認できないこともあります。

ただし、突如活発な活動をすることがあり、そうなると「しぶんぎ座流星群」や「ペルセウス座流星群」などにも引けを取らないほど壮大な天体ショーとなる可能性があります。

うしかい座流星群の観察に適した時間帯

観察に適した時間帯は、6月27日21:00(薄明終了)~28日3:00(薄明開始)です。

極大予想時刻は朝7時ごろですが、夜半以降は月明りがないため深夜に見ることができます。

うしかい座流星群の観察に適した方向

流星群は星座と異なり、放射点を起点にして全天に流れるため、基本的にはどの方向を見ても見ることができます。

とは言え、起点となるうしかい座の位置を知っておけば、流星群はより探しやすくなります。

うしかい座を探すには、北斗七星を見つけましょう。

北斗七星は7つの星の並びが柄杓のような形をした、おおぐま座の一部のことです。

この北斗七星の柄杓の柄の部分から南方向に辿って行くと、うしかい座の一等星であるアルクトゥルスを見つけることができます。

アルクトゥルスから人型に伸びた星の上に、うしかい座流星群の放射点があります。

うしかい座流星群の観察に適した場所

うしかい座流星群は、深夜ですと月明りに遮られることがなければ比較的どこでも見られると言われています。

また、他の流星群に比べて流れるスピードが遅いのが特徴で、見つけてから比較的長い時間見ることができます。

見える流星の数

冒頭でうしかい座流星群は、毎年梅雨の時期になる出現する流星群と記しましたが、実は通年、ピーク時の流星の数が検出できないほど小さい規模であることから、活動自体が本当にあるのかどうかを確認するために観測しているという話もあるほどです。

しかし、2004年には1時間に50個、1998年には100個も出現し、流星が雨のように降り注ぎました。

このように、突発的に出現するのがうしかい座流星群の特徴です。



観察の際の注意点


うしかい座流星群が出現する6月末~7月初旬は、日中は気温、湿度ともに高いものの、夜は冷える日があったり、曇天だと思うほど気温が高くならないこともあります。

また、流星群と聞くと流れ星が次々に降り注ぐように見えるイメージがあると思いますが、活発な流星群でも出現は1時間に30~40個ほどと言われています。

うしかい座流星群の場合、通常は1時間に10個ほどと言われているので、ちょっと空を見上げて「見えないな」と思って諦めてしまうのは早いです。

少なくとも、10分程度は空を見上げて観測を続けてみましょう。

そもそもうしかい座流星群というのは何?


うしかい座流星群は、正式名称を6月うしかい座流星群と言い、文字通り6月に出現のピークを迎える流星群です。

数ある流星群の中では、1時間に流れる星の数が10個程度と少ないこともあり、天体観測の愛好家の中でもいまいちマイナーな流星群と言われていますが、その一方で突如として大規模な流星群を発生させたりと、その活動が謎に包まれたミステリアスな流星群とも言われています。

うしかい(牛飼い)と名がついていますが、神話では熊を追うアルカスの姿とされており、北斗七星の柄から伸びる線上に、一等星であるアルクトゥルスがあります。

うしかい座流星群を観察するときの5つのポイント

①過度な期待はしない

流星群の観測は、今や一大イベントと化していますが、そのような中、毎年出現し、流星の数が多くないうしかい座流星群は、知名度も人気も他に比べると低いと言えます。

加えて、近年は「出現するのかどうか」を確認されるような状況のため、期待を持ちすぎて観測に臨むと肩透かしとなる恐れがあります。

「見られたらいいな」くらいの軽い気持ちで待ってみるのがよいでしょう。

②雨具や防寒対策を行う

うしかい座流星群を深夜に見る場合には、梅雨時ということもあり急な天候の変化などが考えられるため、外で観測する時はしっかりと防寒&防雨対策をしましょう。

③天体観測は空が広く見える場所がよい

うしかい座流星群は、基本的にはどこから見ても見えますが、天体観測の基本としては空が広く見えるところや、周囲に人家や街の明かりがない方が、より鮮明に星を見ることができます。

④騒音に注意する

深夜の観測は、周囲の騒音にならないよう十分に気をつけましょう。

⑤事故に気を付ける

暗い中の観測になるので、人とぶつかったり、中には駐車場で見ていて車と接触しそうになったりすることもあるそうです。

まとめ

うしかい座流星群は、他の流星群とは異なり、毎年同じ時期に出現する定期的な流星群です。

しかし、出現しているのかどうかがわからないほど、星の数が少ないこともあり、毎年確実に華やかな流星群が見られるとも限りません。

とは言え、6月の梅雨時に流星群が見られたら何ともラッキーではないでしょうか。

さらに、うしかい座流星群は不明なことも多く、突然大流星群となって現れることもあります。

見えない確率が高いながらも、「もしかしたら今年こそは・・」と淡い期待を掛けたくなるのが心情ですよね。

今年の梅雨時は、ジメジメした気持ちの払拭をうしかい座流星群に託してみるのもよいかも知れません。

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