2024年のボジョレーヌーボー解禁日はいつ?ワインの種類はどんなのがあるの?
毎年11月も半ばを過ぎるとボジョレーヌーボーが話題になります。
ボジョレーヌーボーは、フランスのボジョレー地区でその年に収穫されたブドウで醸造された新酒のこと。
解禁日にはワイン好きの方はもちろん、そうではない方も一緒になってお祝いします。
ボジョレーヌーボーが美味しいのは分かるけど、なぜこんなにも世間が騒ぐのでしょう?
そんな疑問を感じたら、ほんのちょっぴりボジョレーヌーボーについてお勉強してみましょう。
今年は、ボジョレーヌーボーを飲みながら、ちょっとした知識をさりげなく披露してみるのもいいかも。
2024年ボジョレーヌーボーの解禁日はいつ?
ボジョレーヌーボーの解禁日は、毎年11月の第3木曜日
2024年の解禁日は、11月16日、木曜日、時刻はもちろん0時ジャストです。
日付が一番早く変わる日本では、ボジョレーヌーボーが世界で一番早く発売されるため、例年大きなイベントとしてニュースでもよく取り上げられていますね。
この解禁日は、ワインの早出し競争が激化して品質が低下することを防ぐために定められ、元々は、ワイン業者がその年のワインの出来映えをチェックするために設けられたもの。
そして、この年も無事にブドウが収穫できたことと、美味しいワインができたことを感謝する日でもあります。
解禁日が大々的にお祝いされるのは、自然の恵みに感謝するお祭りのような意味もあるのですね。
フランスで解禁日が設けられているワインは、ボジョレーヌーボーだけではありません。
それなのにボジョレーヌーボーの解禁日だけがこれほど大きく報道され、盛り上がりを見せるようになったのはボジョレーワインの生産者の販売戦略が成功したから。
今では、日本だけでなくフランス本国でもかなりの盛り上がりを見せているそうです。
ちなみに、2024年以降の第三木曜日はこのようになっています。
2024年11月21日
2025年11月20日
2026年11月19日
2027年11月18日
なぜ毎年11月の第三木曜日が解禁日になったのでしょう?その理由
1967年に、フランス政府は正式にワイン解禁日を11月15日と指定しました。
この日を設定することで、ワインの品質は一貫性を持つようになりましたが、新たな課題が浮上しました。
フランスでは多くの企業が週末や祝日に休みを取るため、解禁日が土日や祝日と重なる年には、ワインの運搬や販売が制約を受けることが多かったのです。
この問題を解決するため、1985年に現在の「11月の第3木曜日」がワイン解禁日として確立されました。
興味深いことに、このワイン解禁日の人気を急上昇させたのは、ボジョレー地区のワイナリー経営者である「ジョルジュ・デュブッフ氏」です。
彼はボジョレー・ヌーヴォーという地域特有のワインを、魅力的なワインとしてフランス全土に広め、さらには世界中に向けて積極的なプロモーションを展開しました。
そもそも、ボジョレーヌーボーって何?普通のワインとどう違うの?
ワインの名前にもなっているボジョレーはフランスのブルゴーニュ地方にある地区の名前。
ですから、この地区で作られた「ボジョレー」というワインは年中ありますが、その年最初に作られた新酒だけが特別に「ボジョレーヌーボー」として発売されます。
ボジョレーヌーボーは、普通の赤ワインよりも醸造期間が短いため、渋みが少なく爽やかな風味が特徴。
フルーティで飲みやすく、口当たりが柔らかいので女性ファンも多いワインです。
ボジョレーヌーボーが日本で人気があるのは、この飲みやすさが日本人の好みにあっているからとも言われています。
また、初物好きの日本人だからこそ、この特別なワインに強い思い入れがあるのかもしれません。
通常、赤ワインは冷やさずに飲むのが定番ですが、苦味の少ないボジョレーヌーボーは少し冷やした方が美味しくいただけます。
ボジョレー・ヌーヴォーの楽しい飲み方
待ち望んでいたボジョレー・ヌーヴォーがついにやってきました。
この特別なワインを最大限に楽しむ方法を把握しましょう。
美味しく楽しむためのヒントをご紹介します。
ボジョレー・ヌーヴォーはその新鮮さが特徴で、少し冷やして楽しむのがおすすめです。
通常のワインでは、過度に冷やすと渋みが際立ち、飲みごたえがなくなることがありますが、ボジョレー・ヌーヴォーは元々タンニンが少ないため、その心配は不要です。
冷蔵庫で程よく冷やしてから楽しんでください。
さらに、食事やおつまみと一緒に楽しむ場合、比較的軽い料理が最適です。
シャルキュトリーや白カビチーズ、ウォッシュチーズとの相性も抜群です。
特に秋冬にしか味わえない贅沢な組み合わせとして、モン・ドールチーズをお試しいただくことをおすすめします。
ペアリングに迷った場合は、ぜひ試してみてください。
ボジョレーヌーボーには、どんな種類があるの?
