七五三は、いくらぐらい費用がかかるのか?
子供や孫の成長を願う七五三のお祝い。
子どもが3歳になる頃、初めての七五三参りをしますよね。
とても楽しみなのですが、初めてのことなので不安な気持ちにもなってしまうものです。
特に気になるのがお金のことです。祈祷に写真に衣装にお祝い…。
七五三にどれくらいの費用がかかるのか、具体的に知りたいですよね。
そこで、七五三にかかる費用の内訳や相場などをご紹介したいと思います。
七五三にかかる費用はどういうものがあるの?
始めに、どんな項目に費用がかかるのかみてみましょう。
- 御初穂料(御祈祷料)
- 衣装代
- 写真代(写真館で撮影する場合)
- 食事代(お参り後の食事会)
- お祝い金
これらの項目が、一般的な七五三のお祝いで、お金がかかる項目です。
七五三にかかる費用総額はどれくらい?
七五三の費用(子供1人と両親の場合)は、総額でどのくらいの金額がかかるものなのでしょうか。
気になる金額ですが、ざっと見て
5万~10万円ぐらい
これくらいが目安と考えておくと良いでしょう。
七五三の費用の内訳はそれぞれいくら?
お参り時の初穂料(御祈祷料)
祈祷の際に神社に収めるお金のことです。
一般的な相場は、5,000円~10,000円
※お賽銭のみで済ませる事も可能ですが、神主さんから祝詞をあげてもらう場合が多いでしょう。

衣装代(着物・スーツなど)の相場
購入する場合とレンタルする場合で金額は大きく変わります。
レンタルする場合:15,000~30,000円程度
※撮影日~お参りの日まで、週単位で貸してもらえるケースもあります。
購入する場合:20,000円前後~上はキリなし…
※節約する場合は、親戚に借りる方も多いようです。

写真代(スタジオなどでの撮影料)
家庭で写真を撮るだけの場合はかかりませんが、写真館や写真スタジオで撮影する場合は、それなりの金額がかかります。
相場は、1枚5,000円前後~
※多くのスタジオの料金システムは、プリントする写真の枚数で価格が決まります。
※両祖父母、ご自宅用の写真、などと枚数が増える場合は、数万円になることも…。
食事代の相場
相場を考えるのが一番難しい項目です。
行くお店や人数によって価格は大きく違い、さらに注文内容によっても異なります。
価格をはっきりさせるために、事前にコース料理を予約するのもお勧めです。
ここでは、一般的なお食事の相場をご紹介します。
大人3,000円程度、子供1,500円程度から(×人数分)
※レストラン・割烹や、自宅へ仕出しを注文した場合、大体、平均20,000~30,000円ぐらいの費用が発生します。
※祖父母・親類からのお祝いとして、上記の項目のいずれかを支払う例も多い様ですね。
お祝い金の相場
例えば、親戚ではない場合は、一般的に5,000円以内が多くなります。
逆に親戚の場合は、5,000~10,000円程度、おじいちゃんおばあちゃんからお孫さんへ、という場合は、さらに金額が高くなる傾向にあります。
また、お祝い金を渡す代わりに、上記の写真代や食事代を負担する形もあると思います。
七五三の費用は誰が払う?
さて、七五三にかかる費用は誰が払うもの?という疑問についてですが、子供の親である両親が支払うのが一般的です。
そもそも七五三は子供の健やかな成長をお祝いする行事なので当然といえば当然ですね。
おじいちゃんおばあちゃんが
「私たちが全部払ってあげるから」
と申し出てくれるご家庭もあるかもしれませんが、本来祖父母は七五三というお祝いの場に招待される側の人間なので、やはり両親が支払うという形が妥当でしょう。
七五三の費用を祖父母に出してもらった場合の対応は?
総費用は、七五三を迎える子どもの人数や食事会に招く人の数などにもよりますが、決して少ない金額ではありませんので、おじいちゃんおばあちゃんからの援護があると正直助かるものです。
もし、おじいちゃんおばあちゃんがお祝い金などを包んでくれたとしたら、有難く受け取っておきましょう。
食事会などで同席していて、食事代は親が負担していた場合はそれでお返しと見なすこともありますが、金額が大きい時や着物など高価な贈り物を受け取った時は、「お返しした方がいいのかな・・」と考えてしまいますよね。
七五三に限らず、子どもの成長をお祝いする行事(入園や入学など)ではお返しをする必要はありませんが、それだと心苦しくなる方もいますよね。
その場合は、同額を返す必要はありませんが、1/3程度の金額となる品物や七五三の写真を贈るのがお勧めです。
なお、基本的に七五三は親が支払うものであり、祖父母からのお祝いをあてにしてはいけませんので、そこのところはくれぐれも注意して下さい。
七五三の費用を安く抑えるコツは?
- 着付け、ヘアメイクはお母さん、お祖母ちゃんの力を借りる
- 衣装は自分でレンタルする(親やきょうだいの服装など)
- スマホで自分たちで写真撮影
- 時期をずらして七五三を撮影をする
- 地元の氏神様の神社で行う
- 食事会は自宅で開催(食事代を節約する)
「大切だと思う部分にはしっかりお金をかけ、そうでない所はしっかり絞る!」と意識すれば、数万単位の節約が可能になることでしょう。
七五三のお祝い返しはどうしたらいいの?
七五三に頂いたお祝いについては、基本的にはお返しは不要となっています。
しかし、祖父母の場合は孫かわいさにびっくりするような金額を包んでくれることもありますし、親せきなどから高価な贈り物をされることもありますよね。
そのような時は、金額の1/3~半額程度のお返しをするのがよいでしょう。
一般的なお返しの品物には、お菓子や日用品がありますが、七五三の撮影を予定しているならできあがった写真をお返しにするのもお勧めです。
あまり深く悩まずに、お祝いしてくれた方に感謝の気持ちを伝えるのが一番だと思います。
ただし、割れ物や包丁、はさみ、ナイフなどの切れ物は縁起が悪いとされているので、避けるようにして下さい。
なお、近所の知り合いや友人などからのお祝いについては、金額にもよりますが、千歳飴やお菓子などをお返しするのがよいでしょう。

まとめ
どの部分にお金をかけるかによって費用の相場も大きく変わってくると思います。
まとめると、七五三にかかる費用(子供1人と両親)は5万~10万円ぐらいですが、安く仕上げる場合は、トータルで、4万~5万円以内も可能な金額。
正直、お金をかければきりがありません。
七五三という行事にどの程度の重きをおくか、地域性や親戚間の関係など、様々な要素を検討して予算を決めてみてはいかがでしょうか。
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