白寿祝いは何歳でするの?数え年?満年齢?正しい読み方は?

白寿祝いは何歳でするのでしょうか。

また、年齢は数え年でしょうか、満年齢なのでしょうか。

白寿祝いはわからないことが多いという方もいますよね。

白寿の正しい読み方など、知りたい方も多いでしょう。

そこで今回は、白寿祝いについて調べてみました。

目次

白寿祝いは何歳でするの?数え年?満年齢?


白寿祝いは99歳をお祝いするものです。

年齢は数え年と満年齢のどちらで数えてもOKですが、風習に倣って行うのではあれば数え年になります。

そもそも長寿祝いの発祥は中国で、日本には奈良時代に伝わったと言われています。

中国では年齢は数え年で数えるので、中国文化の影響を強く受けていた日本でも長く数え年が採用されていました。

しかし、日本は現在満年齢で年齢を数えているので、近年は満年齢の99歳でお祝いをする方も増えています。

数え年と満年齢の違いは?


白寿祝いは数え年、満年齢のどちらでお祝いをしてもよいということが分かりましたが、数え年と満年齢の違いがよくわからないという方も多いですよね。

数え年と言えば厄年を思い出す方も多いでしょう。

厄払いにいつ行けばいいのか、悩んでしまうというのはよく聞く話です。

そこでここでは、数え年と満年齢の違いについて詳しく解説していきます。

数え年について

数え年とはお母さんのお腹の中にいる時が「0歳」で、生まれた直後に「1歳」となり、以後は誕生日に関係なく正月になると1歳ずつ年を重ねるという年齢の数え方になります。

例えば12月30日が誕生日の人なら、生まれた日に1歳になり、2日後の1月1日に2歳になるということです。

数え年で正月に年を取るようにしたのは、昔は家族の人数が多かったことから誕生日で年齢を区切るとタイミングは煩雑になるというのが主な理由だったようです。

しかし、明治時代に入ると日本も欧米の年齢の数え方である満年齢に変える流れになり、法律が施行されましたが、庶民にはなかなか浸透せず、実際に満年齢が広く使われるようになったのは昭和に入ってからでした。

満年齢について

満年齢は生まれた直後は「0歳」で、以後は誕生日を迎えるたびに1歳年を重ねるという年齢の数え方になります。

世界の多くの国が満年齢を採用していて、今現在も数え年を使っているのは中国や韓国などの東アジアの一部と言われています。

(韓国は満年齢に法律が変わる動きがあるようです)

白寿の正しい読み方


白寿は「はくじゅ」と読みます。

白は「しろ」と読むことが多いので「しろじゅ」と読んでしまいそうになりますが、「はくじゅ」は正解になりますよ。

白寿は99歳をお祝いする長寿祝いですが、これは百から一を引いた数字が九九だからです。

1年後に長寿祝いの中でも特におめでたいムードが高い百寿を控えているので、白寿祝いはしないという方もいるようですが、お祝いは毎年行ってもよいものです。

ぜひ白寿もお祝いして、敬意や尊敬の気持ちを伝えてみましょう。

白寿祝いで喜ばれるお祝いの仕方


白寿のお祝いで喜ばれるのは、家族や親戚との食事会です。

普段はあまり食べない豪華な食事や、縁起物の料理は、見ているだけでお祝い気分が高まるものですよね。

美味しい物を食べながら家族や親戚と語り合う時間は、何にも変えがたい大切なものと言えるでしょう。

白寿を迎える方の多くが、そのような時間が最も幸せで有り難いと答えていますよ。

また、お祝いに欠かせないのがプレゼントです。

白寿を迎える方に喜んでもらえるようなプレゼントを贈ってみましょう。

白寿祝いにはどんな贈り物が喜ばれるのかは、次で詳しくご紹介していきますね。

どんな贈り物が喜ばれる?


