七五三のお祝い返しは、どうすればいいの?
基本的に、子供の成長祝い(七五三や初節句・入園・入学など)は、お返しは不要です。
しかし、何もお返ししないのも落ち着かないということで、内祝いとしてお祝い返しをする人が徐々に増えているのも事実です。
もし七五三のお祝いのお返しをする場合には、どのようなものが良いのか?
いったいどのようなタイミングで、お返しすればいいのか?悩むものです。
そのような悩みをお持ちの方に、一般的な七五三のお祝い返しについてご説明します。
七五三のお返しのマナー
お祝い返しの時期
目安は、1週間~遅くとも2週間以内がベストです。
どうしてもその期間内にお返しができない場合、少なくとも、お祝いをいただいてから1ヶ月以内には、お返ししましょう。
一般的な七五三お祝い返し
定番は、千歳飴やお赤飯・菓子折りです。
千歳飴については、子どもに贈るものとは別に、お祝い返し用に、のし袋入りの物も販売されています。
のしを付ける場合は、上段には「内祝」を、下段には子どもの名前を書きます。

水引は紅白の蝶結びです。
近所の方や友人からお祝いをいただいたときのお返しには、千歳飴がおすすめです。
高額なお金や品物をいただいた場合は、お菓子や日用品などを。
なお、お返しの目安は、頂いた金額の3割~半額程度です。
七五三のお返しは、する側も受け取る側も
「負担を感じない」範囲で行うことが重要です。
※七五三のお返しに限らず、お祝いに頂いた以上の金額の物は返さないことです。
昔から、お祝いに頂いた以上の金額をお返しすることは、「お祝いを頂いたのは迷惑」という意味になるとされています。
お返しのポイント
- 基本的にお返しは不要
- 気になる場合は気軽な物を贈る
- いただいた金額の3分の1から半額程度
お返しが気になる場合
子どもの成長を身内で祝う行事なので、基本的にお返しは不要です。
ただし、お返しをしないからこそ、お礼は重要。子どもの年齢によっては、子ども自身にお礼状を書かせたり、写真を同封するなどの気配りが必要です。
祖父母に頂いた場合
最も近い親族になりますし、あまり仰々しくお返しをしても「水くさい、他人行儀」と捉えられてしまうかもしれません。
可能であれば、子供もつれて七五三祝いのお食事の場をもうけるのが一番いいと思いますが、遠方に住む祖父母などそれが不可能な場合、お菓子などに七五三の記念写真を焼き増しして送るなどが適当かと思います。
物を送る場合、紅白の水引で、表書きは「内祝い」 下段にお子様の名前を書きます。
親戚に頂いた場合
お菓子類や日用品。日用品は、送りやすいブランドのタオルや石鹸が人気です。
紅白の水引で、表書きは「内祝い」 下段にお子様の名前を書くのは上記の場合と同様です。
近所の方や友人から頂いた場合
頂いた状況や金額にもよりますので判断の難しいところですが、いただいた額が少額であれば千歳飴で十分かと思います。
ちゃんとしたお返しをしないと気になってしまう額を頂いたなら、お菓子や日用品を。
しかしながら、元々お返し不要と言われている七五三のお祝い。
あまり悩まずに、お祝いしてくださった方に、感謝の気持ちが伝わるものをお贈りしましょう。
思い出に残る七五三になりますように!
七五三のお祝い返しでNGなものは?
七五三のお祝いとしてお祝い金や品物を頂いた時、基本的にはお返しは不要と言われています。
しかし、祖父母や親せきなど近しい関係の方から頂く場合は、もらう金額も大きかったりしますし、金額に関係なく日ごろお世話になっているからこの機会に何かお返しをしたいと思うこともありますよね。
一般的に、七五三などの内祝いにはお祝い金の1/3~1/2程度のものをお返しするのがよいと言われており、お菓子や日用品、タオルなど使えるものを返すことが多いようです。
また、食事会を開き、それを以てお返しと見なす場合も多いと言われていますが、七五三のお祝返しとしてNGなものがいくつかあるのをご存知でしょうか。
例えば、陶器や花瓶、ガラス製の写真立てなどは普段使いできそうですし、贈り物としてもよさそうですが、実はNGとなっています。
割れやすい、壊れやすいなど、縁起がよくないのがその理由です。
さらに、はさみや包丁、ナイフなどは縁を切ることに繋がるため、こちらもNGとなっています。
お返しは気持ちで贈るものですが、相手が不快な気持ちにならないよう注意をしたいですよね。
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