一口にボジョレーヌーボーといっても、種類は様々。
いざ、買おうと思ってもどれが良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。
ボジョレーヌーボーには、ただのボジョレーの他に、ボジョレー・ヴィラージュと呼ばれるものがあります。
こちらは一般的なものよりも、限定された製品で収穫量やアルコール度数などの基準も厳しい上級ランクのワインです。
私たちの日常生活でもよく使われる「プレミア」という言葉と同じ意味を持つプリメールはこちらのワインに当たります。
高いワインなら安心というわけではありませんが、極端に安価なワインは避けた方が無難かもしれません。
特に売価が、1000円を切るようなボジョレーヌーボーは遠慮する方も多いようです。
なぜならフランスから空輸されてくるワインの航空運賃や仲介業者の利益を考えると原価はいくらなの?と思ってしまうからです。
初めての方なら少なくとも2000円から3000円以上するものを求める方が多いようです。
値段ではなく、具体的なブランド名や生産者名が知りたいという方には、人気のある
- 「ドミニク・ローラン」
- 「ルロワ」
- 「デュブッフ」
といったものがおすすめ。
特に輸入元がサントリーの「ジョルジュ・デュブッフ」シリーズは誰にでも飲みやすく、多くの人が勧めるボジョレーヌーボーです。
今年のボジョレーヌーボー解禁日には、あれこれ迷いながらお気に入りのボジョレーヌーボーを探してみるのも楽しいかもしれませんね。
もうすぐ、ボジョレーヌーボー解禁!
今年は、ドミニクローランと、ジョセフドルーアンのボジョレーヌーボーです。
ドミニクローランは、スペシャルキュベが、来ました!
去年は、めっちゃ美味しかったな〜
今年はどうかな? pic.twitter.com/ySLbqhhAYR— Sans-souci (@Sanssouci5525) November 20, 2019
お寿司をつまみながらボジョレーヌーボー解禁でした🍷
ルロワ🍷が良かったかな❔#ボジョレーヌーボー解禁日 #ボジョレーヌーボー pic.twitter.com/98QlB8l3fe— キョンキョン(^^)☆ (@Kyoko0629) November 18, 2021
ボジョレーヌーボー解禁🥰
ボジョレーの帝王 ジョルジュ デュブッフ氏が醸した、濃密でなめらかな味わいのワンランク上のヌーヴォーです。 pic.twitter.com/8Gptu7A6Hw
— Ange De Guérison (@maid_ange) November 21, 2019
ボジョレーヌーボーの解禁日のまとめ
通の方の中には生産者にとことんこだわり、毎年同じ生産者のワインを飲み比べる方もいれば、毎年どのワインが美味しいのか、いろんな生産者のワインを飲み比べる方もおられます。
ボジョレーヌーボーの楽しみ方は人それぞれ。
ちょっと雰囲気を味わってみたいだけだから安いワインで十分という方は、それもOK!
デパートや酒店の試飲で確かめてから買いたいという方は、それもOK!
1年に一度のことだから、思いっきり奮発して高級なワインを買うのもOK!
あなたなりの方法で、2024年のボジョレーヌーボーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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