「白寿(99歳)ともなると、必要なものは大抵揃っているし、特に欲しいものもない。」

実は、このように答える方は多いようです。

そうは言われても、せっかくのお祝いですから贈り物をして喜んでもらいたいと思いますよね。

白寿祝いに喜ばれる贈り物とはどのようなものなのでしょうか。

白寿祝いに喜ばれる贈り物をご紹介します。

贈り物の定番と言えば花ですよね。

男性・女性問わず花をもらって嬉しくない人はいないですし、お祝いの場を明るくしてくれるのでお勧めです。

白寿祝いのテーマカラーは白なので白をメインにした花束や、胡蝶蘭の鉢植えなどがよいでしょう。

花束を贈るときは白と紫、白と青や黄色の組み合わせは葬儀のイメージがあるので避けるようにして下さいね。

嗜好品

お酒やお菓子など、好みの食べ物や飲み物を贈るのもお勧めです。

食べ物や飲み物は消えてしまうので、いつもらっても嬉しいものですよね。

お酒やお菓子などを贈るときは、普段よりもワンランク上のものや高級メーカーのものを選ぶと、お祝いの贈り物としてふさわしいでしょう。

お祝いの金額相場はどのくらい?


白寿祝いの金額相場は5,000~30,000円程度になります。

ただし、白寿を迎える方との関係によって、この相場内でもかなり差があり、一概には言えません。

そこで、白寿祝いの金額相場を関係別により詳しくご紹介していきます。

あなたがお子さんの場合

白寿を迎える方が両親なら、お祝いの金額相場は20,000~30,000円程度になります。

子供が白寿祝いの主催となるケースは多く、最も関係も近い存在となるので、相場内では高くなる傾向にあります。

あなたが兄弟・姉妹の場合

白寿を迎える方が兄弟・姉妹なら、お祝いの金額相場は20,000~30,000円程度になります。

血の繋がった身内なので、子供と同等程度のお祝い金額となることが多いようです。

あなたが孫の場合

白寿を迎える方が祖父母なら、お祝いの金額相場は10,000~20,000円程度になります。

子供(あなたの親)よりも低めにはなりますが、ケースによっては子供に代わって主催となることもあり、そのような時は子供と同程度の相場となることもあるでしょう。

あなたが親戚や知人の場合

白寿を迎える方が親戚や知人なら、お祝いの金額相場は5,000~10,000円程度になります。

ただし、複数の親戚や知人とまとめてお祝いを贈るケースであれば、1人あたり2,000~3,000円程度になることもあるようです。

白寿のお祝いはどこでするのがオススメ?


白寿のお祝いは自宅で行うのがよいでしょう。

還暦や古希などのお祝いでは、レストランや料亭での食事を選ぶこともありますが、移動や長時間の外出は白寿を迎える方には負担となることが多いです。

自宅でお祝いをすれば移動の負担はありませんし、疲れたらすぐに横になることもできます。

食事の内容も白寿を迎える方の好みに合わせやすく、小さなお子さんがいる場合でも柔軟な対応が可能ですよね。

また、自宅であれば話が盛り上がっても他のお客様に迷惑になることもないですし、時間を気にする必要もありません。気を遣わずにリラックスしてお祝いができるメリットがあります。

自宅でのお祝いでは食事を用意したり後片付けの手間がありますが、白寿を迎える方の体調を最優先にして行うのがよいでしょう。

まとめ

白寿祝いは99歳で行います。

昔からの風習では数え年の99歳(満年齢は98歳)になりますが、現在の日本は満年齢で年齢を数えるので満年齢の99歳で行う方も増えています。

必ず数え年で行わなくてはいけないという決まりはないので、白寿を迎える方の体調や都合などに合わせて臨機応変に対応するのがよいでしょう。

また、白寿は「はくじゅ」と読みます。

「しろじゅ」と読んでしまいそうになりますが、正しくは「はくじゅ」なのでこの機会にぜひ覚えておくとよいでしょう。

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